2015年5月6日 (水)

今後はブリッジやアッセンブリーに関する加工と言っておきながら、実際にはヘッドに手を付けてる大嘘吐きな私です。

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まずは前の改造時の名残のキルトの突き板をサンディングで除去しました。その後ペグ穴の加工です。

と言うのも、このギターは元々ガラクタレベルのLegendなので、ペグにも本当にお粗末な物が付いていました。なので今回はGOTOHのロトマチックを付ける予定なのですが、ブッシュ径が違うため、一旦8mmパイのペグ穴を埋めてから改めて10mmパイの穴を開けました。どうでもいい事ですが、ガラクタなペグでもヤフオクに出品すると落札されるから不思議です。

そして元のペグのネジ穴を爪楊枝とタイトボンドで埋めてます。最終的には出っ張った部分をカットして、ロトマチック用のネジ穴を開けます。

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さて、ボディの方はネックを取り付けてセンターを出し、ブリッジ位置を決めて固定用のネジ穴を開けました。なるべくガッチリと固定できるように、3.5mmパイのネジに対して3.2mmパイの穴をあけ、しかもネジの先端がシッカリと噛むように、穴の深さもネジに対して2mmほど短くしてみました。おかげでブリッジの仮止めの時には、かなりの力を必要としましたけど。

その後、家に転がってたジャンクなペグを仮装着して、他のギターの弦交換のために外した錆び付いた弦を張ってみて、チューニングやオクターブの確認を行いました。画像からも分かるように、センターはキッチリと合ってますし、もちろんチューニングもオクターブもバッチリです。

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余談ですが、塗装してない状態で、しかも他のギターから外した死んだ弦での生音なので、当然全然まったく当てにならないのですが、乾いた感じで素早い「ペキン!!」とした立ち上がりに「モン!!」とした中域がブラ下がってるような、何とも不思議な音が出ました。

新しい弦を張ったら印象が変わるのでしょうが、どういうPUをマウントしたらいいのか悩むところです。一応はすでに入手してるヴィンテージ系の物があるのですが、中域が出るパワーのある物を載せてみたい気もします。こればっかりは本当に載せてみないとサッパリ分かりませんね。

と言う訳で、次回はPUキャビティのザグりの予定です。たぶん。

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  • 2015年5月9日 (土)

    LST-X

    PUとコントロールのキャビティをザグりました。見て分かる通りにテレキャスターのアッセンブリーを搭載します。

    前々からテレキャスの音は欲しいけど、実はボディの形状が好きじゃないというジレンマがあって、ならば今回あの音を出す最大限の要因たるブリッジプレートを使おうという結論に達したという訳です。

    まぁ、あくまでもテレキャス系の音に近づけられるだろうって予測な話ですけど。

    何が大変だったって、変形5角形のリアPUのザグりです。

    本来このようなザグりは、電動トリマーにダブテールガイドを取り付けてテンプレートを使用した「ならい加工」を行うのですが、私が利用させてもらってるホームセンターの工作室のトリマーにはダブテールガイドが無いので、トリマーの台座を添わせるガイドを作成してザグらなければなりません。ところが台座が正方形なため、直角以外の角度のザグりは単純に行えず、各辺ごとにガイドを付け直して1辺づつザグるという手間がかかるのです。

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    つまり、リアPUの場合は5角形なので5回の手間が、フロントは3回の手間をかけてザグッたという訳で、パッと見は綺麗に見えますが、よく見るとガタガタなのは、そういった理由からです。

    ダボの穴が残ったのは、単純な計算ミスという事で。

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    テレキャスのブリッジプレートで最大の難関作業は、弦の裏通しの穴を6個並べて垂直に開ける事でしょう。

    これにはボール盤を使用しなければ絶対に困難だと思われますが、他にもドリルを垂直に固定するツールなどもありますが、いずれにしろ何らかの道具を使わなければ無理な話で、しかし工作室には奥行の無い小さなボール盤しかないため、そのボール盤でガイドを作って手作業で開けるという苦肉の策で対応しました。

