1998年 

6月30日(火)

・金大中大統領は22日漁網に引っかかって発見された北韓の潜行艇事件について北韓の理不尽な行為を世界に知らせ、国際世論を高めることによって北韓がこれ以上のことが出来ないようにしなければならないと述べました。金大中大統領は30日午前の閣議でこのように述べると共に板門店で開かれる将官級会談で北韓側に共同調査を提案するよう指示しました。

 

6月29日(月)

・不良債権を抱える5つの銀行が比較的経営状態が良い別の5つの銀行に吸収合併されることになりました。

・北韓の特殊潜行艇は工作員3人が韓国の海岸に上陸した後、北韓に帰る途中漁網にかかったものと見られています。

 

6月27日(土)

・青瓦台のパクチオンスポークスマンは27日北韓の特殊潜行艇の侵入事件にも関わらず北韓に対する韓国の政策には変わりがないと述べました。

・韓国と米国は北韓の特殊潜行艇侵入事件について両国間の政策強調枠を維持しながら韓国政府が事件の解決を主導していくことで合意しました。

 

6月26日(金)

・22日韓国東海岸沖の領海内に進入して拿捕され東海港の海軍基地にえい航される途中で沈没した北韓の潜行艇について韓国海軍は昨日夕方浮上に成功し内部から乗組員9人の遺体が発見されました。

・フランスで開かれているサッカーワールドカップの第3戦ベルギー戦で韓国は1対1で引き分け最後に勝ち点1をあげることが出来ました。

・金泳三大統領は24日財政経済部と産業資源部、労働部から就任4カ月間の国政課題の推進状況の報告を受けました。

 

6月25日(木)

・去年韓国に亡命してきた北韓労働党の黄長Y元書記が6.25韓国戦争記念日にあたる25日国会の安保統一政策研究会の招きで講演を行い、北韓は食糧難など経済事情が厳しいことから内部で暴動が起きる可能性があると述べました。

・長崎地方裁判所が領海侵犯の韓国漁船船長に対して有罪判決を出したことについて韓国政府は反発しています。

 

6月24日(水)

・22日東海岸沖で捕獲された北韓の特殊潜行艇を浮上させるには2日から4日はかかるものと見られています。

・李揆成財政経済院長官は金融機関と財閥の整理統合を2年以内にすべて終える方針だと述べました。

・現代グループの鄭周永名誉会長が北韓と合意した経済協力事業は速いスピードで進められるものと見られています。

 

6月23日(火)

・22日東海岸束草沖の韓国領域内で漁網に引っかかって韓国海軍に捕獲された北韓の特殊潜行艇は23日午後東海港の韓国海軍基地にえい航を終える直前に海に沈没しました。

・牛500頭を土産に北韓入りした現代グループの鄭周永名誉会長が8日間の北韓訪問を終えて23日午前11時前行きと同じ板門店を通って韓国に戻って来ました。

 

6月22日(月)

・金鍾泌国務総理代行は今こそ韓国と外国人投資家が互いの利益のため積極的に投資に乗り出すべきだと強調しました。

・サッカーフランスワールドカップに出場している韓国代表チームの車範根監督が解任されました。

 

6月20日(土)

・政府と与党国民会議は19日韓日漁業協定交渉で日本側が求めている操業自主規制の実行を利害の当事者である韓国国民と国会を説得したあとに実施することで意見をまとめました。

・韓国と中国は18、19の両日漁業協定を結ぶための実務者協議を行いましたが意見の差を縮められず物別れに終わりました。

 

6月19日(金)

・政府は18日再建の見込みのない不良企業55社のリストを発表しましたが、19日経済対策調整会議を開き、銀行と財閥の構造調整を積極的に推進していくことになりました。

・政府は北韓が今年8月15日に板門店で統一大祭を開くことを提案してきたことを受けて18日国家安全保障会議の常任委員会でこれを受け入れることを決めました。

 

6月18日(木)

・財閥の系列会社を中心に再建の見込みのない経営不振の会社55社のリストが18日金融監督委員会から発表されました。現代、三星、大宇、LG、SKの4大グループの系列会社も20社入っています。

 

6月17日(水)

