2016年4月23日 (土)

サンディングシーラーが乾燥したので研磨作業に入りました。
ぶっちゃけ、まだ微妙にサンディングシラーが臭うので完全な乾燥とは言えないのですが、すでにカチカチに硬くなってるので十分にサンディングできます。
相変わらず400番の空研ぎペーパーを研磨用のスポンジに巻いて作業してますが、相変わらず空研ぎでもすぐに目詰まりしてしまうので、なかなか作業が捗りません。
どうせ1日で終わる作業ではないので、焦らずに気持ちに余裕を持って、換言すれば、いい加減で適当な気持ちで気楽に作業してました。
そういう能天気な気分での作業だったので、今日1日(と言っても3時間程度)の作業でキッチリと完璧にサンディングできたのはヘッド部分だけです。

ネックは完全に未着手で、ボディのトップとバックは8割程度の研磨なので多くの凸凹が残ったままです。
さらには厚塗りしたサンディングシーラーの表面しか削っていないので、まだ数多くの気泡が残ったままです。
これを直すには細い筆で気泡の上からサンディングシーラーをちょんちょんと塗ってやればいいのですが、できるだけ薄塗りで仕上げたいので、なるべく研磨で気泡を消す方向で進めようと思います。
どうでもいい事ですが、サンディングシーラーに関してはリフィニッシュしたギター全部で同じ事ばっかり書いている気がするので、今後は何か特別な事が無い限り割愛してもいいような気がします。
2016年5月5日 (木)
ゴールデンウイークで休みが大量にあったとしても、子供たちが大きくなると部活とか友達と遊びに行くとかで、家族そろって出かける機会がめっきりと減ります。なので私は相変わらずギターをいじってます。
とは言っても、塗装は乾燥に時間がかかるので、工程としては全然進んでいません。

4月の終わりにネックの先端からボディエンドに至るまで全体をサンディングしたのですが、やはり気泡の極微な穴は消えません。なのでサンディングシーラーを細い筆でタッチアップ(?)しておきました。
数日間の乾燥後に再度サンディングして平面を出し、目視の上では気泡も無くなったようなので、続けて捨て吹きを行いました。
ミラージュの捨て吹きに使ったアイボリーが残っていたので、それを使ったのですが、実は今まで捨て吹きの目的というか意味というか、方法も含めて大きな勘違いをしていました。

ひとつは塗装面に残っている油脂などを発見するためで、これは私も知っていたのですが、その方法は私がやっているようにシッカリと着色するのではなく、霧状になった塗料が塗装面に付いた瞬間に乾燥する程度に薄く塗布できるよう、通常よりも少し遠い位置から吹くのが正解のようです。
もうひとつは、先に塗った塗料(サンディングシーラーやプライマーなども含むと思われる)を溶解させてしまわないように、前記した方法で吹いて表面を保護する目的があるようです。
私は下塗りと勘違いして、木目などを完全にマスクして透けないようにするのが目的のひとつだと思っていましたが、大間違いだったようです。わはは。
で、目的を勘違いしていたとはいえ、今回の捨て吹きではサンディングシーラーの研磨の不具合を2つ発見する事ができたので、決して無意味ではなかった事が証明されました。
ひとつは割れているような溝を、もうひとつは気泡がたくさん残っていたのを発見できた事です。画像では比較対象がないので大きさが分からないと思いますが、溝は長さ約2cmで、気泡は直径0.1〜0.2mmくらいでしょうか。

割れているような溝ができた原因ですが、仮に元々そのような溝があったとしても、砥の粉やサンディングシーラーで埋めているはずなので、なぜそれが残っていたのかは謎です。サンディングシーラーを研磨した時点で気付かなかったのは、マホガニーっぽい突板の木目と同化していたからでしょう。
極微な気泡はサンディングシーラーのタッチアップで修正したはずなのですが、歪みの無い綺麗な平面を出すためにサンディングを重ねたので、それまで表面に出ていなかった気泡が現れたのかもしれません。
また修正をしなければならないので乾燥に時間を取られて進捗が滞りますが、こればっかりは仕方がありませんね。
2016年5月15日 (日)