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    理論的には垂直に近い穴が開けられるハズだったのですが、どうしてこうも、特に5弦と6弦がバラバラになってしまったんでしょうかね。1〜4弦はそれなりに綺麗に並んでいたのに。

    前述したように、最初から無理だろうと諦めていた加工なので、まぁこんなもんでしょって具合にショックや落胆は微塵もありませんけどね。どうせボディ裏で普段は見えませんし。

    後で気づいたのですが、コントロールキャビティの深さがPUのそれと同じ15mmと全然足りてなかったので、後日ザグり直します。面倒臭いけど、それが楽しいんです。

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  • 2015年5月16日 (土)

    LST-X

    2mm厚の硬質塩ビ板を使用してピックガードを作りました。

    前回は糸鋸で塩ビ版を切り出してペーパーで整えるという方法で作成したのですが、それだと曲線も直線も綺麗に出すのが結構困難で、しかもヤスリやペーパーで擦ると断面が曇ってしまい、それを落とすための研磨も必要になるので、簡単なように思えて余計に手間がかかります。

    なので今回は正当な方法で作ってみました。つまり、予めガイドを作って電動トリマーで削り出す方法です。いや、これが正当かどうかは知りませんけど。

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    まずは、今回このためだけに入手したフェンダージャパンのテレキャスターと互換のあるピックガードを元にMDFで型を作りました。LST-Xは元がストラトタイプなので、カッタウェイやホーンの形状がテレキャスとは合致しません。なので、その部分は糸鋸でカットして、それ以外はテレキャスのピックガードをガイドにして電動トリマーで整形しました。

    削り出したMDFをペーパーで整えて、それをガイドとしてコロ付きビットを使用して電動トリマーで硬質塩ビ版を削り出します。木材と比べると柔らかいのでサクサク削れますが、同じ場所で長時間ビットを当ててると、摩擦熱で塩ビ版が溶けるので注意が必要です。

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    ちなみに、フロントPUは現物合わせで位置を確認してから開けようと思ったので、この時点ではまだ着手していません。

    その後、ネジ穴を開けて、そのネジ穴に皿切りを施して、一旦は完了です。なお、一応はテレキャスが元なので、周囲にテーパーは付けてません。

    それにしても、自分で言うのもアレですが、前回とは比較にならないくらいに綺麗に作れました。このまま商品として売れるんじゃないかと思えるレベルです。やはりこの作成方法が正当なんだろうなと勝手に納得した私です。

    さっそくボディににもネジ穴を開けて仮止めしてみました。

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    最後の画像はギャグだと思って大笑いしてください。

    右側が6弦ですが、どうしてここまでバラバラになるのか訳が分かりません。3弦と4弦なんかは隣同士で干渉する一歩手前でした。まぁ、弦が固定できれば問題ないんですけどね。どうせ表からは見えないし。って、前回も同じような事を書きましたね。

    コントロールキャビティも20mm超までザグり直したので、後はアウトプットジャックの穴開けとフロントPU関連が済めば塗装に入れます。8月くらいには完成させたいですね。

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  • 2015年5月24日 (日)

    昨日は娘の小学校最後の運動会で1日中炎天下にいたので、顔と腕を思い切り日焼けしてしまい、真っ赤になってヒリヒリしてます。

    LST-X

    今日の作業は失敗の連続でした。

    まずはピックガードのフロントPUの穴を電動トリマーで開けようとして失敗して、ガイドともにガタガタになってしまいました(画像左側)。

    なのでガイドから作り直したのですが、コロ付きビットの作業にも慣れてきたために油断してしまい、ネックポケットの先端の部分で思い切りチップして飛ばしてしまいました(画像右側)。

    LST-X

    本当にダメな時には良くない事が重なるもので、なんとかピックガードは綺麗にできたものの、今度は前のピックガードの位置合わせで開けたボディのネジ穴との位置が合わないという事態に見舞われました。

