1998年
8月31日(月)
・北韓は31日正午過ぎ東海のウラジオストク南方に向けて弾道ミサイル1発を発射しました。
・野党ハンナラ党の新しい総裁に先の大統領選挙に出馬した李会昌氏が選ばれました。
8月29日(土)
・これまで野党だった国民新党が解散して8人の国会議員のうち6人が与党に加わることになりました。
・金大中大統領は韓国の経済回復のためには韓国の改革努力と共に日本と米国の協力が重要だと述べました。
8月28日(金)
・政府は来年度の国防予算を今年の水準に凍結する一方、失業者対策を強化することになりました。
・27日の国家安全保障会議常任委員会で北韓の核兵器開発疑惑が取り上げられ、韓国が軽水炉建設と食糧支援を続けるには北韓が核疑惑を解消し米朝ジュネーブ協議で合意した核開発の凍結を守らなければならないということを再確認しました。
8月27日(木)
・今年4月から6月までの第2四半期の韓国経済の成長率はマイナス6.6%となり、ここ8年間の最低となりました。
・北韓が新たな地下核施設を建設しているのではないかという疑いがもたれているのは2カ所あることが分かりました。
8月26日(水)
・先月7月中の失業率が7.6%となり31年ぶりの最悪の状態となりました。
・李揆成財政経済院長官は今年の経済成長率がマイナス5%から6%になる見通しだと述べました。
8月25日(火)
・康仁徳統一院長官は金大中大統領が提案した北韓への特使の派遣を実行するため北韓との非公式接触など多様な方法を模索していくと述べました。
・北韓の金剛山を観光する場合韓国人はパスポートとビザがなくても行けることになりました。
8月24日(月)
・従業員の大量解雇をめぐって労使が鋭く対立していた現代自動車の労使紛争が24日未明ようやく決着しました。
・第196臨時国会が10日間の会期で24日開会し、追加補正予算案をはじめ金融機関や財閥企業の構造調整関係法案、水害の復旧対策などの審議に入りました。
8月22日(土)
・人員整理をめぐる蔚山の現代自動車の労使の対立は決着が遅れています。
・起亜自動車の入札の受付が締め切られ現代、大宇、三星そしてアメリカのフォードの4社が入札しました。
8月21日(金)
・ストライキが続いている現代自動車では政府与党が提示した調停案をめぐって組合側は条件付きで受け入れる意志を示していますが、会社側は不満を示し再び難航しています。
・ロシアのルーブルの切り下げと対外債務の支払停止は世界経済に対して思ったより大きな影響を及ぼしていないという判断を外交通商部は示しました。
8月20日(木)
・金大中大統領は民間団体や企業、宗教界が独自の北韓との接触、交流を深めていく必要があると述べました。
8月19日(水)
・大宇グループの金宇中会長は18日遅くとも来月10日までには財閥同士の大規模な事業交換を発表する予定だと語りました。
・蔚山の現代自動車の労働組合が会社側の人員整理計画に反対して工場内で立て籠もりを続けていることについて労働長官による仲介交渉が難航しています。
8月18日(火)
・ロシアがルーブルの切り下げ宣言をしたことで政府は韓国経済に及ぼす影響を最小限に食い止める対策を進めています。
・現代グループが進めている北韓の金剛山観光が予定されている来月25日からはじめられるかどうか危ぶまれています。
8月17日(月)
・16日未明から夜にかけて韓国中部地方に降った豪雨で忠清南道クンサン郡では畑仕事をしていた人が水に流され死亡するなど4人が死亡し、慶尚北道安東市で住宅250軒が浸水するなど慶尚北道、忠清南道、忠清北道、全羅北道で大きな被害が出ました。また、ソウルと釜山を結ぶ国鉄京釜線が山崩れなどで7時間以上不通になったほか京釜高速道路と湖南高速道路も一時不通となり日曜日の遠出客の足が乱れました。浦項と東海に浮かぶ鬱陵島とを結ぶ定期航路が波が高いため欠航しており、夏休みで島を訪れている千人が鬱陵島から出られなくなっています。
