1997年

 

7月31日(木)

・31日に開かれた国連安全保障理事会の非公式協議で韓国は今月16日に非武装地帯で発生した銃撃事件の内容を説明し、韓国軍が先に挑発したという北韓の主張は嘘だと反発しました。

・上海で開かれていた韓国と中国の漁業協議で両国は暫定的な漁業協定を結ぶための方法を検討することで合意しました。

・米国は韓半島の新たな枠組み作りのため4カ国会談の開催を推進すると共に、韓国と北韓との間にホットラインの開設を進めていると米国訪問中の日本の民主党の横路氏が29日述べました。

7月30日(水)

・政府は29日の閣議で排他的経済水域の特定の水域で外国人による漁業活動を禁止する内容の施行令を決めました。

・ポハン製鉄と東国製鋼は今年の1月、不渡り手形を出して事実上倒産した韓宝鉄鋼の資産を引き受ける意思があるという文書を韓宝鉄鋼のメインバンクの第一銀行に出しました。

・米国国務省のカートマン次官補代理は29日北韓が四カ国会談を受け入れた以上次の段階は韓半島の緊張緩和と統一のための南北対話が本格的に行われるべきだと述べました。

7月29日(火)

・来月5日に開かれる南北間と米国、中国が参加する韓半島和平のための4カ国会談の予備会談の場所がNYマンハッタンのコロンビア大学の中の国際学センターに決まりました。

・韓日両国は来月はじめに韓日漁業協定改正のための実務者協議を再び開くことになりました。

・柳宗夏外務長官は米国のオルブライト国務長官、中国のセンキシン外相とも会って最近の韓半島情勢と4カ国会談の開催について協議し、予備会談の後すぐに本会談が開かれるように両国の協議を求めました。

7月28日(月)

・KEDOの事務所が28日軽水炉建設地の新浦にオープンしました。

・一昨年中国東北部で宣教活動中に北韓の工作員によって北韓に拉致された韓国人のアンスンウン牧師事件の犯人がこのほど中国での刑が満了して中国政府によって北韓に追放されたことが分かり、統一院はこの事件に対する責任ある北韓当局者に謝罪を求めました。

・ASEAN(東南アジア諸国連合)の諸国と韓国、日本、中国、米国など併せて19カ国の外相が出席するASEAN(東南アジア諸国連合)拡大外相会議が28日からクアラルンプールで始まりました。

7月26日(土)

・柳宗夏外務長官は27日マレーシアのクアラルンプールで開かれるASEAN(東南アジア諸国連合)の安全保障フォーラムとASEAN拡大外相会議に出席するため25日現地入りしました。

・北韓に援助する軽水炉建設に伴って建設地の新浦に韓国の銀行の出張所が今年9月に開設される見通しです。

・ASEAN(東南アジア諸国連合)は25日ASEAN(東南アジア諸国連合)の加盟国と韓国、中国、日本の3カ国が加わるEAEC(東アジア経済協議)が作られることを希望すると主張しました。

7月25日(金)

・北京で行われていた3回目の南北赤十字協議は韓国が北韓へ今年9月末までにトウモロコシなど5万トンを送ることで合意し、25日双方が合意書に署名しました。

・韓国を訪問しているプリマコフ外相は韓半島の平和と安定のためのあらゆる措置を歓迎し、4カ国会談の成功を望んでいると述べました。

・今月28日から南北が分断されて初めて韓国の政府関係者が北韓に常駐することになりました。

7月24日(木)

・国会は24日の本会議で日本が直線基線によって領海を設定したことに対して抗議の決議を採択しました。

・北韓が台湾の核廃棄物を受け入れるために休戦ラインの北90キロのところに建設していた核廃棄物の処理場が9月はじめに完成すると23日台湾の新聞が報じました。

・金泳三大統領は韓国を訪れているロシアのプリマコフ外相と会談し、この席でロシアが北韓と新しい条約を結ぶことなどで北韓の政策が合理的な方法を踏むように働きかけて欲しいと述べました。

7月23日(水)

・北韓への食料援助について話し合う3回目の南北赤十字協議が23日北京で行われ、大韓赤十字社側は2回目の援助物資として今年10月までにトウモロコシ5万トンと医薬品、農業資材などを送ることを提案しました。

・KEDOが北韓に建設する軽水炉の建設に携わる技術者の第1陣が23日建設現場の新浦につきました。

・今月7日領海侵犯の疑いで日本の海上保安庁に抑留されて取り調べを受けていた韓国の漁船第23ヘソン号の船長ら2人が23日釜山港に帰り釜山海洋警察で調べを受けています。

7月22日(火)