サンディングシーラーの極微な気泡を修正する際に、目視で簡単に修正個所が分かるようにするため、サンディングシーラーに少しだけ黒の塗料を混ぜてタッチアップしてみたのですが、気泡のあまりの多さに自分でも驚いた私です。
斑点模様がちょっと気持ち悪いですけど、これで研磨する時に見落とす事はないと思うし、どうせ削って上から塗ってしまうので、我ながらいいアイディアだと自画自賛です。
ちなみに、この作業は5月8日(日)に行い、その後1週間乾燥させてから研磨作業に入りました。
修正個所の研磨は、新たな気泡が出る事と削り過ぎて木地が出る事を避けるために1ヶ所づつ400番の空研ぎペーパーで行ったのですが、数が多いので正直ウンザリしました。

しかし、ここで手を抜くと同じ事を何度も繰り返す羽目になって、さらに面倒臭くなるので、耐え忍びつつ地道に丁寧に作業しました。
色を付けたサンディングシーラーでのタッチアップ後の姿が気持ち悪いと前述しましたが、それを研磨した後の、捨て吹きがグラデーションで大き目な斑模様に落ちたこの状態が、まるで毒キノコなどの怪しい植物を彷彿させて、さらに輪をかけて気持ち悪いと思うのは私だけでしょうか。
なので、外はちょっと風がありましたが、とっとと無理やり捨て吹きを行ってしまった私です。

身をかがめて塗装する箇所に狙いを定め、缶スプレーを持った右手を振ってカラカラと音を立てながら塗料を攪拌しつつ風が無くなる瞬間をじっと待ち、その時が訪れた一瞬にスプレーを吹くという無謀な荒業(?)を繰り返して捨て吹きを行いました。相変わらず馬鹿でしょ。
途中でアイボリーの塗料がなくなってしまったためにベージュで吹いたのですが、こんな不鮮明で小さな画像では、ボディトップの周囲のみ色が違うのは全然分かりませんね。
この後、斑模様がほとんど見えなくなるくらいまで捨て吹きというか下塗りを行ったのですが、手間暇かけた甲斐あって、気泡による小さな凹みは片手で余る程度まで減少しました。ってか、全部無くなってないのかよって突っ込みが入りそうですが。
何れにしろ、ちょこっと修正してマスキングを貼り直したら本番のカラーでの塗装に入れそうなので、来週にはまた色が変わってるかもしれませんね。
2016年5月22日 (日)

いろいろと迷った挙句、結局は白いギターにする事にしました。もうひとつ悩んでいた色は黒なのですが、並行して作業していたミラージュが黒だったので被るのを避けたのと、白いギターは持っていないために白にしたという訳です。
私にとって白いボディに黒いパーツという組み合わせは70年代後半に登場したジェフ・ベックのストラト(画像2枚目)のイメージが強く、実は当時その美しさにかなりの衝撃を受けて、それ以来微妙に憧れがあったんですね。
白と言っても経年で黄ばんだクリームっぽい白ではなく、本当に目が痛くなるような真っ白です。単なる偏見というか、ただ単に自分が無知なだけなんでしょうけど、どうもレスポールのホワイトは黄ばんでないとカッコ悪いイメージがある反面、SGは真っ白でも大丈夫というか、むしろ真っ白の方がいいイメージがあります。

まぁ、個人の指向の問題なんですけど。
捨て吹きの時には気にならなかったのですが、このカッタウェイの形状はスプレーしづらくて仕方がありません。要するにカーブがきつくて距離が取りづらいのです。なのでつい至近距離からスプレーしてしまい、数か所で泡が立ってしまいました。
泡立った部分は乾燥してから400番のペーパーで磨いたのですが、それだけでは気泡が消えなかったため、サンディングシーラーでタッチアップして研磨しました。その上から白を吹くと綺麗に仕上がり、この辺は塗り潰しカラーだと文字通り潰しが効いて便利ですね。
もうひとつ、白い色は黒と違って細かいゴミや埃が全然気にならないので、神経質にならずに済んで精神的に非常に楽でいいです。

ただ、この時期の野外で大きな問題なのはタカラダニが大量に発生する事です。気持ち悪いので画像は貼りませんが、気が付くとあちこちを縦横無尽に徘徊していて、もちろんこれから塗装しようとしているギターにも平気で乗ってくるし、それを無造作に手で払おうとして下手に潰してしまうと、怪我をして血が付いたような感じで赤く汚れてしまうので注意が必要なのです。
ダニと言っても人体には無害らしいので心配はないのですが、とにかく見た目も気持ち悪いし、もし自分の体を這ってたりしたら嫌悪感で全身鳥肌もんなので、ほんとマジ勘弁して欲しいです。
しかし本当に裏返したSGはカブトムシそのものですな。
2016年5月28日 (土)

