2010年9月30日 (木)

EG1000B

長年、ケーラー(のコピー物)を使ってきたけど、急に音が気に入らなく感じてきた。どうも「ペコペコ」と薄っぺらい音が耳触りに思える。EG1000Bなのだから、もっと太くて「ガツン!!」とくる音が本物じゃなイカ??

もひとつ、これも急に不満に感じたんだけど、ハイポジのサスティン無さ過ぎる。って事で、ストップテールピースに戻すことに決定!!

とは言ったものの、元々付いていたチューン-O-マチックブリッジとストップテールピースは行方不明。多分、結婚する時に実家の部屋を整理した際に「後で必要になったら買えばいいや」って軽い感覚で廃棄した希ガス。ところが、当時のブリッジは今の形状と違ってて、今の物はブリッジ本体が直線でコマがアーチ状に取り付けられてるんだけど、当時の物は本体自体がアーチ状になってる。音には全然関係ないと思うけど、何となくこだわりたくなったんで、ヤフオクで国産オールドギターから外した物を落札してしまった。

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  • 2010年10月2日 (土)

    ヤフオクで落札したブリッジとテールピースが届いた。っが!! げろげろ〜っ!! クロームじゃなイカ!! ヤフオクの写真ではゴールドに見えたから質問もしないで入札しちゃったんだよなぁ。大失敗!!

    気を取り直して、ブリッジとテールピースをセットして弦を張ってみる。と言っても、ブリッジは仮の設置。Kahlerの取り付け時にブリッジのスタッドの部分にKahler本体を受けるエレベーターテーブルのためのアンカーを埋め込んであるため、スタッドはアンカーの穴の中に差し込んであるだけで固定されてない状態というわけ。でも弦のテンションでボディに押さえ付けられて取りあえず固定に近い状態となったんで弾いてみると、

    ギャラ〜〜〜ン

    おお〜!! これだよ、これこれ。アタックが強くなって高音域がクリアになって中低音域も重圧になってサスティンも音量も増して、全体的に輪郭がハッキリして「ガツン!!」とくる鮮明な音になって最高!!って感じ。

    で、アンカーを抜いて穴埋めするのはどうしよう。そもそもハードメイプルってどこで手に入れればいいの??

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  • 2010年10月6日 (水)

    先日、穴埋めするためのハードメイプルを入手する方法が分からなかったため、ネットで調べた近隣のギター工房に問い合わせのメールを送ってみた。すると「そのサイズなら端材を譲ります」と丁寧な返信を頂いたりしたのだが、ダメ元で家具職人の友人に聞いてみたら、ハードメイプルは家具でも多用する材らしく、端材がいっぱい転がってるからタダでくれるとの事。しかもドリルで開けた直径8mmの穴埋めって旨を伝えたら、円柱形に加工してくれるとの事。やったー!! その加工をどうするか困ってたんだよね。

    さて、アンカーを抜かないとだな。いろいろと方法を考案中。やっぱペットボトルのキャップを使うのがいいかなぁ。

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  • 2010年10月22日 (金)

    ようやくアンカーを抜いたよ。使用した道具はペットボトルのキャップと大きめのワッシャーとボルト。仕組み分かるかな。右の写真の下に見えるのが取り外したアンカー。つまりボディ上でこの状態にセットしてボルトを締めてやればアンカーが上に抜けるってわけさ。

    ANCHOR

    で、アンカーを埋め込んでた分、穴が大きくなってたんで、改めて8mmのドリルで穴を整形しました。

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  • 2010年10月27日 (水)

    10月6日に書いた家具職人の友人がハードメイプルで穴埋め材を作ってくれた。嬉しい(^_^)v 端材だから代金はいらないって言われたんだけど、加工の手間がかかってるから、無理やり¥500を押し付けてきたよ(笑)

    1978年頃の古い国産のパーツを手に入れるため、ヤフオクで狙いを付けてる最中。

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  • 2010年11月1日 (月)

    TITEBOND

    結局、週末はタイトボンドを買っただけで終わってしまった。だって台風来てたし。ってのは言い訳だけど(笑)