・与党新韓国党の大統領候補を選ぶ全国大会が開かれ、李会昌氏に決まりました。

・柳宗夏外務長官は韓日漁業協定の改正交渉の期限を決めることは正しくなく、両国が忍耐を持って交渉していかなければならないと述べました。

・韓国と米国、中国は来週はじめにNYで開かれる予定の韓半島和平のための4カ国会談の予備会談の前に実務者協議を行い、会談の具体的な場所と通訳など実務的な方法について話し合う予定です。

7月21日(月)

・与党新韓国党の大統領候補を選ぶ全国大会が開かれ、李会昌氏に決まりました。

・柳宗夏外務長官は韓日漁業協定の改正交渉の期限を決めることは正しくなく、両国が忍耐を持って交渉していかなければならないと述べました。

・韓国と米国、中国は来週はじめにNYで開かれる予定の韓半島和平のための4カ国会談の予備会談の前に実務者協議を行い、会談の具体的な場所と通訳など実務的な方法について話し合う予定です。

7月19日(土)

・南北間と米国、中国の4カ国は来週末頃NYで実務者接触を行い、来月5日に予定された4者会談の予備会談の開催の手続きについて話し合う予定です。

・韓国と米国は17日ハワイのホノルルで終わった非拡散政策協議会で北韓の中、長距離ミサイルと化学兵器の開発規制に共同で対処していくことになりました。

・韓国がこれまでに北韓に支援した農産物は併せて2億5560万ドル分に当たることが分か りました。

7月18日(金)

・民間レベルでの北韓への食糧支援について話し合うための3回目の南北赤十字協議が来週23日北京で開かれることになりました。

・政府は北韓が深刻な食糧難にもかかわらず、日本にトウモロコシを輸出したという疑惑が出ていることから23日の南北赤十字協議で支援する食糧の分配の透明性を求める方針です。

・金泳三大統領は18日女性団体の指導者らと会い、この席で政府は女性に対する差別と不利益をなくすため女性発展基本法の制定に努力してきた結果、1年前からこの法律が施行されたと説明しました。

7月17日(木)

・16日休戦ラインで起きた韓国軍と北韓の間の銃撃戦について国防部は北韓側が休戦協定に違反したもので責任も北韓にあるという声明を出し、米国上院は北韓への軽水炉建設に対して米国が基金の提供を拒否できる措置を採択しました。

・深刻な食糧難のため国際社会から穀物の支援を受けている北韓は最近1030トンのトウモロコシを日本に輸出したと産経新聞が17日報じました。

・今日7月17日は49年前の1948年7月17日に憲法を公布したことを記念する制憲節です。

7月16日(水)

・韓国第8位の財閥起亜グループの経営不安が15日表面化し、銀行から不渡り手形を出しても2か月間猶予する制度の適用を受けることになりました。

・休戦ラインの非武装地帯で韓国軍と北韓軍の間で銃撃戦が交わされました。

・同じ家計の同じ苗字の男女同志の結婚を禁じている今の民法809条第1項について憲法裁判所は16日違憲の判断を示しました。

7月15日(火)

・政府は韓日間の漁業紛争について日本の直線基線による領海の決め方を認められないというこれまでの方針を守っていく考えです。

・北韓の新浦で軽水炉を建設するのに必要な機材と資材を運ぶ南北間の航路を試験運行するための大韓通運のタグボート2隻が15日韓国東海岸のウルサン港を出航しました。

・ロシアのプリマコフ外相が柳宗夏外務長官の招きで来週23日から4日間韓国を訪問します。

7月14日(月)

・北韓の軽水炉建設に必要なきざいや資材を運ぶ韓国籍の船の試験運行が15日から20日まで韓国のウルサンと北韓のヤンワとの間で行われる事になりました。

・韓日歴史共同会議を公式に発足させるための両国の専門家同志の初めての会議が15,16の両日東京で開かれます。

・政府は日本が一方的に設定した直線基線を認めるわけにはいかないという方針を再確認し、多角的な対策作りに乗り出しました。

7月12日(土)

・政府は12日統一安全保障政策調整会議を開いて、これまでの安全保障体制を再点検し、4カ国会談など南北関係の改善策について協議しました。

・北韓が大量の破壊兵器を使う全面戦争の戦略を立てていると伝えられていることから、韓米両国は対応策をまとめるための協議会を来週15日から3日間ハワイで開くことになりました。

・外務部は11日領海を侵犯する外国漁船を拿捕するのは当然だとした橋本首相の発言に対して反発する声明を出し、直線基線の設定自体が国際法の基準に合わない部分があり、韓国との事前協議なしに一方的に直線基線を設営したのは過ちだと述べました。

7月11日(金)

・北韓の元労働党書記の黄長Y氏が10日亡命後初めて行った公式記者会見で北韓は戦争準備に拍車をかけていると証言したことで、韓国国防部は防衛体制をより一層強化することになりました。

