1997年

9月30日(火)

・与党新韓国党は30日テグの室内体育館で全党大会を開き、新しい総裁に李会昌代表を選びました。

・IAEA(国際原子力機関)の第41回総会が現地時間の29日午前オーストリアのウィーンで世界125カ国の加盟国と国際機構の代表が出席して開かれました。

 

9月29日(月)

・政府は江原道の束草と北韓の羅津との間にカーフェリーの直接航路を開設するため北韓や中国と政府レベルの交渉を進めていることが分かりました。

・米国から韓国に輸入した牛肉から病原性大腸菌O−157が検出されたことから政府は今後輸入肉に対する検疫をより一層強化することになりました。

 

9月27日(土)

・政府と民間団体による第2回海外広報実務委員会が開かれ会議では国のイメージを高めるために海外でテレビ広告を積極的に進めることを決めました。

・2002年のワールドカップサッカー大会の試合が北韓の都市でも開かれるものとみられます。

 

9月26日(金)

・ニューヨークを訪れている柳宗夏外務長官は国連安全保障理事会の特別外相会議に出席してアフリカの紛争解決について韓国政府の考え方を明らかにしました。

・権五g副総理兼統一院長官は北韓は金正日の労働党総書記に就任させるため、このところ一連の動きを見せているが北韓の政策や権力構造には基本的に変化はないだろうと述べました。

 

9月25日(木)

・アジア太平洋諸国の人材開発を協議するAPECの第2回労働相会議が25日から2日間の日程でソウルで始まりました。

・国連総会に出席するためNYを訪れている柳宗夏外務長官は25日国連の迅速配置本部主導グループ閣僚会議に出席し、韓国は国連の迅速な対応能力を高めると共に、安全保障理事会の理事国として国際平和と安全に寄与したいと述べました。

 

9月24日(水)

・韓国の柳宗夏外務長官は23日NYで米国のオルブライト国務長官と会談し、北韓の態度の変化がない限り、予備会談の開催に意味がないと判断し、当分の間は北韓の出方を見極める方針を固めました。

・金泳三大統領は兼任していた与党新韓国党の総裁の職を辞任することになり、24日党大会の議長宛に辞表を提出しました。

 

9月23日(火)

・金泳三大統領は23日韓半島の和平を図るための4カ国会談は会談のための会談ではなく実質的なものにならなければならないと述べました。

・米国は北韓が4カ国会談に出席するという確かな意思を見せない限りこれ以上成果のない予備会談は開かないという考えを明らかにしました。

 

9月22日(月)

・北韓労働党の咸鏡南道の地方組織が、現在総書記という肩書きになっている金正日を総書記に推薦する決議案を満場一致で採択しました。

・金泳三大統領の二男金賢哲被告に対する求刑公判が22日ソウル地方裁判所で開かれ懲役7年が求刑されました。

 

9月20日(土)

・韓国、北韓、米国、中国による4カ国会談を開くための2回目の予備会談がNY時間で18日と19日の2日間コロンビア大学で開かれましたが、先月に続いて今回も一致を見ることが出来ず物別れに終わりました。

・政府の統一安保政策調整会議が19日開かれ北韓が4カ国会談の議題とするよう要求してきた韓国駐留米国軍の撤退と米朝平和協定の締結を撤回すれば象徴的な規模の食糧を北韓に支援する考えをまとめました。

・国連総会に出席する柳宗夏外務長官は23日NYで米国のオルブライト国務長官と会談し、4カ国会談など韓半島問題や両国の懸案について協議する予定です。

 

9月18日(木)

・政府は18日、ノルウェーのオスロで開かれた対人地雷会議で対人地雷禁止条約の草案に参加国が合意したことに対してこの条約に賛成できないというこれまでの考えを再確認しました。

・大韓赤十字社は18日南北赤十字連絡官会議を開き、北韓に支援する第2時救援物資の最終分の輸送計画を北韓側に通報しました。

・米国のクリントン大統領は18日オスロ対人地雷禁止条約に署名しないことを決め国防総省に2006年までに対人地雷に変わる手段を講じることを指示しました。

 

9月16日(火)

・米国と北韓は16日NYで高官協議を開いて、北韓のエジプト駐在大使が、先月米国に亡命したあとの米朝関係と4カ国会談について話し合っています。

・米国は対人地雷禁止条約について韓半島で9年間猶予期間を設ければこの地雷禁止条約に署名する意志があることを明らかにしました。

・9月16日は秋夕、日本のお盆にあたる日です。韓国は南部地方は台風19号の接近で雨模様でしたが、ソウル近辺では曇りで郊外のお墓は墓参りの人たちで賑わいここでも交通渋滞が見られました。

 

9月15日(月)

・政府は今年の下半期に行われるIAEA(国際原子力機関)など各種国連専門機関の理事国の選挙に立候補することに決めました。

・第52回国連総会が16日から185カ国の加盟国代表が出席して開かれますが、この総会に韓国は柳宗夏外務長官が首席代表として出席します。

・インターネットで電子製品を取り引きする過程で発生する消費者の被害を防ぎ、救済するための国際的なルールが来年下半期までにOECD(経済協力開発機 構)によって制定されることになりました。

 

9月13日(土)

・李仁済京畿道知事が与党新韓国党を脱党して12月の大統領選挙に出馬することを明らかにしました。

・通商産業部はエネルギーを安定的に確保するため石油の中東依存の割合を減らす一方、代替エネルギーの比重を2%に引き上げることを内容とするエネルギー基本計画を発表しました。

・ワシントンで行われていた韓国と米国の自動車交渉が合意を見られずに終わりました。

 

9月12日(金)

