1997年 

8月30日(土)

・北韓は米国が北韓のエジプト駐在大使の亡命を事実上認めたので米国とミサイル協議をボイコットしました。

・韓国、日本、中国の蔵相が集まって為替やアジアの金融問題について協議するいわゆるG3会議を毎年開くことが韓国の間で検討されています。

・韓日間の直線基線の領海をめぐる東京会談が29日終わりましたが、この会議で韓国政府は日本政府が直線基線の領海を採用する際、韓国と事前に協議しなかったことは韓日漁業協定に違反した行為だという点を強く指摘したということです。

8月29日(金)

・韓国金融機関の対外債務について政府が保証することを対外に正式に宣言しました。

・天道教のオウイッケ元教りょう画布法に北韓入りした事件を捜査している国家安全企画部はオウ元教りょうの北韓入りは北韓の緻密な誘因工作の結果だと述べました。

・金泳三大統領は28日大統領官邸の青瓦台で韓国を訪問している日本の三塚大蔵大臣の表敬訪問を受け懇談しました。

8月28日(木)

・エジプトに駐在していた北韓大使一行の米国への亡命と関連して北韓は27日行う予定だったの米朝間の3回目ミサイル協議への出席を急遽取りやめました。

・北韓の労働党書記キムヨンスンはこのほど北韓を訪れた日本の衆議院議員と会った席で韓国の次期大統領が就任する来年2月以降に南北対話を再開する意思を明らかにしたと日本の毎日新聞が28日報じました。

・米国国務省のルービン報道官は28日張大使一行の亡命をまだ許可していないと述べました。

8月27日(水)

・米国政府が亡命を受け入れた北韓のエジプト駐在大使に対する事情聴取などに韓国の関係者も参加する模様です。

・金泳三大統領は韓国を訪問しているイスラエルのネタニアフ首相と会談し、北韓のエジプト駐在大使亡命や中東情勢などについて意見を交わしました。

・北韓に送る2次分の食糧の一部を乗せた貨物船トンジンナゴヤ号3012トンが27日午前仁川港から北韓の南浦港に向かって出航しました。

8月26日(火)

・エジプト駐在の張承吉北韓大使夫妻が第3国に亡命したと見られる事件で韓国政府の関係者は26日張大使一行はすでに先週末米国入りしており、現在亡命に必要な手続きを取っているのではないかと述べました。

・中国のWTOへの加盟をめぐる韓国と中国間の交渉が26日まとまったことが分かりました。

・北韓のミサイル開発とミサイルの輸出規制を協議する米朝間のミサイル交渉が27日NYで開かれることになりました。

8月25日(月)

・エジプトのカイロに駐在していた張承吉北韓大使48才が第3国の保護の元で現在亡命手続きをとっているということです。

・EBS教育放送が衛星放送による教育番組を5日間の試験放送を終えて25日正式に始めました。

・韓国と米国は27日ワシントンで局長クラス会議を開き、来月中旬に開かれる韓半島和平のための4カ国会談に向けた2回目の予備会談とグアムでの大韓航空機墜落事故を巡る両国の協力について協議することになりました。

8月23日(土)

・中国を訪れている姜慶植副総理兼財政経済院長官は22日江沢民国家主席を表敬訪問し、金泳三大統領の親書を伝えて両国の経済上の課題について話し合いました。

・政府は北韓の困難な食糧事情を考え国連機関を通じて1000万ドルの農業用資材と粉ミルクを追加で支援すると23日発表しました。

・米国政府は韓半島の地雷を段階的に除去することを求めたパトリックリー上院議員の提案を検討する用意があると国務省のルービン報道官が述べました。

8月22日(金)

・米国政府は北韓が中東などにミサイルを輸出することを防ぐために北韓に対してミサイルの生産に役立つような技術の輸出を禁止する制裁措置を執りました。

・国連は21日北韓に対して住民の居住、移転の自由を認めるように求める決議を採択しました。

・サハリンの天然ガスの開発に韓国企業が参加できるようになりました。

8月21日(木)

・姜慶植副総理兼財政経済院長官は20日中国を訪問して中国のリ・ランセ副首相と会談し、WTOに中国が加盟する際の前提条件になる関税と非関税障壁についてまず韓国と中国の間で協議をまとめることで努力していくことに合意しました。

