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●秩父市 彩の国ふれあいの森 学習の森●

秩父市・旧大滝村の北西部、長野県川上村と接する中津川地区。
県内でも原始の自然がよく残されている地域です。

この中津川地区では、県有林を活用し、
「彩の国ふれあいの森」として、
遊歩道などの整備が行われています。

ふれあいの森は、野鳥の森、原生の森、くらしの森など、
7つのゾーンに分かれています。
その中でも、バス停からの便が良く、
また自然がよい状態で残されている
学習の森を歩いてみました。



宿泊施設、森林科学館、レストランなどが整備された
中津川バス停から、長野県に続く林道を少し歩き、
左側の道に入ると、まばゆいほどの新緑が迎えてくれました。

ここから、よく整備された大若沢ぞいの道を
1時間ほどかけて歩いていきます。
両側に迫る岩壁、次々とあらわれる滝を楽しむことができます。






しばらく歩くと、奥秩父の沢ぞいに多いシオジや、
うぶ毛をまとった若葉が特徴的な、
イヌブナの木々があらわれてきます。

シオジは、白っぽい樹皮で、まっすぐに伸びているので、
さわやかな渓谷の主役となっています。







遊歩道の一番奥、標高1000mほどの
天然のヒノキ林やイヌブナの斜面に、
シャクナゲの大群落がありました。
いつもの年だと五月中旬に咲くはずなのですが、
記録的な暖冬だった今年は、
ゴールデンウィークいっぱいが見頃となっています。


●交通案内●

彩の国ふれあいの森へは、
秩父鉄道の終点三峰口駅から、
中津川行バスで終点下車、すぐにあります。
シャクナゲの自生地へは、バス停から歩いて1時間半ほどです
 (25000/1地形図:中津峡)
 ふれあいの森管理事務所で詳細な地図がもらえます。
地図


〜フタバアオイ〜

〜ラショウモンカズラ(左)とクワガタソウ(右)〜

このページは2002年5月3日に取材しました。