    ちょっとうんちく。

    ギターの接着剤にはアメリカのフランクリン社のタイトボンドが定番。国産の木工用ボンドとかは、普通の工作には十分なんだけど、乾いた後に結構弾力があって、振動を命とする楽器では振動が吸収されてしまうので向かないんだね。タイトボンドは乾いた後はカチカチに固まるので、振動をちゃんと伝えてくれるんだな。ちなみに、ビンテージと言われてる時代のギターの接着剤には「にかわ」が使用されてたんだね。これが最強最良なんだけど、常温では固形化しちゃうから、ずっと湯煎してないとならないし、使用する場所によって使用量が変わるなどの職人技が必要なため、今はほとんど使用されなくなっちゃたんだよ。今でも一部の職人はこだわって使ってるみたいだけどね。

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  • 2010年11月3日 (水)

    友人が作ってくれたハードメイプルの穴埋め材を約30mmにカットして、裁断面をサンドペーパーで整えた段階で長さが約28mmとなったので、ギターのボディに約27mmの穴をザグリ直した。知ってる人なら、ここで「ん??」となるのだが、実はちょっと独自の工夫というか細工を施してみたんだ。レスポールタイプのトップ材であるハードメイプルの厚みはボディ中心部で15mmなので、上記の27mmはバックのマホガニー部分まで到達する。つまり、ブリッジのスタッドを受ける堅いハードメイプルが深部まで埋め込まれる事によって、更なるサスティンを期待したんだな。昔のギターにあったサスティンブロックの効果を狙ったって感じ。もちろん音は以前よりアタックの強くなった固めの方向に行くと思うけど、俺はそっちの方が好きなんで一石二鳥というわけだ。なーんて、結果はきっと単なるプラシーボ効果で終わりそうな希ガス(笑)

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  • 2010年11月10日 (水)

    10月27日に書いたヤフオクで狙ってた商品、実は落札してました。で、今日無事に商品が届きました。詳細はEG800PRのページで。

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  • 2010年11月12日 (金)

    明日、EG1000BのKahlerのザグリを直してもらうために工房に預けるんで、今度はEG1000Bのパーツ外し。ボリュームとトーンのポッドの6角ナットはサイズが11なんだけど、そこだけレンチセットに入ってないってどういう事よ?? 昔はマウンテンリングって言ってたエスカッションは樹脂だから経年でヒビだらけ。っていうか、細いフロントの方は割れてるし。なので裏から木工用ボンドを塗って補強してみたけど、どうかなぁ?? 買ってきたやつは何かちょっと色というか光沢が違うんで使いたくないんだよな。

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  • 2010年11月13日 (土)

    で、EG1000BをギタークラフトK-magicさんに預けました。素人(俺)がノミと金槌で工作した汚いザグリ穴を綺麗にしてもらいます。ザグリ穴を埋めるのは自分でやる予定。またハードメイプル材を入手しないと。

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  • 2010年11月20日 (土)

    EG1000B

    ギタークラフトK-magicさんから作業終了のメールが届いたので引き取りに行ってきたんだけど、やっぱプロだよね。当然っちゃあ当然だけど、すっげー綺麗に仕上がってる。

    しかも俺のずぅずぅしいお願いをすんなり聞いてくれて、加工してくれた部分の穴埋めのためのハードメイプルの端材を無料でくれる親切さがダブルで嬉しい。写真のカッターナイフは大きさ比較のため。

    MAPLE

    さて、穴埋めを先にやるか、ブリッジスタッドを埋め込んで弦を張って弾くか、どっちを先にやろうかな。効率的には穴埋めを先にやった方がいいんだけど、やっぱ音を出したいから弾く方になっちゃう希ガス。

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  • 2010年11月30日 (火)

    ANAUME

    毎日ちまちまと作ってきた穴埋めブロックがようやく完成したよ。何が大変かって、カットした部分の平面を出す作業だったね。素人が道具も無くペーパーで地道に磨いては、どうやってもきっちりした平面にならなくて微妙に凸な形になっちゃう。で、友達の家具職人(10月6日の人とは別人)にコツを聞いてみたんだけど、プロは道具を使っちゃうから、手作業のコツは分かんないんだって。残念。

    EG1000B

    結局いろいろ考えて、両脇から金属製のステーで挟み込んで、それを基準に当てブロックに巻いたペーパーで丹念に削って、限りなく平面に近づける方法でやってみた。ま、これ以上は仕方が無いってくらいまでの精度にはなったかな。ってか、そこで妥協。

    早速タイトボンドで接着したのだが、やはり素人だから若干の隙間ができてしまってるのは仕方が無い。ま、1mm以下だから誤差として、あとはパテで埋めて成型しましょう。で、問題なのは、飛び出してる5mm程度の部分をどうやって削るかだな。

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  • 2010年12月6日 (月)