という訳で、5回ほど白を吹いて眩しいくらいの真っ白になりました。これに黒いパーツを載せたら、さぞコントラストがハッキリして引き締まった風貌になるでしょう。
でもこれにさらに手を加えます。と言うのも、実はこのギターを入手した理由のひとつとして試してみたいカラーがあり、それを実行してみました。
何かと言うと、タミヤの偏光カラースプレーで、つまりは光の反射具合で色が変わって見える塗料です。

これは元々は車などのラジコンのボディに使用するためのポリカーボネート専用の塗料で、それ自体はほとんど無色透明で、基本的に黒で裏打ち(ラジコンのボディは透明なので裏側から塗装するため)して使う物です。
果たしてラッカー塗装したギターに使用できるかどうかは、事前に端材を利用して問題ない事を確認してあります。
その事前確認の時に白と黒の2色を下地としてテストしてみたのですが、確かに下地が黒だとハッキリと紫と緑に偏光にするのですが、ラメっぽく光る紫がSGタイプとしてはちょっと下品な感じになってしまうので、偏光の効果は非常に小さいのですが、あえて上品とも言える微妙な偏光をする白を選択したという訳です。
本当はマジョーラを使えればいいんだけど、あれは物凄く高価だし、スプレーガンとか塗装ブースが無いと使えないので、ぶっちゃけ妥協してのタミヤカラーです。

下地が黒の場合だと、1〜2回吹けば十分な偏光効果が現れるのですが、白ベースでは4〜5回吹いてようやく色が変わるかなー??レベルで、なので結果としては7〜8回吹きました。その時点で小さな缶スプレーをほとんど使い切った感じです。
しかもボディトップだけしか吹いてません。というのも、事前確認の時に非常にムラが出やすい事が分かったからで、カーブのきついカッタウェイなどに綺麗にムラなく吹ける自信が無かったのと、ボディバックやネック裏に偏光効果があっても、ほとんど見えないからという理由からです。
しかし、よく考えたら、7〜8回も吹いて効果が現れるなら、多少のムラなど問題なかっただろうなという事に後で気が付きました。つまりムラが出やすいのは黒地の場合という訳です。まぁ、もし全体に同じように吹いていたら、あと2缶は必要だったと思うので、ボディトップだけで正解だったと思います。
ちょっと残念なのは、紫は薄く綺麗に偏光するのに対し、緑はほとんど見えないという事ですね。
2016年6月19日 (日)

ちょっと間が空いちゃいましたけど、ちまちまと少しづつ手を加えていました。
ヘッドの塗装時には万が一にも白いボディに黒い塗料が1つでも飛んではならないとの懸念から完全防備のマスキングをしたりとか、そのヘッドの塗装とかロゴの出っ張りとかがどうしても気に入らなくて、サンディングシーラーで上塗りしたり、それの研磨で塗装まで落としちゃって修正したりと、何だかんだと手が掛かってました。
大ショックだったのは、新聞広告でボディを完全マスキングしたまま野外の物置内で数日間乾燥させたところ、一部の塗装が広告に押されてデコボコになってしまった事です。普通の塗装なら研磨して塗り直せば修正できるのですが、このボディの塗装はマジョーラのような偏光カラーを使ってるので、一部分だけの修正は困難と思われるために手を出せず、仕方がないのでクリアを厚塗りして誤魔化す方法を取るしかありません。
やはりラッカーにポリカーボネート用の塗料を重ねて塗るのは良くないのでしょうかね。だとしても取りあえず作業を進めて完成まで持っていきますけど。

当初はロゴやクラウンインレイをシェルシートから手作業で切り出したのですが、長時間ずーっと細かい作業をしながらロゴを見つめていた事によるゲシュタルト崩壊かどうか分かりませんが、どうにも微妙に変な風に見えてしまい、結局それらは使わずに、某所から入手した白蝶貝から削り出した物を使いました。
ロゴやインレイもツライチになってヘッドトップの黒い塗装も上手くいったので、前述した新聞広告による塗装のダメージが無ければ完璧と言っても良い状態です。どっからどう見てもエピフォンには見えません。
いよいよクリア塗装に入りますが、事前にテストをしているとはいえ、ボディトップの偏光カラーがどうなるか一抹の不安は拭えませんね。
2016年7月16日 (土)