    実は前回までガイドの固定には薄い両面テープを使用していたのですが、これは強力でズレない事に関しては文句ないのですが、剥がすのが大変で汚くなるという欠点がありました。なので今回からは塩ビ版とガイドに予めネジ穴を開けて、それを利用してネジで固定する方法を採用したのですが、それがズレてしまったという訳です。

    ズレと言っても、ほんの0.5mm程度なのですが、やはりネジが斜めに入るのは気持ちよくありません。なのでズレてしまうネジ穴は一旦塞いで、改めて開け直す事としました。

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    さらに、フロントPUを固定するネジ穴を開けるのに失敗してしまい、これも0.5mmもズレてないのですが、ピックガードのPU穴が本当にシビアに開いているため、そのわずかなズレが致命的となっていしまうのです。こちらも一旦埋めて再度開け直します。

    画像はPUを固定する前の状態なので綺麗に納まっているように見えますが、そもそもフロントPUはボディに直付けなので、ネジ穴の位置を決めるのが非常に難しいんですよね。決して適当に開けた訳じゃないんです。

    まぁ、ド素人が見よう見真似で作業してるんですから、失敗のひとつやふたつはあって当たり前なんですけどね。

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  • 2015年5月30日 (土)

    先週の運動会観覧時の日焼けで腕の皮が剥けてきて汚いです。

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    まずはフロントPUの取り付けです。平日のうちに位置を決めておいたので、その部分にネジ穴を開けて固定しました。

    位置を決める際には、一旦ネックを取り付けてセンターを出したり、フロントPUの下に小さな段ボールを敷いて下駄を履かせてテープで仮止めするなどの工夫を凝らしましたので、その甲斐あって今回はビシッと決まりました。

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    と思ったら、前後に傾いてしまうという体たらく。なんてこったい!! と思ったら、PUのカバーが傾いていたという落ちです。なんだかなぁ。まぁ、フェンダーUSAだから仕方がないですね。それに耳で聞き分けられるほど音に影響は出ないから大丈夫でしょう。

    次にアウトプットジャックの取り付けですが、そのためにはジャックが入るための大きな穴を開けなければなりません。そんな大きなドリルビットは持ってませんし、ホームセンターの工作室にもありません。かと言って、ビットって予想外に高価なので新しく買うつもりもありません。

    そこで、4mmのドリルビットで円状に複数の穴を開け、それを足掛かりにして彫刻刀で掘るという手段で臨みました。

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    現物合わせをしながら掘り進めたため、綺麗な円の穴は開いてません。ぶっちゃけ、ガタガタな周囲でイビツな穴です。が、プレートを取り付けてしまえば分からないので気にしません。どうせ素人の工作ですから。

    その後は塗装に向けて木地を仕上げるためにボディ全体を400番までサンディングしました。

    どういうカラーにするか一応は決めているのですが、まだ迷ってる部分もあるので、来週までの平日のうちにアレコレと思索してみるつもりです。

    ああ、ヘッドの加工を忘れていたので、それもやらなきゃですね。あ、エンドピンも忘れてた。

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  • 2015年6月6日 (土)

    このギターはヘッドには着色しないので、ヘッドの加工は後回しにして、エンドピンの穴を開けてから塗装工程に入ります。

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    と、その前に、実はちょっと実験をしてみました。

    私がギターの塗装をする際に参考とさせて頂いた「tokiwa-kai」さんのサイトで行われている「色付き砥の粉を使った塗装」に前々から凄く興味を持っていたので、今回はボディトップに導管の大きなセン材を使っている事もあって、自分でもやってみようと思った訳です。

    上の画像の左側は黒のステインを混ぜた砥の粉で目止めを行い、右側は白いままの砥の粉で目止めを行った上から、水性ステインのワインレッドを塗った物ですが、明らかに色を付けた砥の粉の方が木目が目立ってます。

