2011年10月4日 (火)

OS-55DT

またヤフオクで買っちゃいました。Anboy OS-55DT です。この美しい姿に完全に一目惚れしてしまい、かなり無茶をした入札で、送料込みで¥23,710で落札しました。定価が¥55,000なので割高な買い物ですね。やっちゃった(>_<)って感じです。Anboyは1995年辺りに立ち上がったブランドで、製造はフジゲンだから安いけど大丈夫だろう的な心理も働いての落札です。スペックは、フィギュアド・メイプルトップ、アルダーバック、メイプルネック、ローズ指板、オリジナルPU、1V1T、5ポジションSW、レギュラースケールといった感じですが、ローズ指板なのにスカンクストライプがあります。

中古なので多少の傷や打痕は仕方が無いのですが、ボディトップのピックガードの上辺りに2cm程の塗装の割れがあったのはショックでした。フィギュアド・メイプルの模様で目立たないのは幸いですが。

OS-55DT

肝心の音なのですが、出品者が新品の弦を張ってくれたとの事なので、そのままチューニングをして弾いてみましたが、1弦のビブラートやチョーキングで高音側のフレットに触れてビビって音が詰まってしまいます。弦高が低い訳じゃないし、ネックもほぼ真っ直ぐだし、フレットは減ってないし凸凹にもなってないので原因が分からず、取りあえずロッドを緩めて順反りにしてみたり、サドルの高さを上げてみたりしたのですが、チョーキングがちゃんと鳴るようにするには、ちゃんと弾けないくらいの弦高になってしまいます。頭を抱えて悩みながら良く見ると、ほぼ全部のフレットのセンター部分、つまり3弦4弦の辺りが微妙に浮いているのに気付きました。カッターナイフの刃がフレットと指板の間に入ってしまいます。これを打ち込んで直ればいいのですが。

肝心の音なのですが、アンプに繋いでみると辛抱できないくらいにひどいノイズで、とてもじゃないけどPU単体では聞けない状態です。もちろんセンターPUは逆磁相逆巻きなのでハーフトーンでは大丈夫ですが。これはもしかしてキャビティ内のシールド処理がちゃんとされていないのかもしれません。フレットの打ち込みもあるので、後日バラして確認してみます。

肝心の音なのですが(3回目)、当たり前ですがシングルコイルの音です。スカーンと気持ちよく抜ける音ではなく、ゴリゴリした図太い感じでしょうか。枯れた感もあるので、歪ませれば渋いロックやブルースに合いそうな音です。で、さすがなのはクリーンですね。フロントでリードを弾く時の音は気持ちいいフュージョン系で、自分が上手くなったと勘違いしてしまいそうです。ただ、気に入った音かどうかと問われたら、ちょっといまいちかもって思います。元々ストラト系のギターにはあまり興味が無かったために知識も音の聞き分けも乏しいのですが、もう少し軽めの方が好みな気がします。

何れにせよ、ストラト系はこの1本でいいかもって感じです。そのためにもチョーキングでちゃんと音が鳴るようにしなければ。

  • ページトップへ
  • 2011年10月6日 (木)

    OS-55DT

    案の定、OS-55DTのトップのフィギュア模様は印刷シールで、キャビティは弁当箱でシールド処理は全然してありませんでした。元が安価なので仕方がありませんが、じゃあボディはアルダー3P単板って事でいいのかなぁ。PUも安物によくある底に磁石を貼り付けたやつだし。で、キャビティ内をアルミテープで全体を覆うようにシールド処理をしました。曲線のザグリは上手く貼れないので、かなり適当になってますが、普段は見えない部分なので電通さえしてれば気にしません。

    OS-55DT

    さらに浮いているフレットの打ち込みもしました。初めてなので力加減が分からず、最初は軽くコンコンと叩いてみましたが、見た目まったく変化せず、案外強く叩かないと入らない事が分かりました。

    で、弦を張ってロッドやサドルの高さなどの調整を行って弾いてみましたが、ノイズはあまり変わらずジーとうるさいままです。やはりPU自体にシールドしないとダメなのかな?? で、ビビりは改善されたポジションもありますが、全然ダメダメなところもあります。これはフレットの擦り合わせをやらないと直らないのかもしれません。ちょっと度胸がいるけど挑戦してみるかなぁ。

  • ページトップへ
  • 2011年10月9日 (日)

    OS-55DT

    フレットの擦り合わせに挑戦しました。が、さすがに全体を擦るのは道具も度胸も無いので、まずは弦を張った状態でネックをストレートに調整し、全部のポジションで普通の音出しとチョーキング時の音をチェックし、ダメな部分のみをサンドペーパーで削る方法を取りました。