約1ヵ月の間、ちまちまとクリアを吹いていたのですが、どういう訳か、ヘッドのトップが波を打ってしまいました。いったい何が原因か分かりません。
さらに、白なら埃が目立たないと気を抜いて油断した結果、かなりの埃やゴミをクリアで塗り込めてしまい、しかもそれが予想に反して結構目立ってしまってる事に後で気付きました。
加えて、事前のテストでは問題無かった偏光カラーですが、クリアを吹いたら懸念が大当たりしてしまい、光の反射の加減による目の錯覚ではないかというレベルにまで効果が弱まってしまいました。
これらの事態が重なって、完全に完璧にモチベーションを失ってしまった私です。

とは言っても、このまま放置する訳にはいかないので、アレコレと対応策を思案してます。
ヘッドトップの波打ちは、塗装が落ちるのを覚悟の上で研磨して平面を出すしかありません。超面倒臭いですけど。
埃と偏光の効果に関しては、せっかくクリアのスプレー1本分を吹いた後ではありますが、いったん白い塗装まで全部を落として黒で塗り直す事も考えてます。と言うのも、元々このギターは偏光カラーを試したくて入手した物なので、たしかに白いボディに黒いパーツのギターが欲しい気持ちはありますが、当初の目的を見失っては本末転倒だからです。
もちろん白ベースで綺麗に偏光してくれれば最良だったのですが、タミヤの偏光カラースプレーでは不可だった事が分かっただけでも一歩前進だと思っておきましょう。
でもまだちょっと黒にしようか迷ってる部分もあるので、現時点ではどうなるか自分でも分かりません。この調子では完成がいつになるのか全然予測できませんね。
2016年7月31日 (日)

すっかりG-400の改造のモチベーションを失ってしまった私ですが、作業が滞っている理由はそれだけではありません。
実は7月1日に転職したため、慣れない職場での緊張感などによる精神的肉体的な疲労や、時期的に不安定な天候による野外での作業の断念など、複数の要因によるのです。
取りあえず今の職場は8月に土日を含めて6連休の夏休みがあるので、その時に集中して作業を進めようと画策してますが、そういう時に限って雨が続いたり、休みは休みで家の用事があったりするので、果たして思い通りにいくかどうかは微妙です。あと、真夏の高気温にあっさりと気持ちを折られる可能性が大ですけどね。

さて、なんだかんだ言いつつも、結局は黒ベースの偏光カラーとする事にしたので、せっかく吹いたクリアと着色の白をサンディングして落そうとしたのですが、たった1ヶ月でラッカーが完全に乾燥するはずがなく、なので空研ぎペーパーで擦っても熱でラッカーが溶けてペーパーに貼り付いてしまい、まったく落とせません。
何かいい方法はない物かといろいろ試した結果、ボディに傷が付く事を覚悟の上でスクレイパーで塗料を剥がす事にしました。これだとサンディングシーラーを残してクリアと着色と捨て吹きまで落とせそうです。
この方法は勢いと繊細さの両方が要求される作業で、その力加減がなかなか難しく、上手くいけばバリバリと塗料だけ剥がれるのですが、ちょっと力を入れ過ぎると、すぐにスクレイパーの歯が深く潜り込んで木材の部分まで削ってしまいます。おかげであちこちデコボコになってしまいました。

余談ですが、やはりラッカー塗装は薄いんだなーというのを実際に剥がしてみて改めて実感しました。ポリエステルだと普通にミリ単位の厚みがありますが、ラッカーは10回くらい重ねて吹いてあっても名刺ほどの厚さもありません。なので鳴りに影響が大きいのも納得です。
ヘッドトップはロゴが貼ってあるため、それ以外の部分の塗装を落とした後で400番で研磨したのですが、スクレイパーで削り過ぎ部分にサンディングシーラーの削り粉が入りこんでデコボコなのがよく分かります。
こうなるとやはり全体にサンディングシーラーを塗り直して平面を出すしかないでしょうね。マジ面倒臭いですけど。
2016年8月14日 (日)

ボディカラーを黒にするとなると、いくら白黒の4プライでテーパー部分に白いラインが浮き出たとしても、黒いピックガードは全然目立たなくなるので取り付けない事に決めました。その方が偏光カラーの面積が増えるので、このギターの方向としては正しい選択だと思います。
ピックガードと共にネックとボディのジョイント部分のカバーも付けない仕様とするのですが、そうするとフロントPUのエスカッションの上の部分に細い穴が開いてしまうので、ネジ穴をふさぐと同時に、その部分も子供が小学生の時の図工の授業で作った版画板をカットして貼り付けて穴が塞がるようにしました。
実は24フレット化も考えたのですが、現物の指板と違和感の無いローズ材の入手が困難だろうと思って断念しました。どうせ24フレットまで使う事はないだろうしね。