・韓国駐在のチョウ・テイエン中国大使は21日中国は台湾が核廃棄物を北韓へ持ち込もうとしていることについて台湾当局はこの問題を政治的に利用しようとしているだけでなく、韓半島の環境を汚染するなど環境を脅かしているので反対すると述べました。

・韓国の国防長官又は合同参謀本部議長の中国訪問が来年中に実現しそうです。

8月20日(水)

・外務部は19日米国と日本との間で進められている日米防衛協力指針の改正が日本の軍事的役割の拡大をもたらし、周辺諸国の憂慮を引き起こす恐れがあるという韓国政府の考えを日米両国に伝えました。

・米国は韓国の金融と自動車市場に対して開放圧力を強めています。

・政府は空の安全を強化するため国内の空港だけでなく韓国の航空会社が就航している外国の空港についての安全点検も行うことになりました。

8月19日(火)

・韓国、米国、日本などで創っているKEDOが北韓に提供する軽水炉の起工式が19日午後北韓の新浦で行われました。

・政府は19日の閣議で国だけでなく国際機構もKEDOに加盟できるようにKEDOの設立協定を改正することに同意しました。

・KEDOと北韓が去年7月4日に南北間の郵便物の交換に合意した通信議定書に署名してから初めて今月16日北韓から郵便が韓国に到着しました。

8月18日(月)

・19日北韓の新浦で行われるKEDOによる軽水炉の起工式に向けて18日韓国の記者を含めた80人が北韓に向けて出発しました。

・226人もの犠牲者を出したグアム島の大韓航空機墜落事故の際酸素マスクから漏れた酸素と乗客の免税品のウイスキーに火がついてロケットのように燃え上がったと生存者の一人が証言しました。

・金泳三大統領は17日ソウルで開幕した世界政治学会で演説し、我々は改革の世界化時代を生きており、今は人類が直面した共通の問題を解決するため世界的な改革のネットワークが必要な時代だと述べました。

8月16日(土)

・今年6月日本の島根県の近海で操業していて領海侵犯の疑いで拿捕されて検察から起訴されていた韓国の漁船テドン号の船長キムスギルさん35才に対して松江地方裁判所浜田支部は15日韓日漁業協定は沿岸から12海里の水域までを排他的漁業水域としており、この外側に当たる新しい領海での操業に対しては日本側は取り締まる権限がないとして訴えを棄却しました。

・乗客乗員226人が死亡したグアムでの大韓航空機墜落事故では遺体の身元確認が難航していますが、政府は15日開いた対策会議で遺族の法律相談に応じるため弁護士一人を現地に派遣することを決めました。

・日本と北韓との間の国交正常化交渉が再開され予備会談が今月21日北京で開かれることになりました。

8月15日(金)

・KEDOが北韓の新浦に建設する軽水炉の工事がいよいよ来週19日から始められることになりました。

・226人の犠牲者を出したグアム島の大韓航空機墜落事故の原因究明でブラックボックスの一時読みとりが14日終わりコピーしたデータを韓国に持ち込んで独自の分析をすることになりました。

・沖縄に配置されていた米国軍の劣化ウラニウム弾が韓国の米国軍基地に移送されていることが分かりました。

・今日8月15日は韓国が日本の植民地統治から解放されて52周年に当たる記念日光復節です。

8月14日(木)

・政府は航空機事故の再発を防ぐため航空安全対策実務企画団をもうけて航空安全総合対策を立てることになりました。

・北韓を訪問した米国下院の7人の議員は北韓に送った援助食料が軍用に転用されている疑いがあると述べました。

・ホワイトハウスのマッカリー報道官は14日北韓に送った援助食料が軍用に転用されている疑惑について援助された穀物が軍部や一部の階層だけを満足させる方向で専用されているとすれば、国際社会の善意に背くものだと述べました。

8月13日(水)

・大韓赤十字社による北韓への2回目の食料援助が14日から始まります。

・大韓航空機の墜落事故についてグアム島での調査がほぼ終わり今度はワシントンで多角的な調査と分析が行われることになりました。

・趙淳ソウル市長が今年12月の大統領選挙に出馬することを13日明らかにしました。

8月12日(火)

・政府は12日統一関係長官会議を開き、北韓での軽水炉建設工事、食糧支援、4カ国会談について話し合いました。

・大韓航空機がグアム島で墜落し、226人が死亡または行方不明になっている事故で生存者2人が12日午前大韓航空機でソウルに到着しました。

・米国は南北間と米国、中国による4カ国会談の本会談が開かれる前に食糧支援を先行させるべきだという北韓の要請を拒否しました。

8月11日(月)

