2007年1月14日 (日)

LST-X 気軽に弾けて乱暴に扱っても気にならない安物ギターが欲しくなって、どうせならシングルコイルの音が欲しいと思って、ヤフオクにてストラトモデルを探してみた。でも一応はこだわりがあって、クラプトンよりもジェフ・ベックが好きな俺だったら、間違いなく枯れた音の出るアルダーボディだろっていうことで LEGEND LST-Xに決定。色はサンバースト系が良かったんだけど、まぁ黒でもいいでしょって感じで、¥4,100で落札。

どうせ安物だろって見下してたんだけど、弾いてみてビックリ!! 当たり前だけど、ちゃんとシングルの音が鳴るではないかい!! 今までほとんどハムしか弾いたこと無かったから、ちょっと感動すらしたよ。ちゃんとセンターPUはリバースになっててハーフトーンではノイズが綺麗に消えるし。ってか、やっぱセンターPUは弾くのに邪魔なんだけど。っていうんで、リッチーのようにセンターPUはピックガードと同じ高さまでダウン。

いろいろ調節も兼ねて一回バラしてみたんだけど、ネックポケットには削りカスがいっぱいで、それを取り除いたらネックの仕込角がネガティブになっちゃった。あの削りカスはシムの代わりだったんかい!! で、ネックポケットをサンドペーパーで削って仕込角を調整しました。さらに、弦を張る前は真っ直ぐだったネックが、弦を張ったら思いっ切り順反りになってしまった。なんじゃこりゃ?? ってんでロッドを確認すると、ゆるゆるじゃん、これ。まったく締まってない状態だったんだね。で、そこを調節しました。当然ブリッジ側での弦高も調整して、ようやくまともに弾ける状態になりました。ちなみにアームはほとんど使わないので、スプリングは2本だけど一番引っ張った状態でボディにべた付けです。

LST-X

う〜ん、安くてそれなりの音が出るのはいいけど、素人が手にしたら弾きづらくて調整もできないからダメだなぁ。あと、ボディのザグリが弁当箱なのは仕方が無いよな。

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  • 2010年11月25日 (木)

    塗装剥がし開始。80番のペーパーでガシガシと。安物だから分厚いポリ塗装だと思って覚悟してたんだけど、初めての経験だから塗装が厚いのか薄いのか分かんない。でも想像していたよりは楽に色が剥げてサンディングシーラーの部分が露出した。で、これも安物の潰し塗装だから絶対に合わせボディだろうと予測してたんだけど、現状から判断すると、どうやら単板っぽい。前にネックポケットを削った時に合板じゃないのは確認してたはずなんで、もしかしたら本当に綺麗な単板かもしれないな。そしたらシースルー塗装に決まりだね。ちょっと楽しみ。

    LST-X

    ってか、シンクロのブロックがメッチャ薄いんだけど、ボディはそこそこでパーツでコストダウンですか??

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  • 2010年11月27日 (土)

    一昨日、もしかしたら綺麗な単板かもしれないって書いたばっかなんだけど、思いっ切り裏切られました。エルボーコンター部分の塗装を剥いでみたら木材の色が全然違ってた。ガ〜ン!! この目で見ても信じられなくて、バックのコンターも剥いでみると、やはり変な色の材が見えました。ってか、これ何の材?? っつーかさ、一応はカタログに「アルダーボディ」を謳ってるはずなんだけどさ、これって一体何の木ですか?? これまさに「この木なんの木気になる木〜♪」だよ。ま、結局は安物に期待するなって教訓って事で。

    LST-X

    本来ならば弦とかネックは外して作業するんだけど、このギターをバラしちゃうと弾ける状態のがなくなっちゃうんで、弦を貼ったまま無理やり作業してるってわけ。で、この状態で弾くと、ザグリが弁当箱だから生音が響いて大きいんだけど、これにピックガードで蓋をした状態でもソリッドって言えるのかな。

    でもまだシースルー塗装を目論んでる俺。もう開き直った感じ?? どうせ実験機だし。

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  • 2010年11月30日 (火)

    HEAD

    もちろんヘッドの形状も変えちゃいます。って言っても、元の形から成型するには限度があるし、新たに材を貼ってまで変えようとは思わないから無難な形となる模様。

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  • 2010年12月2日 (木)

