1999年
3月31日(水)
・北韓の平壌で行われた米国と北韓による4回目のミサイル協議は全く進展がありませんでした。
・30日に投票が行われた首都圏での国会議員の再選挙と補欠選挙で与党が2議席を確保しました。
3月30日(火)
・政府は5大財閥のうち構造改革があまり進んでいない財閥に対しては近く銀行口座を調べて不当な内部取引が行われているかどうかを調査する方針です。
・全経連(全国経済人連合会)は今年4月から6月までの景気は自動車造船などを中心に小幅な回復を見せるだろうという見通しを出しました。
3月29日(月)
・金大中大統領は去年12月に政府と財界が約束した構造改革など20項目の合意事項は必ず守らなければならないと強調しました。
・来年ソウルで開かれることになっているASEMの3回目の首脳会議は10月20日21日の2日間開かれることになりました。
3月27日(土)
・企画予算委員会のチンヨミ委員長は失業対策などのために2兆7千億ウォンの今年度の第1次補正予算案を組むと述べました。
・金大中大統領は米国のデイリー商務長官らに対して韓国のスクリーンクオーター制の廃止について韓国の現実を考慮しなければならないと述べました。
3月26日(金)
・米国のデイリー商務長官が朴泰栄産業資源長官と会談し、韓国製の鉄鋼製品の対米輸出について韓国側の是正と改善を求めました。
・洪淳瑛外交通商長官は国連人権委員会で演説し、北韓当局に対して住民の生存権を保護するための対策を立てるよう求めました。
3月25日(木)
・韓国駐在のボスワス米国大使は25日北韓の軍事的脅威が無くなって初めて韓国駐留米国軍についての韓国と米国との対応が変わる可能性があると述べました。
・韓国と日本の防衛当局は23日に日本の領海を侵犯した不審な船2隻を追跡する過程で史上初めて緊急連絡体制を可動させ情報を交換していたことがわかりました。
3月24日(水)
・金大中大統領は今年5月のロシア訪問の際に韓国政府の包容政策についてロシアの支持を求めると述べました。
・金大中大統領はまた金正日総書記との会談を含めた北韓とのどんな対話にも応じると述べました。
3月23日(火)
・大宇電子との事業交換に反対して操業を中断している三星自動車の釜山工場が来月から操業を再開し、大宇は早ければ5月に三星自動車を引き受けて経営することになりました。
・金大中大統領は韓日漁業交渉でミスがあったため辞表を出していた金善吉海洋水産長官の辞表を23日認め後任に自民連のチョンサンチョン国会議員を任命しました。
3月22日(月)
・政府各部署がこの1年間の国政改革の状況を大統領に報告する報告会議が22日から始まりました。
・政府は企画予算部を新設するなど政府組織の最終的な改正案をまとめ23日の閣議で決めることになりました。
3月20日(土)
・19日から韓国を公式訪問している日本の小渕首相と金大中大統領との首脳会談が20日大統領官邸の青瓦台で行われ、北東アジアの平和のために韓国、日本、米国の3カ国の緊密が重要だということで意見が一致し、両国間の協力体制をさらに強化していくことで合意しました。
・核開発の疑惑がもたれている北韓の金昌里の地下施設の査察をめぐる米国と北韓のニューヨーク協議は北韓への食糧支援と引き替えに現場査察を認めることで17日双方が合意しましたが、北韓は最近この地下施設から疑惑があると認められる物資を第3の場所に移したと東京新聞が日本政府筋の情報として19日報じました。
3月19日(金)
・日本の小渕首相が19日国賓として韓国入りし、金鍾泌国務総理主催の晩餐会に出席しました。
・金大中大統領は19日青瓦台で記者会見し、議院内閣制について2、3ヶ月後にははっきりしたことがわかるだろうと述べました。
3月18日(木)
・小渕首相が明日19日から3日間国賓として韓国を訪問します。