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    この結果を受けて色付き砥の粉で目止めをする事に決定し、程よく着色した砥の粉で目止めを行ったのですが、微妙な色合いから泥もしくは灰を塗っているように見えなくもありません。

    半乾きの状態で砥の粉が導管に入り込むように刷り込みながら余分な砥の粉を落とし、その後は400番でサンディングして導管以外の部分に付いた色を落としてから、いよいよ着色です。

    名前とは程遠い明るい朱色のようなワインレッドのステインに黒を調合して、本当の意味での渋い色合いのワインレッド色を作り、水で薄めて4回ほど塗り重ねました。

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    スマホの自動モードで写真を撮影すると、暗い色は明るく補正されてしまうようで、実際には画像よりも暗めな、狙った通りの深い色合いのワインレッドに着色する事ができました。

    が、暗く深い赤であるため、当初の目論見だった、黒で着色した砥の粉による木目が全然目立たなくなってしまいました。これなら明るい赤のまま塗った方が、黒の木目とのコントラストで木目が目立って、なおかつ渋い雰囲気になったかもしれませんね。

    過去の塗装の経験から、もしかしたらプライマーを吹いたら木目が目立つかもしれないという微かな期待がありますが、もしそうなったら棚から牡丹餅的なラッキーって程度に思っておきます。

    まぁ、色としては思い描いた通りなので、これはこれで満足してます。

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  • 2015年6月21日 (日)

    休日出勤で忙しかったり、雨が続いて野外で作業できなかったりと、意思に反して進捗が滞っています。

    LST-X

    これは何をしているのかというと、擬似バインディングのための塗装を行ったところです。

    もちろん本物のバインディングを入れるのが最良なのは言うまでもありませんが、残念ながら私には道具と技術がありません。ならばバインディング部分だけ着色しない、いわゆる「ナチュラル・バインディング」を施そうかと思ったのですが、5月2日に書いたように、トップ板を電動トリマーで整形する際にビットとの摩擦で焦げた部分がどうしても落ちず、それを無塗装で残すのは間違いなく変になるので、ならばバインディング部分を塗装してしまおうという考えに至った訳です。

    2.5mm幅のマスキングテープでホーンやカッタウェイ部分などの曲線部を、ボディ全体は新聞広告を利用してマスキングし、ホワイトに数滴のイエローと1滴のレッドを混ぜてアイボリーの塗料を調合し、それをエアブラシでボディエッジ部に吹き付けました。

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    吹き付け自体は上手くいったのですが、マスキングテープを剥がしたところ、元の赤い塗装が小さく剥がれるという不具合が多数出てしまいました。

    どうやらこれは、砥の粉の上に乗っていた塗料がテープの粘着力で剥がれてしまったと思われます。

    とにかく面倒臭いと思いつつも仕方が無いので、1ヶ所づつ爪楊枝の先端に塗料を付けて着色するという完全手作業で修正しました。画像の右半分が未修整部分で、左半分が修正済みですが、まったく目立たなく修正できたのはラッキーです。

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    連日降り続いた雨が上がって、ようやく顔を見せた太陽の下、着色が完了したボディに木部プライマーを吹き付けました。

    前回に書いた「木目が目立つようになるかもしれない」という淡い期待は完全に打ち砕かれ、しかも白い擬似バインディングが入った事で全体的に明るいイメージになってしまい、当初の狙いだった深く渋いワインレッドから遠くなってしまったのは完全な計算違いでした。まぁ、クリアを吹けば色が濃くなって狙いに近くなるとは思うんですけどね。

    いずれにしても、前に塗装したRLC-70に比べると、ボルトオンってメッチャ簡単でマジ楽だよなーって思います。なぜならもう次はサンディングシーラーですからね。

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  • 2015年7月12日 (日)

    LST-X

    休日出勤で忙しかったり、雨が続いて野外で作業できなかったりと、意思に反して進捗が滞っています。って、前回とまったく同じ出だしですね。

    一番上の画像は、サンディングシーラーを塗布してるところです。どうせ研磨するので、厚く塗れるように薄めずに、刷毛で適当にベタベタと塗っているため、画像からもデコボコ具合がよく分かります。