・政府は北韓との間のエネルギー面での協力を検討しています。

・非武装地帯に埋めてある対人地雷を取り除いた場合、北韓が奇襲攻撃を掛けてくれば韓米両国軍の戦死者の数が6000人余り増えると韓米両国の軍関係者は予測しています。

・新たな漁業協定の締結を目指して10日からソウルで行われていた韓国と日本の2回目の漁業実務者協議は両国間の意見の食い違いを埋めることが出来ず、合意が見られなかったため11日今回の協議を終えました。

 

9月11日(木)

・4カ国会談のための2回目の予備会談が来週18日から2日間NYで開かれることになりました。

・政府は来月から更に第3次の北韓に対する食料援助を行う方針です。

・金泳三大統領は11日ソウルのホテルで開かれている学者、政治家らによるコリアサミットで演説し、開放と協力で繁栄した21世紀を切り開こうと述べました。

 

9月10日(水)

・第185回通常国会が10日開幕し11月18日までの70日間の会期で与野党の攻防が始まりました。

・北韓と台湾は最近シンガポールで秘密裏に交渉を行って台湾の核廃棄物を北韓に持ち出すための書類作業を終えており、北韓は台湾の核廃棄物に対する輸入承認を出しました。

・建設を進めているソウル釜山間の京釜高速電鉄は予定より大幅に遅れて2005年を完成の目途に工事が進められることになりました。

 

9月 9日(火)

・大統領の諮問機関の民主平和統一諮問会議の第8期灌漑地域会議の発足会議が9日ソウルのホテルで開かれました。

・米国と北韓は10日北京で会談し、北韓の張承吉エジプト駐在大使の亡命と4カ国会談の開催について話合う予定です。

・韓国と米国などアジア太平洋の27カ国が加盟しているアジア太平洋議会フォーラムは8日ソウルのホテルで執行委員会を開き、来年1月7日から10日までソウルで第6回総会を開くことになりました。

 

9月 8日(月)

・日本と中国が東シナ海に暫定的な漁業水域を設定することに合意したことに対して韓国政府は厳しく抗議する方針です。

・民主労組、全国民主労働組合総連盟のコ・ニョンギル委員長が12月の大統領選挙に出馬することになりました。

・政府はIAEA(国際原子力機関)が放射性廃棄物の安全管理条約を採択したことで台湾から北韓への核廃棄物の持ち込みを防ぐための国際法の根拠がつくられたとして国会での批准手続きが終わり次第出来るだけ早くIAEA(国際原子力機 関)に批准書を寄託する方針です。

 

9月 6日(土)

・米国は現在論議されている国際的な対人地雷禁止協定の中で韓半島を例外とする措置を貫徹する方針です。

・南北間と米国、中国による4カ国会談の予備会談を開くための実務者接触が来週行われる予定です。

・金泳三大統領はソウルで開かれている民間の友好促進会議の韓日フォーラムに出席するため韓国を訪れている山本ただし代表幹事ら日本側の代表と韓国側のペジェシ代表らフォーラム出席者32人と6日会って懇談しました。

 

9月 5日(金)

・韓国戦争以後48年目に米国の民間航空機が北韓の平壌に行く予定だとニューヨークタイムズが4日報じました。

・米国と北韓は4日NYで実務者接触を行い4カ国会談の予備会談の開催について協議しました。

・3日カンボジアの首都プノンペンで墜落したベトナム航空機には姉妹提携先のプノンペン医科大学に医療機器と資金を送ろうとしていた全羅北道のウォンガン大学の医学部の同窓会医師6人が乗っていましたが、プノンペン医科大学では亡くなった6人の友情を永遠に残そうと大学院の建物を韓国友情館の建物にすることになりました。

 

9月 4日(木)

・3日カンボジアのプノンペンで墜落したベトナム航空機には全羅北道にあるウォンガン大学の医療チームら21人の韓国人が乗っており全員死亡しました。

・韓国の原子力による発電能力が1000万キロワットを超えました。

・政府は21世紀を前に政府機能を全面的に再検討し、政策立案は利用者本位に、執行機能は民営化を進めることになりました。

 

9月 3日(水)

・権五g副総理兼統一院長官は3日およそ50億ドルと見られる北韓の軽水炉建設費用のうち韓国がかなりの部分を分担すればそれに応じて事業の主導権を行使することになるのは当然だと述べました。

・北韓は厳しい食糧難と経済危機に陥っていながら中型戦闘機と大砲、潜水艦など各種の兵器を量産していると米国の防衛産業専門誌ディフェンスニュースが3日報じました。

・金泳三大統領は3日韓国を訪れた西アフリカブルキナファソのコンポーレ大統領と会談し両国の協力促進と国際情勢を話し合いました。

 

9月 2日(火)

・最近与野党間で論議されている全斗煥元大統領と盧泰愚前大統領の秋夕前の釈放について金泳三大統領は2日今はその時期ではないと述べました。

・21世紀に備えた新しい疾病対策など国家レベルの総合的な長期保健医療の発展計画が立てられることになりました。

・西アフリカのブルキナファソのブルッス・コンポーレ大統領が金泳三大統領の招きで2日韓国を訪れました。

 

9月 1日(月)

・英国のダイアナ元皇太子妃がパリで交通事故で死亡したことで金泳三大統領は31日英国王室と政府に対し、韓国国民を代表して弔意を表しました。

・今年4月最高裁判所で無期懲役と懲役17年が確定した全斗煥元大統領と盧泰愚前大統領を今月の秋夕の前に釈放させようという動きが出ています。

・大統領選挙への出馬が取り沙汰されている京畿道知事李仁済氏は31日訪問先の北京で記者会見し、新韓国党が暮れの大統領選挙で勝つことは難しいという展望が出ていると危機の本質と対策について党内で活発な論議がなされなければならないとして、与党の大統領候補を交代させる論議を進める意向を初めて示しました。

 

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