・金大中大統領は16日の閣議で財閥3社が日頃財閥同士の事業交換に合意しておきながら突然これを覆した財閥が出てきたため大型の事業交換が実現しなかったことは誠に残念だと述べました。

・北韓は米国が凍結するように要求しているミサイルの開発と実戦配備、それに外国への輸出を引き続き行うと発表しました。

 

6月16日(火)

・現代グループのチョンジュヨン名誉会長83歳が16日午前、牛500頭を載せたトラック50台と共に板門店を通って北韓入りしました。

・韓国の外貨保有高が史上初めて400億ドルを超えました。

 

6月15日(月)

・金大中大統領は司法、立法、行政の代表、与野党の代表と昼食を共にし、米国訪問の成果について説明しました。

・韓国証券取引所の総合株価指数が300ポイントを割り込みました。

 

6月13日(土)

・米国を訪問している金大中大統領は韓国時間で13日午前サンフランシスコから最後の訪問地ロサンゼルスに到着しました。

・外国人投資促進法が13日立法予告され、国会で成立すれば8月中にも施行されることになりました。

 

6月12日(金)

・米国を訪れている金大中大統領はワシントン訪問を終えて韓国時間で12日サンフランシスコに着き、シリコンバレーの企業関係者と会って韓国への投資を呼びかけました。

・現代グループのヒョンチヨン名誉会長が来週16日板門店から500頭の牛をトラックに載せて北韓入りすることになりました。

 

6月11日(木)

・米国を訪れている金大中大統領は韓国時間で10日夜米国の上下両院の合同会議で演説し、韓国の経済危機克服には米国の支援が必要だと連邦議会に積極的な支援を要請しました。

・米国輸出入銀行が20億ドルの貿易金融借款を韓国に追加提供することになりました。

 

6月10日(水)

・米国を訪問している金大中大統領は10日クリントン大統領と会談し、両国間の経済交流の拡大に合意しました。また、同行している経済人等による投資フォーラムで75億ドルの韓国への投資が決まりました。

・政府は2002年ワールドカップサッカーの開催都市を6カ所に縮小する方針を決めました。

 

6月10日(水)  朝9時の臨時ニュース

・金大中大統領は韓国時間で10日明け方ワシントンのホワイトハウスで米国のクリントン大統領と会談して韓米両国の安全保障同盟関係をパートナー関係に高めることで合意し、このため韓国の経済難の克服を米国が積極的に支援することで意見が一致しました。

 

6月 8日(月)

・金大中大統領は今後の政界再編は単純に議員の数を増やすだけでなく地域的な支持基盤を拡大できる方向で進めていくという方針を明らかにしました。

・安全企画部の李鍾賛部長は北韓政権樹立50周年になる今年9月頃に金正日が国家主席の座に着くものと見ていると述べました。

 

6月 6日(土)

・金大中大統領は就任後初めて米国訪問のため6日午後ソウルを出発してニューヨークに向かいました。

・民主労総(全国民主労働組合総連盟)が第2次労使政委員会に参加することを決めました。

 

6月 5日(金)

・4日投票が行われた統一地方選挙でソウル市長に国民会議の高建候補が当選するなど大都市の首長と道知事には国民会議6人、自民連4人、ハンナラ党6人が当選し、与党連合が大きく勝利する結果となりました。

 

6月 3日(水)

・韓国の五つの財閥の改革に政府が直接乗り出すことになりました。

・失業対策などの充実を論議する第2次労使政委員会が発足しました。

 

6月 2日(火)

・先月末の韓国銀行の外貨保有高は387億6500万ドルとなり、これまでの最高となりました。

・KEDO(韓半島エネルギー開発機構)は2日ニューヨークで理事会を開き、北韓に供給する軽水炉の建設費の分担などについて突っ込んだ話し合いを行っています。

 

6月 1日(月)

・金大中大統領は英字新聞コリアタイムスと行った会見で、東北アジアの多国間安全保障体制を作っていくという見解を示しました。

・民主労総(全国民主労働組合総連盟)は金大中大統領の米国訪問が成果を収められるよう最大限協力する意向があるとして、10日から予定している全面ストライキを留保する可能性をほのめかしました。

 

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