・グアム島で大韓航空のジャンボ機が墜落した事故でNTSB(米国国家運輸安全委員会)は事故当時空港の最低安全高度警報装置が故障していたことが明らかになっていたことを突き止め、事故との関連を調べています。

・政府は軽水炉を建設する北韓の新浦を国内の事業所として扱う方針です。

・韓半島で真の平和体制を築き上げるには今の休戦状態を法的に終結させる必要があるという米国のコロンビア大学のムージョンオク教授の主張がNYタイムスの最新号で伝えられました。

8月 9日(土)

・米国下院ボーターボス情報委員長ら米国下院情報委員会所属の7人の議員が9日北韓に向かいました。

・韓国と日本は来週12,13日の2日間東京で4回目の漁業実務者協議を行い漁業協定の改正について交渉します。

・韓国政府は8日間半島から中国、モンゴルを経てロシア、ヨーロッパまでをつなぐアジア大陸横断鉄道の北部路線の貨物コンテナのモデル輸送事業に財政支援を行うことになりました。

8月 8日(金)

・グアム島で墜落した大韓航空ボーイング747ジャンボ機のフライトレコーダーとボイスレコーダーはどちらも良好な状態で墜落直前の模様が記録されていることが分かりました。

・韓半島の和平を目指してNYで開かれていた4カ国会談の予備会談はこれと行った合意が得られずに終わりました。

・6日グアム島で着陸寸前に墜落した大韓航空機の生存者29人のうちけが人8人が米国空軍の輸送機で8日午前3時40分頃ソウルの金浦空港に到着しました。

8月 7日(木)

・グアム島で着陸寸前に墜落した大韓航空機の生存者は29人となりました。

・海洋水産部は韓国の200海里排他的経済水域の中で外国漁船に対する主権を行使する法律の施行令を7日公布しました。

・NYで開かれている4カ国会談の予備会談で本会談の場所をスイスのジュネーブとすることで合意しました。

8月 6日(水)

・乗客乗員254人を乗せたソウル発グアム島行き、大韓航空機がグアム島で墜落し32人が助かりましたが、222人が死亡しました。

・韓半島の和平を巡って話し合う4カ国会談のための予備会談で本会談を予備会談から6週間以内に開くことに合意した模様です。

・北韓は4カ国会談が開かれる数時間前の韓国時間で5日夕方休戦協定は死滅したというこれまでの主張を覆して、休戦協定を順守する準備が出来ていると述べました。

8月 5日(火)

・韓半島の和平を話し合う4カ国会談の予備会談が韓国時間の5日夜11時からNYのコロンビア大学国際公共大学院の会議室で開かれます。

・金泳三大統領は5日内閣改造を行い、24人の閣僚のうち11人を入れ替えました。

・大韓赤十字社は先月行われた南北赤十字会談で合意した2回目の食料援助5万トンのうち1万2千トンを今月12月に送ることを4日北韓側に連絡しました。

8月 4日(月)

・軽水炉が建設される北韓の新浦と韓国との間を結ぶ電話が4日開通し、南北分断後初めて民間人による南北通話が始まりました。

・韓国戦争で戦死した米国軍兵士4人の遺骨が4日板門店を通じて米国側に引き渡されました。

・金泳三大統領は韓国を訪れているマレーシアのバダウィ外相から12月中旬にクアラルンプールで開かれるASEAN(東南アジア諸国連合)の非公式首脳会議への出席を求めるマハティール首相の親書を受け取り前向きに検討すると語りました。

8月 2日(土)

・米国は来週5日NYで開かれる4カ国会談の予備会談で韓国と北韓との間の緊張緩和のための新たな案を示す予定です。

・政府が国連世界食糧計画の呼びかけに応じて北韓に支援するトウモロコシ5万トンが近く北韓側に送られます。

・韓国は夏休みをとる人たちがこのところ集中し、週末を迎えた1日の夜から2日午前にかけて各地の高速道路は海や山へ向かう車でひどい渋滞となりました。

8月 1日(金)

・北韓は5日NYで開かれる4カ国会談のための予備会談に出席する意向を再確認しました。

・ドイツの企業がプラスチック廃棄物を北韓に持ち込もうとしていることについて韓国政府はドイツ政府に自制を求める方針です。

・ロサンゼルスドジャースで活躍している韓国人のパクチャンホ投手が1日待望の10勝目をあげました。

 

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