それにしても、色を変えるだけで加工する部分が増えるとは予想外でしたね。
ついでに、多少はネック落ちが解消されればいいなーという淡い期待を込めて、ネック側のストラップピンをホーンの先端に移動させる事にしました。
言うまでも無くSGタイプのホーンは鋭く尖っており、そのまま取り付けただけではストラップピンの根元が宙に浮いているようになってしまうので、小さな円錐形を縦に割ったようなパーツをラワン材で削り出し、それをホーンの両側に貼り付けてストラップピンを受ける円形を作りました。

ところが、ネジ穴を開ける段階で大失敗した事に気付きました。なーんとなんと、ホーンの向きの関係上、ネックが邪魔でドリルが使えないのです。仕方なくドリルの歯をペンチで挟んで手作業で回して穴を開けましたよ。ホント間抜けな私を笑ってくださいな。
ネジ穴などを埋めた翌日、ボンドが乾燥したのを確認した後で、サンディングシーラーを塗布しました。
今回は小さな気泡ができなければいいなーとの期待を込めて、少しラッカー薄め液で希釈してみたのですが、結局は表面の凸凹を無くすのが目的のサンディングシーラーなので、気が付いたらベトベトと厚塗りしてました。
道具に投資できない素人の手作りは作業量でカバーしなければならないので、余計な手間暇がかかるのは仕方がないですよね。
2016年9月10日 (土)
立て続けに台風が到来して週末の度に雨となり、野外での作業が全然できずに更新が長い事滞ってしまいましたが、実はそれだけが理由ではないんです。
実際には先週も作業をしていたのですが、写真を取れなかったために更新を見合わせたのです。
なぜ写真が取れなかったかと言うと、実は熱中症になりかけたかもしれなかったからです。

その日はサンディングシーラーを400番で研磨していたのですが、気温は決して猛暑とは言えない30度を少し超える程度で、しかも作業は日陰で行っていたため、さらに私は今まで熱中症になった事がないため、完全に意識から外れていました。
ほぼ全体をサンディングし終え、残すはカッタウェイ部となった時に、かなりの頭痛がある事に気付きました。
私は元々片頭痛持ちなので、頭痛そのものは全然珍しくないのですが、その時は妙な違和感を覚えたため、もしかしたら熱中症の前兆かもしれないとの思いが脳裏をよぎりましたが、前述したように熱中症の経験が皆無なので分からないのと、少し暑い程度の気温なので、それで熱中症になるとは到底思えませんでした。
しかし万が一にも熱中症だったら命に関わる一大事なので、慌てて作業を中断して道具もギターも片付け、とっとと部屋に入ってエアコンを点け、冷えたアクエリアスをガブ飲みし、扇風機も併用して体を冷却しました。
その甲斐あって、しばらくしたら無事に頭痛が治まったのですが、それで治ると言う事は、やはり熱中症の予兆だった可能性が非常に高いと思われ、油断して軽く考えなくて良かったと安堵したのですが、結果として作業の写真が取れなかったという訳です。
で、今日の画像は、カッタウェイ部のサンディングを行った後に、気泡などで平坦にならなかった部分をサンディングシーラーでタッチアップしたところです。
また乾燥のために1週間放置となります。
2016年9月17日 (土)
末娘の中学校の体育祭を見に行ったのですが、BGMがJ-POP中心なのは昨今の小中学校では普通となった事なので特に何も思わないのですが、「パラダイス銀河」やら「ガラスの十代」やら「ぴゅあぴゅあはーと」やらが流れた時には、思わず「誰が選曲したんだよ!!」って心の中で突っ込んでしまいましたが、その人とは友達になれそうな気がします(笑)