    やってみて分かったのですが、ダメな部分を削って不具合が解消されると、今度はその上のポジションがダメになるという連鎖が発生してしまい、結局は全体的に擦り合わせなければならない羽目になりました。と言ってもハイポジションの方だけですが。

    しかし、フレットを削っては弦をチューニングして状態を確認し、不具合部分があったら弦を緩めて再度フレットを削るという作業の繰り返しは、思ったよりも根気が必要です。また、削り過ぎてはいけないという緊張感も同時に必要なので、精神的にも非常に疲れます。

    本当は細いフレットに合わせて山の形に整えた方が音的にもいいのでしょうが、細いヤスリが無いのと根性が尽きたため、取りあえず普通に弾ける状態で作業を終えました。

  • ページトップへ
  • 2011年10月16日 (日)

    OS-55DT

    最近はずっとコレを弾いてます。

    ってか、改めてシングルコイルって難しいって思ってます。とにかく微妙なニュアンスがストレートに出ちゃうので、今までハムバッカーでのラフな弾き方に馴れてしまってる私は、神経をすり減らしながら弾く事を強いられてます。もちろんネックの太さによる弦間の違いやスケールによるフレット間の違いに苦労したり、右手のポジションを試行錯誤したり、ボリュームを動かさない弾き方を考えたりなど、音のニュアンスだけではないのですが、まぁ、それはそれで楽しい時間です。

    これの後でハムバッカーというか、レスポールタイプを弾くと、本当に楽で気が抜けます。

  • ページトップへ
  • 2011年11月5日 (土)

    OS-55DT

    う〜む、どうしてこうなったんだろう。

    この価格じゃ絶対に落とせないだろうって思って遊びで入札したら、誰も競り合ってこなくて、気が付いたら不本意ながら落札せざるを得ない事になってしまいました。やっちゃったって感じです。

    ひとつだけ言い訳をさせてもらえるなら、入手時から書いていて、10月9日に素人作業で試行錯誤しながらのフレット磨り合わせを行ったネックが、取りあえず音は出るものの、どうしても気に入らず、なのであわよくばネックだけスワップできるかもしれないという淡い期待があっての入札だったのです。

    だがしかし、今回のこのギターのネックはスカンクストライプに微妙な浮きがありました。演奏できなくはないのですが、もっともデリケートとも言える部分の段差は、たとえ極微だったとしても非常に気になります。フレットは正常だったので物凄く迷ったのですが、結局は交換しませんでした。

    右が以前から持ってる方で、左が今回入手した方です。ちなみに送料込みで¥18,400なので、相変わらず下手くそな買い物です。同じモデルなのに若干色合いが違うのが面白いですが、そもそも印刷なので最初は同じ色で、製造後の管理の違いによる経年変化と思われます。

    同じギターは2本もいらないので、赤字覚悟で出品します。はぁ、勿体無いなぁ。

  • ページトップへ
  • 2011年12月16日 (金)

    OS-55DT

    10月6日にキャビティ内にバッチリとシールドを施したのですが、元々がハムバッカー大好きな自分なので、どうしてもシングルの大きなノイズに耐えられないため、PUそのものにもシールドしてみました。

    シールドはノイズを低減させる半面、面積が大きくなるとコンデンサーを形成してしまい、結果として高域が出なくなるという欠点がありますが、そんな事を言ってられないレベルのノイズなので、やり過ぎだという声を聞かない振りしての作業です。

    で、肝心の効果ですが、まぁ、なんだ、その、無いよりかはいいかもってレベルです。

    結局はノイズが出ない方を向いて弾いてます。わはは(笑)

  • ページトップへ
  • 2011年12月18日 (日)

    HISTORY

    今回は試しに島村楽器オリジナルブランドの弦を張ってみました。単純に安かったから試しに買ってみたってだけなんですが。

    これ、まったく期待していなかったのですが、予想に反して案外いいです。音は高域がチャラチャラしてて私の好みですし、感触もテンションも悪くないというよりも、全然いいじゃんって感じです。

    数十年に渡ってアーニーボールを愛用してきたのですが、やはり錆びやすい欠点が如何ともしがたい部分でした。しかしこのHISTORY弦は数日を経ても錆びはほとんど出ず、もちろん音の劣化はそれなりですが、交換してから1週間後の弾きやすさを比較するとアーニーよりも断然いいので、今後はこれを使うようになるかもしれません。

    どうにも評判があまり良くない島村楽器ですが、たまにはいい事するじゃんって思いました。

  • ページトップへ