・洪淳瑛外交通商長官は日本と米国が北韓と国交正常化を希望していると述べました。
3月17日(水)
・地下施設の査察をめぐる米国と北韓との協議が妥結し、北韓は制限付きながら米国の調査を認め米国は北韓に合わせて90万トンの穀物を提供することになりました。
・日本の水域内での韓国の二艘引き底引き網漁をめぐる交渉が妥結し、二艘引き底引き網漁の漁船の数を80隻とすることになりました。
・金大中大統領と野党ハンナラ党の李会昌総裁が17日朝会談しました。
3月16日(火)
・今月19日から韓国を訪れる日本の小渕首相は20日金大中大統領と会談し、21日海印寺を訪れることになりました。
・大韓赤十字社は人道的な見地から今年北韓に送る肥料5万トンから10万トンの第1段として今月末にまず5千トンを北韓に送ることになりました。
3月15日(月)
・浦項空港で15日着陸した大韓航空のMD82型機が滑走路をオーバーランして機体が折れ30人がけがをする事故がありました。
・金大中大統領と野党ハンナラ党の李会昌総裁との与野党総裁会談が17日水曜日に昼食をかねて行われることになりました。
3月13日(土)
・米国と北韓がニューヨークで進めている北韓の金昌里の地下施設への査察をめぐる協議で早ければ来月中に現場入りすることで合意しました。
・米国の韓半島政策の見直しを進めているペリー北韓政策調整官は12日米国が進めている北韓に対する外交努力は成功すると期待していると述べました。
・北韓のヨンビョンにある原子炉の使用済み核燃料封印作業が1、2ヶ月後に終了するものとみられています。
3月12日(金)
・新しい韓日漁業協定の発効にともなう実務者協議で抜け落ちていた二艘引き底引き網漁などの日本側経済水域での操業復活を求める韓国と日本の交渉が妥結に近づいているものとみられています。
・FIFAは12日スイスで理事会を開き、韓日共催の2002年サッカーワールドカップの大会の本戦を6月1日から30日間とすることを決めました。
3月11日(木)
・政府は今月中にも大韓赤十字社を通じて北韓に肥料5万トンから10万トンを支援する方針です。
・現代グループの鄭周永名誉会長は11日韓国に帰り来週16日に北韓当局者を招待することで北韓から前向きに検討するという回答を得たと述べました。
3月10日(水)
・政府と与党は国際機関などを通じて行ってきた北韓への支援を政府レベルの直接支援に変換すると共に、北韓の農業開発を支援するため肥料を贈ることになりました。
・米国は韓国政府が財閥に補助金を支給した場合IMF(国際通貨基金)の金融支援を中断することになると米国財務省の次官が述べました。
3月9日(火)
・韓国を訪れたペリー北韓政策調整官は9日、金大中大統領、洪淳瑛外交通商長官と会って北韓政策について意見を調整しました。
・政府は9日閣議で去年11月中国との間で仮署名した漁業協定を議決しました。
3月8日(月)
・大韓サッカー協会の鄭夢準会長は来週19日に北韓を訪れ、2002年に韓国と日本が共催するサッカーワールドカップの際韓国で行う32試合のうち2試合を平壌で開く案を北韓に提案する予定です。
・金大中大統領と野党ハンナラ党の李会昌総裁との与野党総裁会談は今週中に開かれない可能性が出てきました。
3月6日(土)
・北韓政策について検討している米国のペリー北韓政策調整官は韓国の北韓に対する包容政策は今の段階ではまだ受け入れにくいと考えていることがわかりました。
・千容宅国防長官は5日日本の北韓に対する一方的な先制攻撃に反対すると共に米国と日本とのミサイル防御態勢の開発計画に韓国が参加する可能性を否定しました。
3月5日(金)
・金大中大統領と野党ハンナラ党の李会昌総裁との与野党総裁会談が来週週明けにも行われるものとみられています。