    ANAUME

    穴埋めしたブロックをボディトップの表面と合わせるために削り込み。当初は金属製のやすりでやろうかと思って実家から借りてきたんだけど、これが思いの外まったく削れなくて、仕方が無いので80番のペーパーで地道に削る事に。

    何が大変かって前回にも同じ事を書いてるけど、すべてが手作業ってところだよな。いろんな機械があれば作業時間も労力も段違いに少なくなるんだろうけど、所詮は素人だから仕方が無いんだよね。例えば、ホームセンターでは工具の有料貸し出しを行ってるとこもあるけど、使った経験が無い物を突然使って上手くできるとは思えないし。

    ANAUME

    で、どうにかこうにかボディトップとツライチに。マスキングテープを貼ってボディを保護していたんだけど、最終的にはボディトップだけ塗装し直そうと思ってるんで、開き直って傷だらけにしちゃった。でも、トップの曲線と一体化してていい感じだぜ。

    今回は実験したい事があって、削った時に出たくず粉を集めておいた。何のためかっていうと、ネジ穴や隙間を埋めるのに、タイトボンドにくず粉を混ぜて使ってみたらどうだろうって思ったんだよね。小さな隙間ならタイトボンドだけでも大丈夫だと思うけど、メイプル材が混ざってた方が気持ち的に納得できるって感じで。いやホント気分の問題なんだけどね。

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  • 2010年12月7日 (火)

    ANAUME

    ブリッジを取り付けて取りあえず弦を張ってみた。アッセンブリーを取り付けてないのは、もし万が一、仮にも何かの不具合があって作業をやり直さなければならなくなった時に、また外すのが面倒というか二度手間だからという保険のようなもののため。

    CENTER

    最大級に神経を使ったのは、正確なチューニングのためのスケール(縦位置)と、演奏に支障が生じないためのセンター合わせ(横位置)で、同年代の同一メーカーの同モデルであるEG800PRから何回も慎重に計測して位置を決めた。のだがしかし、やはり素人作業。微妙にセンターが1弦側に寄ってしまってるじゃあ〜りませんか(>_<) 具体的には0.5mmとかホント微妙なくらい。で、演奏してみたが、ごくたまに1弦がフレット落ちしない事もないかなぁって程度なので、まぁ大きな問題じゃないから良かったって感じかなぁ。←ぶっちゃけ、いまいち気に入ってないし、またやり直す事もできるんだけど、0.5mmとかって素人には誤差の範囲だから、またズレる可能性もあるんだよね。ちなみにチューニングはバッチリだったぜ!!

    まだ生音しか聴けてないけど、やっぱり普通のレスポールタイプの音はいいなぁ(笑)

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  • 2010年12月8日 (水)

    ピックアップを取り付けたんだけど、なぜフロントが付いてないかって言うと、先にリアを取り付けちゃったんで、フロントのケーブルを通せなくなっちゃったからさ(笑) 取りあえずアンプから音が出せれば、こまけぇこたぁいいんだよ!! どうせそのうちトップの塗装で外すんだし。

    ANAUME

    で、やっぱレスポールタイプの音はいいね!! 腰が入った太くて力強く倍音の多い音は感動でもあるよ。もちろん死んでたハイポジでのサスティンも復活だし、今になって思えば、パチもんKahlerの音で何も感じなかった自分が不思議でならないよ。センターズレも1弦で激しくビブラートかけても大丈夫だし、しばらくはこのまま弾く事に決定。

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  • 2010年12月23日 (木)

    HUMBACKERS

    折角だから、EG800PRに載ってたSH-5をEG1000Bに取り付けて音を楽しもうと思って、通電テストのつもりで手持ちのハムバッカー全部をアンプに直結して音出し確認したんだけど、SH-5だけ出力レベルが極端に小さい。ってか、ほとんど音が出てないだろってレベル。おいおい勘弁してくれよ。EG800PRのヤフオクの商品紹介では「音出し確認済み」って書いてあったぞ。まさかリアは出ないけどフロントは出たから「音出しおk」って訳じゃないだろうな。それって立派な詐欺だろ。こんちくしょー!!

    と、今さら嘆いても仕方が無いので、取りあえずウチにはテスターが無いから詳しい調査ができないんで、今度何か方法を考えてみよう。

    ちなみに、EG800PRを買ったオクショップは取引終了から1ヶ月以上経っても全然評価してくれなかったんで、今回の事も含めて「非常に良い」→「非常に悪い」に評価を変更しちゃった。

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