8月15日(土)
・今日8月15日は大韓民国政府樹立50周年に当たる日でこれを記念する記念式典で金大中大統領は第2の建国のために国民の積極的な参加を呼びかけました。
・韓国は今年11月マレーシアで開かれるAPECの首脳会談の際ロシアとの首脳会談を実現させたい考えです。
8月14日(金)
・政府は建国50周年を祝い15日権ノガプ元民主党議員を含む7700人に対して特別赦免と公民権復権、仮釈放を行います。
・韓国と米国はワシントンで行っていた今年2回目の自動車交渉は関税引き下げと税制の改正に対する意見の差を狭められず14日未明物別れに終わりました。
8月13日(木)
・米国と北韓は4カ国会談のための予備会談を来週21日からニューヨークで行います。
・統一協会が所有する統一グループは北韓の金剛山を日帰りで行う事業を行うと発表しました。
8月12日(水)
・政府は今年の外貨保有高を500億ドル以上に増やす方針です。
・韓国と米国は12日ワシントンの米国貿易代表部で韓国の自動車市場の開放をめぐる通商摩擦を解消する2回目の交渉に入りました。
8月11日(火)
・金大中大統領は10日の経済対策調整会議で民間企業と金融機関、公共企業、そして労働市場の4つの部門の改革が順調に進んでいないとしてこれらの部門の改革を年末までに成功させるため各部署の奮発と努力が必要だと述べました。
・政府は金剛山観光事業を潜行艇侵入事件に対する北韓の謝罪と結びつけずに予定通り来月25日に第1船を運行する計画です。
8月10日(月)
・先週5日から京畿道北部とソウル市北部を襲った集中豪雨がしだいに南下し、豪雨の被害が全国に広がっています。
・金大中大統領は韓国の経済危機克服にむけた努力の成果が来年から現れるだろうという見解を示しました。
8月 8日(土)
・ソウルなど韓国中部地方は今週月曜日3日から激しい雨が断続的に降り続いており、これまでに降った雨は645.1ミリにのぼっています。
・8月15日統一大祝典の韓国側推進本部は8日の記者会見で、来週11日に板門店で南北実務者協議を行うよう提案しました。
8月 7日(金)
・韓国と日本は今年10月に予定されている金大中大統領の訪日を前に両国の外相会談を開くことで合意しました。
・政府は6日北韓金剛山開発事業に参加する協力事業所として現代商船と現代建設、金剛山開発産業の現代グループ系列の3社を承認しました。
8月 6日(木)
・京畿道北部とソウル市北部は5日夕方から6日朝にかけて集中豪雨に見舞われ100人を超える死者行方不明者が出ています。
・大宇自動車の労組は従業員の整理解雇を先送りする代わりに賃金を凍結することで6日合意しました。
8月 5日(水)
・政府は半導体、セメントなど財閥同士が重複投資をして生産能力が過剰となっている産業について業界の改革に取り組むことになりました。
・文化観光部はアンドンハフェ村など3カ所をユネスコの暫定遺産目録に入れるよう申請しました。
8月 4日(火)
・金大中大統領は4日朴定洙外交通商長官の辞表を受理し、後任に外務部付大使の洪淳瑛氏を任命しました。
・米国海軍は6月末の北韓の潜行艇の侵入事件以来東海に潜水艦音波探知感や追跡用の潜水艦を配置して韓国海軍と共同で警戒態勢を引いています。
8月 3日(月)
・韓国南部の智異山一帯で大雨による鉄砲水でこれまでにキャンプ客ら45人の遺体が発見され、さらに数十人が行方不明になっています。
・第195臨時国会が開会し、新しい国会議長に与党自民連の朴浚圭議員が選出されました。
・鉄道庁は東海岸の鉄道を整備することになりました。
8月 1日(土)
・韓国南部では31日午後から1日朝にかけて降り続いた豪雨のため60人以上が行方不明になり遺体が次々に収容されています。
・金大中大統領夫妻は31日、今年2月の就任後初めて崔圭夏元大統領、全斗換元大統領、盧泰愚元大統領、金泳三前大統領と大統領経験者4人を夫人同伴で青瓦台に招き晩餐会を開きました。