    ボディの中身の材が違う件について、LEGENDを取り扱ってる荒井貿易株式会社に問い合わせてみたところ、以下のような返信が来ました。

    製造部署に確認いたしましたが、アルダーだということでした。
    ただ、時期により製作工場が違うなど様々な変遷が有りますので、
    ご購入された物がどうであったか明確に回答が出来ません。
    (塗りつぶしのカラーでわざわざ突き板を貼ってるというのも不思議です。)

    ふ〜ん、って感じ。そう言われたら信じるしかないよね。これ以上突っ込んでも無駄だし。って事で、やっぱアルダーボディだったって事で決定。

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  • 2010年12月12日 (日)

    取りあえずここまで塗装剥がし。曲線の内側は手頃な円柱形の物が見当たらずに中断状態。ザグリの中は現状維持かなぁ。サンディングシーラーって簡単に削れるけど、地肌を露出させるまで削るのって想像以上に大変かも。

    LST-X

    写真からは分かりづらいかもしれないけど、やっぱりトップとバックのみ1Pの綺麗な突き板を貼ってあって、内部の材は3Pくらいで色が異なってるんだよね。これをシースルーで誤魔化すには周囲が濃くなるバーストがいいんだけど、エアブラシとか持ってないからなぁ。

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  • 2010年12月18日 (土)

    すべての塗装を剥ぎ終えて、次いでサンディングシーラーを落とすために150番のペーパーで磨いてるんだけど、ぶっちゃけ、どこまでやっていいのか分からないんだけど。サンディングシーラーは柔らかくて削りやすくて白い粉が出るって知識だけだと、その条件すべてが白木のアルダーと区別が全然つかないんだよね。で、調子に乗ってやってたら、写真では分かりづらいけど、トップの突板は透けてきちゃうし、正体不明の赤い材の一部が白くなってきたし。もしかして正体不明の材は木地に着色してるの?? う〜ん、分からない。

    LST-X

    こいつは練習用だから多少は形が変わっても問題ないんで、もう少し150番で削ってみるつもり。

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  • 2010年12月30日 (金)

    取りあえずボディとヘッドの研磨は終了。ザグリ内部は見えなくなるから無視。80番→150番→240番→400番って感じで仕上げたんだけど、ぶっちゃけ素人だから、これでいいかどうか分かってないんだよね。塗装を剥がす工程で学んだ事は、塗装やサンディングシーラーを削ってる時は臭い匂いがするって事。木地になると匂いが無くなるから目安になるかなって思った。けど、多分こいつはポリウレタンなので、ラッカーの場合は分かんないけどね。

    LST-X

    こいつがメーカーの言うように本当にアルダーボディだったら、との粉による目止めは必要ないんだけど、どう見ても導管が太いんだよね。なので次の工程は、との粉での目止めをする予定。

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  • 2011年1月22日 (土)

    ってなわけで、との粉の処理の後で塗装開始。との粉は写真撮るの忘れちゃった。

    LST-X

    今回は木目を出すために木地に着色する方法でやってみる事にしたんで、ワシンの水生ポアーステインを使用してみた。どういう色にするかは最後まで迷ったんだけど、自分でやるなら市販されていないカラーがいいなぁって事で、取りあえず「ワインレッド」って色から。ってか、俺が思ってるワインレッドと全然違うんだけど。しかも薄めて塗ってもムラだらけだし、どうやらサンディングシーラーが残っている個所があったようで、そこは全然色が乗らないしで困ったもんだ。

    仕方が無いから、色が乗らなかった部分は改めてペーパーからやり直すかなぁ。あー面倒くさい。まぁ、それが楽しいんだけどね。

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  • 2011年1月29日 (土)

    作業が休日だけになってるのは、塗装とか研磨は家の中で行う訳にはいかず、でも平日に仕事を終えて帰宅後の夜の野外は寒くて耐えられない軟弱者なため。

    LST-X

    改めてサンディング。前回で色が乗らなかった個所を重点的に、後の塗装時の塗りムラを避けるためにトップとバックを全面に渡ってペーパー掛けした後でとの粉処理。との粉はセンターにサンドウィッチされた謎の木材が露出してるコンターなどの部分を中心に塗布してます。

    色も塗り直しになるから、ちょっと色を変えちゃおうかって思案も多少は無きにしも非ず。

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  • 2011年2月5日 (土)

    はい、こうなりました。

    LST-X

    水性ステインのワインレッドを塗った上からマホガニーブラウンで重ね塗りです。結局エアブラシは入手してないので、刷毛によるフリーハンドのぼかしです。なので当然、画像では分かりにくいですが、めっちゃムラムラです。ムッシュムラムラではありません。