    実はこの画像は先週の作業時のもので、2回の塗布後に1週間の乾燥期間を設けていたため、本日の更新での掲載となりました。

    確かにサンディングシーラーは速乾性なので、重ね塗りなどは1時間も置けば可能なのですが、やはり鏡面仕上げのためには1週間は放置して十分に乾燥させた方が安心できるためです。

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    今日からサンディングを始めたのですが、相変わらず400番の空研ぎペーパーはすぐに目詰まりしてしまい、かと言って、これ以上の粗い目だと簡単に木地が出てしまうため、こまめに目詰まりを落としたり、ペーパーを何回も交換しながらという面倒臭さに辟易しながらの作業です。

    何を後悔したかって、何も考えずにホーンの返しを付けた事です。ただでさえ強い曲線で狭くてやりづらいカッタウェイ部分なのに、小さな返しが付いただけでサンディング作業の難易度が10倍くらいに跳ね上がった気がします。

    おかげで数か所で木地まで削ってしまい、色が落ちるという失敗をやらかしましたが、狭いと言う事は目立たないという事なので、クリアを吹く前にタッチアップで補修すれば大丈夫でしょう。

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    さらに平面部分でも、相変わらず適当な感覚でのサンディングなので、気が付いたらバインディング部分の塗装を落としてました。また、横着して希釈しないままでの刷毛塗りのために多くの気泡ができてしまい、そこにサンディングで出た粉が入り込んで白い点々となって見えています。

    やはりちゃんと希釈してスプレーガンなどで均一で平面になるようにした方がいいんだろうなとは思いますが、まぁ、そこは素人の工作の域を出ない自由に妥協できる自己満足なレベルと言う事で、こちらもクリア前に修正して目立たないようにしましょう。

    何だかんだでクリアを吹けるのは8月になりそうなので、完成して音を出せるのは9月中旬かもしれません。

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  • 2015年7月20日 (月)

    LST-X

    何とか頑張って、サンディングで落としてしまった木地の色をタッチアップしてクリアを吹くまで漕ぎ着けました。

    どうやら関東地方は梅雨が明けたようで、外はもちろん、部屋の中もエアコンが無いと蒸し風呂状態で大変な事になりますが、実は普段ギターを弾いたり改造したりしている部屋にはエアコンが無いので、大量の汗で全身ビショ濡れになりながらの修正作業でした。

    おかげで(?)意識を集中させる事ができずに、どうせ自己満足だからと妥協しまくりで、塗りムラとかはみ出しとか適当この上ない出来栄えです。

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    しかも写真を撮っていない体たらく。というか、熱中症の一歩手前な状態なので思考力がゼロに近く、写真どころではありませんでした。

    修正が終わったら、さっそくクリアの吹き付けを開始したのですが、殺人的な直射日光を浴びてしまう日向に対して、日蔭は穏やかな風が絶好の塗装日和です。これだけ気温が高いと、アッと言う間に塗料が乾くので、1日のうちに数回吹けるのは効率が良くて助かります。

    で、数時間ごとに今日だけで3回クリアを吹きました。乾燥は相変わらず野外の物置の中に吊るしてるのですが、そこはモロに夏の日差しを浴びてるので、内部の温度は下手すると60度以上になるかもしれません。果たしてそんな高温で大丈夫なのか、逆に少し不安ではありますが。

    いつも思う事ですが、サンディングシーラーを研磨して全体的に白くなって完全な艶消し状態だったギターにクリアを吹きつけると、その瞬間に色が濃くなって艶を得て、妙に色っぽく上品に感じられるようになるのは本当に嬉しい限りで、ここまでの作業の苦労が報われるというものです。

    7月中にクリアを終えれば、8月の下旬まで乾燥させて、上手くいけば8月中に音が出せるかもしれません。私が暑さに負けなければの話ですが。

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