・韓国側のミスで先の漁業交渉から漏れていた二艘引き底引き網漁について来週9日と10日実務者交渉が東京で行われることになりました。
3月4日(木)
・金大中大統領は北韓は最近南北対話に積極的な反応を示しているとして北韓が希望すれば南北首脳会談にも応じる用意があると述べました。
・韓国の金融機関全体の不良債権の総額は去年末の時点で60兆ウォンを超えていたことがわかりました。
3月3日(水)
・新しい韓日漁業協定にともなう相手国の水域での操業交渉の際、韓国側が二艘引き底引き網漁を交渉の対象にしていなかったことがわかり、責任をとって海洋水産長官が辞任することになりました。
・政府は今年の韓国の経済成長率の見通しを上半期は1.5%、下半期は2.5%から3%に修正しました。
・国会は3日から本会議で政府への質問に入り8人の与野党議員が質疑しました。
・金大中大統領は3日国民会議のキムハンギル国会議員を青瓦台の新しい政策企画担当首席秘書官に任命しました。
3月2日(火)
・野党ハンナラ党の李会昌総裁は2日記者会見し、与野党総裁会談を受け入れる意思を示しました。
・国連安全保障理事会のパウラ議長は1日最近北韓のイ・ヒョンチョル国連担当大使が国連安全保障理事会に提案してきた韓国駐留国連軍の解体について全く解体を検討していないことを明らかにしました。
・青瓦台のパクチュオンスポークスマンは2日ハンナラ党の李会昌総裁が与野党総裁会談を受け入れる用意があるとしたことは望ましいことだとして、与野党総裁会談が正式に提案されれば検討すると述べました。
・北韓の金昌里の地下施設の査察をめぐって先月末からニューヨークで4回目の協議をしている米国と北韓は1日に行われた2回目の協議で何らかの進展があった模様で3日にさらに会って協議を進めることになりました。
・韓米両国は今月中に次官補クラスの実務者協議を行い今180キロまでに制限されている韓国のミサイルの射程距離の延長について調整することにしていますが、韓国政府は米国が反対しても射程距離を300キロに延長することを推進する考えだと米国の軍事専門誌ディフェンスウィークが報じました。
・1951年に結ばれた米国と日本との間の平和協定の草案に独島(竹島)を韓国の領土として明記していることがわかりました。
・韓国の経済状況と構造調整について調査するため韓国を訪れているOECDの調査団が2月から財政経済部と公正取引委員会で本格的な調査に入りました。
・先月2月末の韓国の外貨保有高は519億6千万ドルとなり1月末に比べて18億7千万ドル増えました。
・2002年のサッカーワールドカップ大会を世界に広報するビデオを作るための2回目の会議が両国の代表とKBS、NHKの関係者が出席して1日東京で行われました。
3月1日(月)
・金大中大統領は3.1独立運動記念式典で演説し、戦争の危険から民族を守り、北韓住民の暮らしの改善に努めたいと述べました。
・2001年1月の開港を目指して建設が進められている仁川国際空港は空港システムに大きな混乱が起きる可能性があると監査院が28日発表しました。
・米国政府は国連など経由しないで直接北韓への食糧支援を行う計画だと読売新聞が先月28日米国当局者の話として報道しました。
・外国人観光客がビザなしで韓国に滞在できる期間がこれまでの15日間から30日間になりました。
・OECDの韓国経済調査団の一行が28日韓国入りし、今井韓国担当課長は空港でKBS記者と会い韓国経済はすでに底を打って回復に向かっているとOECDは判断していると述べました。
・210億ウォンにも上るイラクの偽札を韓国に持ち込み安く売ろうとした韓国人と日本人の会わせて8人が偽造通貨行使などの疑いで28日までに警察に逮捕されました。
・北韓の金剛山の麓に南北が共同で工事を進めてきた施設が完成し、28日竣工式が行われました。