    この後どうするか思案中。このままウッドシーラーに入って仕上げにいくか、さらに周囲だけ濃い色を塗るか。

    下は試しにアッセンブリーとネックを置いてみた画像。なかなかいいかもね。

    もちろんこんな普通なギターにするつもりはないんだけど。

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  • 2011年2月20日 (日)

    結局は周囲に濃い色(水性ステインのチェスナット)を塗りました。相変わらずの刷毛塗りなので、ぼかしがムラだらけなのは開き直るしかないんですね。でも以前までのカラーよりも全体的に引き締まった感じがして、そこそこ満足しています。

    LST-X

    いよいよ次回は目止めのプライマーですが、その前にキャビティ部分にマスキングしなきゃだね。このギターで初めてのスプレーなので、ちょっと緊張、ちょっと楽しみって感じです。

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  • 2011年2月22日 (火)

    以前から考えていた名前というかロゴというかを、マスキングで作って水性ステインのチェスナットで木地に直接ペイントしたんだけど、ヘッドをカットしてスマートにしちゃったのでレイアウトに困りました。

    LST-X

    元々こういう細かい作業は好きだし得意なんだけど、何が悲しいって、初期の老眼で細かい部分のピントか合わなくなってきた事だよなぁ。仕方が無いんだけどね。

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  • 2011年3月6日 (日)

    木部プライマーを吹きました。スプレーによる塗装は馴れないと大変な事になるのは以前経験してるので、とにかく落ち着いて慌てないように意識してみたのですが、一部分で吹き過ぎて泡立ってしまいました。まぁ、小さくて目立たないので気にしませんが。若干、色が湿ったように濃くなった感じですが、サンディングシーラーを塗ったらさらに濃くなると思われます。

    LST-X

    素人の吹き付け塗装で最も困るのが、塗装場所が無い事ですね。当然ですが、塗装ブースなどあるはずがなく、なので野外で行うと風によって塗料が真っ直ぐ飛ばなかったり、ゴミが飛んできて付着したり、吊るす場所が無かったりと、困難だらけです。

    ある程度乾燥した後で部屋に吊ってたら、奥さんから「臭いんだけど」とクレームが入りました。そりゃそうだよね、シンナーなんだから。

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  • 2011年3月14日 (月)

    地震の影響で電車が運休してて出勤できないため自宅でギターをいじってました。

    サンディングシーラーを塗りました。相変わらず加減が分からないので刷毛でベタベタと塗ったので、写真では分かりませんが、思いのほか垂れてます。どうせ削るんだからと思ったら塗り方も超適当でいい加減です。ってか、先週のプライマーよりも物凄くシンナー臭いです。塗り終わった後も服や身体にシンナーの匂いが付いているような感じで鼻の奥にイヤ〜な感覚が残ってました。

    LST-X

    臭いので野外の物置に1週間ほど吊るして放置します。何度も繰り返してる余震で落ちたりしませんように。先週の写真と変化が無いように見えるな。

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  • 2011年3月23日 (水)

    やっちゃった・・・。

    LST-X

    平面を出そうとサンディングシーラーを400番で研磨したんだけど、結構なかなか真っ平らにならないから、ちょっと頑張って研いたら・・・色が落ちちゃった。ここだけ目立たないように直すのは不可能だよな。なんたって塗る時にステインを適当に薄めて、しかも違う色を適当に重ね塗りしたから、同じ色を再現する事は絶対に無理だと思うし。

    また最初からやり直しかぁ。2ヶ月前に逆戻りって事は、一体いつになったらこのギターは完成するんだろう??

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  • 2011年3月27日 (日)

    またこの姿に逆戻りです。12月18日1月29日に引き続いて3度目です。何回も何回もペーパーで削ってるから、微妙だけど徐々に小さくなってんだよな。もうなんか、塗装しなくていいから、このまま組み立てて弾きたい気持ちになっちゃうよ。ってか、こいつを塗装する目的は練習だから、ここで止めちゃったら最終的に目指してるEG1000Bのトップの塗装が上手く出来なくなるからダメなんだけどね。

    LST-X

    実は秘密兵器をヤフオクで落札しようと思ってるんだけど、小遣いが微妙なのと、奥さんへの言い訳をどうするか思案中。

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