・米国が韓国製カラーテレビをダンピングだとして差別措置を執っていることに対して、韓国政府は10日、WTOに公式に提訴しました。

・来月5日NYで行われる4カ国会談のための予備会談で韓国政府は北韓が本会談に出席して誠意ある姿勢を見せれば、政府レベルでの大規模な食糧支援を考慮できるという点を強調する方針です。

7月10日(木)

・北韓労働党の元書記黄長Y氏の初めての公式記者会見が10日ソウルで行われ黄長Y氏は北韓は戦争の道だけを追求していると語りました。

・海洋水産部は日本が直線基線を適用して今後も韓国の漁船の拿捕を続ければ、韓国の漁業指導船を現場に派遣して拿捕を防ぐ考えです。

・北韓の軽水炉建設予定地の新浦に今月21日KEDOの事務所と主契約社の韓国電力の事務所が設けられることになりました。

7月 9日(水)

・金泳三大統領は北韓の不透明な将来について、これから1、2年の間が韓国民族の将来を左右する重要な時期になると述べました。

・日本政府が相次いで韓国の漁船を拿捕したことについて韓国外務部の李祺周外務次官はソウル駐在山下シンタロウ日本大使を呼んで強く抗議すると共に、謝罪と再発防止を要請しました。

・政府は国連安全保障理事会の組織改革について、日本などが加わる常任理事国を増やすことに反対すると朴銖吉国連担当韓国大使が述べました。

7月 8日(火)

・政府は8日の閣議で、北韓脱出者の保護と定着支援に関する法律の施行令を決めました。

・インドネシアを訪問しているイ通商産業長官は8日スハルト大統領を表敬訪問し、両国の協力促進について話し合いました。

・韓国とロシアの初めての経済共同委員会が8日からソウルの南のカチョン市で開かれ、ロシア沿海州のナホトカ自由貿易地域に99万平方メートルの韓国企業専用の工業団地を造り、投資企業に対して税金を減免することで合意しました。

7月 7日(月)

・北韓の金正日は今年10月の北韓労働党の創立記念日に権力を継承することが有力視されるという報告書が統一院から出されました。

・韓国医師協会は北韓住民を対象に無料の医療奉仕活動を繰り広げることになり、ボランティアの医師を募集しています。

・金泳三大統領は7日、韓国を訪れているロシアのウレグ経済担当副首相の表敬訪問を受け、韓国ロシア経済共同委員会が8日からソウルで開かれるのをきっかけに、貿易と投資の活性化、科学技術協力など両国の経済規模に見合う協力が行われるよう求めました。

7月 5日(土)

・フィリピンを訪れた柳宗夏外務長官は4日ラモス大統領と会った席で北韓労働党の元書記黄長Y氏亡命の際フィリピンが協力してくれたことに対して、感謝の意を伝えました。

・韓国政府は国連の北韓への3回目の支援計画に基づいて、韓国政府が支援することになったトウモロコシ5万トンと粉ミルク300トンを今月から来月にかけて現物で北韓に送ることになりました。

・金泳三大統領は与党新韓国党の大統領候補に出馬を表明している7人を聞いて誰の肩も持たず中立を守るという考えを示しました。

7月 4日(金)

・政府は72年7月4日の南北共同声明発表25周年に当たって統一院スポークスマンの声明を出し、北韓が4カ国会談の本会談の開催に協力する事を期待すると述べました。

・中国共産党は韓国戦争が韓国軍の北韓への進入によるものだというこれまでの主張をほぼ半世紀ぶりに撤回し、毛沢東の参戦決定を批判し始めたと、米国の週刊誌ニューズウィークが報じました。

・韓国と米国は北韓との間で軍事休戦委員会の本会談の代わりに軍事休戦委員会の将軍クラスの会談の開催を検討しています。

7月 3日(木)

・金泳三大統領は与党の大統領候補を選ぶ党内選挙は公正に行われなければならないと述べました。

・KEDOと北韓は3日NYで軽水炉建設のための細部事項についての議定書に署名しました。

・香港を訪問している柳宗夏外務長官は2日香港特別行政区のトウケンカ初代行政長官と合って韓国と香港の関係促進について話し合いました。

7月 2日(水)

・香港を訪問している柳宗夏外務長官は日本の池田外相と会い、日本が領海を一方的に直線基線で決め、その中で操業していた韓国漁船を拿捕したことについて遺憾の意を示しました。

・先月の貿易収支が2年6か月ぶりに黒字となりました。

・与党新韓国党の代表がこれまでの李会昌氏から元国会議長の李氏に代わりました。

7月 1日(火)

・韓半島和平のための4カ国会談の開催に向けた南北間と米国、中国の次官補クラスの予備会談が8月5日NYで開かれることが決まりました。

・第184臨時国会が1日開幕し、30日間の会期に入りました。

・政府は北韓が南北間と米国、中国が参加する4カ国会談の開催に合意したことを歓迎すると述べました。

 

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