体育祭が終わった後で、夕方から雨という予報に焦りながら、先週タッチアップしたサンディングシーラーを研磨しました。これで全体のサンディングが終わったので、ようやく捨て吹きから着色に入れると喜びつつ、マスキング処理を行おうと部屋に持ち込んでみたところ、太陽の光が全方向から注がれるような明るい野外では見えなかった細かい磨き残しや凹み窪みが、1点から発せられて反射させやすい部屋の蛍光灯の下では見事に目立って数多く発見されたのです。
すでに何回も同じ作業を繰り返してる私としては、いい加減に面倒臭い気持ちが先に立ってしまい、このまま妥協して進めてしまおうと思ったのですが、今までの経験から絶対に後で後悔する事が分かり切っていたので、再度サンディングシーラーでタッチアップして、乾燥のために物置に吊るしました。
これで完成がさらに先に延びるのですが、今週は月曜日と木曜日が祝日なので、その遅れが取り戻せるといいなと期待しています。
と思ったら、また台風が近づいてて雨が続くようで、期待はできなくなりました。なんだかなぁ。
同じ作業を繰り返してるから当たり前なんだけど、同じような写真ばっかり続いてるから、自分でもつまらないログだと思う今日この頃だよ。
2016年9月25日 (日)
結局、敬老の日(月曜日)と秋分の日(木曜日)に加えて昨日の土曜日も雨だったので塗装ができませんでした。洗濯物を部屋干しすると臭くなるし、雨が続くとストレス溜まりまくりです。

で、ようやく晴れてくれた今日は夏に逆戻りしたかのように暑い日となりましたが、風も弱くて塗装するには最適な日でしたので、やっと捨て吹きを行う事ができました。
前に捨て吹きを行った時に余っていたベージュで吹いたのですが、スプレーそのものが久しぶりなので感覚がいまいち掴めず、ネックの部分で思い切り垂れさせてしまいました。が、そういう初歩的な失敗は以前に経験があるので、慌てて拭いたりして被害を大きくする事も無く、そのまま乾燥させてから400番で軽く研いて段差を無くし、2回目を吹いて綺麗にしました。
全体が同じ色でフラットになると、それまで木目で目立たなかった小さな傷や凹みが目立って発見できるようになります。そのための捨て吹きでもあるのですが、今回も数ヶ所に発見できたため、どうせ捨て吹きを乾燥させるために1週間くらい放置するので、色が付いた上からサンディングシーラーでタッチアップしました。
不可思議なのは、9月10日にサンディングシーラーを研磨して平面を出したはずなのに、ヘッド裏の元のペグ穴を埋めた部分が6ヶ所とも微妙に凹んでしまっている事です。その凹み具合から推測すると、どうやらサンディングシーラーが痩せたのではなく、穴を埋めたラミン材とヘッドのマホガニー材の伸縮率が異なり、気温や湿度の変化でペグ穴を埋めたラミン材だけが凹んでしまったと思われます。
幸いにもヘッドの表側は突き板を貼ったので凹みは見えませんし、ヘッド裏なら凹んでても放置でいいでしょう。相変わらず妥協しまくりな私です。
2016年10月1日 (土)

明け方に少し雨が降ったようですが、私が起きた時にはすでに道路が乾き始めてました。少し湿度が高いようですが塗装に支障が出る程ではなく、風もほとんど無いため、家の用事を済ませた後の昼過ぎから塗装を行いました。
もちろんその前に、先週サンディングシーラーでタッチアップした部分の研磨と、ネックサイドのバインディングにあたる部分のマスキングは済ませてあります。
1回目は捨て吹きが溶けて混ざらないように薄くサッと吹いたので、まるで霧か雲のように見えなくもない模様が出来上がりました。ムラなく均一に吹けないのは缶スプレーの所為なのか私が下手なのか分かりませんが。
本当に少ししか吹いていないために短時間で乾燥するので、5分くらいの間隔で何回か繰り返し吹いてムラを無くしていくのですが、画像を見て分かる通り、野外でダンボール箱の上に置いて塗装しているため、ボディの表と裏とネックやヘッドなど全部を一度に均一に吹く事ができません。

なので、ある程度ボディトップとボディサイドに吹いたらネックを持って裏返して置き(ボディトップはブリッジ取り付け穴に足を差し込んでいるために浮かせて置けるんですね)、今度はヘッドからネックにかけてとボディバックとサイドに吹いたら、一旦ダンボール箱を持って物置に入れて乾燥させます。
そのまま数時間放置して乾燥させたら、再びボディトップを上にしてダンボール箱に置き、先ほどと同じ手順を繰り返して全体をできるだけ均一に塗装するという苦肉の策を労してます。
塗装ブース内で吊り下げて作業できるのが理想なんですけどねー。
取りあえず今日は全体的に吹き捨てが隠れて真っ黒になるところまで進めました。次回はさらに塗り重ねて黒を深くしていきます。