2015年ニュース

10月31日土曜日

・韓国・日本・中国の3か国首脳会議を前に、まず中国の李克強首相がソウル入りし、朴槿恵(パク・クネ)大統領との首脳会談に臨みます。

・中学校の歴史教科書と高校の韓国史教科書を国定化することについて、国内の28の歴史学会が30日、共同声明を発表し、政府に対して国定教科書化の撤回を求めるとともに、歴史学者らに執筆に参加しないことを求めました。

・韓国株式市場と店頭市場のコスダックに上場する会社が、ことし増え続け、この13年間でもっとも多い年になるものとみられています。

10月30日金曜日

・朴槿恵(パク・クネ)大統領は29日、日本のメディアとの書面インタビューで、韓国と日本の間で懸案となっている旧日本軍慰安婦問題が年内に解決することを期待していると述べました。

・北韓が、北東部の咸鏡北道豊渓里(プンゲリ)の核実験場で、新たに掘削工事を進めていることが確認されました。
韓国軍の関係者は30日、「豊渓里の核実験場で人や車の動きが活発になっている。新しい坑道を掘る工事が進められていると分析される」と述べました。

・来年2月から首都圏の一部の道路で、自動運転自動車の試験走行が行われます。

10月29日木曜日

・政府と与党が進めている歴史教科書の国定化について、ソウル大学の現職教授と名誉教授らが撤回を求める声明を発表しました。

・修学旅行の高校生ら295人が死亡し9人が行方不明になった去年4月のセウォル号の事故で、業務上過失致死などの罪に問われていた海運会社「清海鎮(チョンヘジン)海運」の代表、キム・ハンシク被告(73)に対する上告審の判決が29日、大法院であり、2審と同じ業務上過失致死などの罪が認められて懲役7年と罰金200万ウォンの判決が言い渡されました。

・WHO=世界保健機関傘下の国際がん研究機関が、ハムやソーセージなど、塩漬けや発酵させた加工肉を、発がん性物質に分類したことを受けて、韓国では加工肉の売り上げが急激に減っています。

10月28日水曜日

・韓国政府は南シナ海でアメリカと中国の対立が続いていることについて、国際規範に従って平和的に解決されるべきだとする立場を表明しました。

・韓国企業の売上伸び率が、過去最低水準に落ち込み、製造業の売上は初めてマイナスに転じました。

・韓国の男子器械体操が、来年のリオデジャネイロ・オリンピックに出場することが決まりました。

10月27日火曜日

・朴槿恵(パク・クネ)大統領、国会で「歴史教科書を正常化させることは使命だ」と述べ、歴史教科書の国定化に向けた強い意志を示しました。
朴大統領は、27日、国会で来年の予算案についての施政方針演説を行い、この中で、政府が進めている歴史教科書の国定化について、「歴史教育の正常化は、将来の主役である子どもたちが歴史を正しく認識し、韓国の国民として誇りを持って育つようにするためのもので、急変する国際情勢のなかでも、しっかりとした国家観を持ち、主導的な役割を果たすためにも、歴史教育の正常化は当然の課題であり、私たちの世代の使命だ」と述べました。

・大統領府青瓦台の関係者が26日、韓日首脳会談をソウルで来月2日に開くことを日本側に提案したと明らかにしましたが、会談での慰安婦問題の扱いをめぐって意見の隔たりがあり、韓国側は、昼食会を省いて会談時間を約30分とするスケジュールを示したと、日本のメディアが伝えました。

・軍隊への入隊を待機している若者が急増していることから、政府・与党は27日、新たに入隊させる現役兵の数を、来年と再来年にそれぞれ1万人ずつ増やすことを決めました。
兵役が義務化されている韓国では、就職難を背景に軍隊への入隊を希望する若者が増え、現役兵の受け入れ枠を上回る現象が生じています。

10月26日月曜日

・韓国の全経連=全国経済人連合会と日本の経団連による韓日財界会議が26日、東京で開かれました。

・歴史教科書の国定化をはかる教育部が、秘密裏に特別チームを設置したと、野党の新政治民主連合の議員らが疑惑を提起しました。

・韓国プロ野球の今シーズンのチャンピオンを決める韓国シリーズの第1戦が26日、大邱で行われます。

10月24日土曜日

・韓国側の離散家族が北韓にいる肉親と会う、今回の2回目の再会行事が24日午後から北韓の金剛山で始まりました。

・ソウルで開く韓日中3か国首脳会議に合わせて開催を目指している韓日首脳会談について、韓国と日本は来月2日をメドに調整を行っていることがわかりました。

・FIFA=国際サッカー連盟が主催する17歳以下のワールドカップで、ブラジルとギニアを破った韓国代表は、イングランドとの試合を0-0で引き分け、失点なしのB組1位で決勝トーナメントに進出しました。

10月23日金曜日

・朴槿恵(パク・クネ)大統領と与野党の執行部が22日、大統領府青瓦台で会合し、国政の懸案について議論を交わしました。この席で朴大統領は、先のアメリカ訪問の成果を説明するとともに、与野党に対して労働改革関連の5法案と経済活性化法案の国会での速やかな審議を求めました。
また歴史教科書の国定化についても議論が交わされ、朴大統領と与野党執行部は、正しい歴史教育が必要だという認識では一致しましたが、歴史教科書をいまの検定制から国定制に変えることでは意見の相違がみられました。

・韓国の7月から9月までの第3四半期の経済成長率が1.2%となり、6四半期ぶりに0%台を脱しました。
韓国銀行が23日発表した第3四半期の実質GDP=国内総生産は、前の四半期に比べてプラス1.2%で、6四半期ぶりに0%台を脱しました。これは2010年第2四半期以来の高い水準です。

・政府は、世界トップクラスの科学者1000人を2025年までに育成する目標をたて、研究を支援する方針です。

10月22日木曜日

・北韓の景勝地・金剛山(クムガンサン)で進められている南北離散家族再会行事の1回目の日程が、22日、終了し、韓国側の家族389人が3日間の北韓の肉親との対面を終えて、韓国に向かいました。

・尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は、来月初めに予定されている韓日中3か国首脳会談で、北韓の核問題などについて掘り下げた議論が行なわれる見通しだと述べました。

・ソウルで21日、この秋初めてのPM2.5=微小粒子状物質注意報が出されました。

10月21日水曜日

・離散家族再会で夫婦や親子の再会より兄弟や3親等の親戚の再会が占める割合が高くなっていることが分かりました。
統一部と大韓赤十字社によりますと、20日から北韓の金剛山で始まった離散家族再会で、北韓側の離散家族が再会を希望した家族は、兄弟姉妹が80人と、全体の82.5%で最も多くを占め、次いで叔父や叔母などの3親等が12.4%、親子3.1%、夫婦2%でした。

・6か国協議のアメリカ首席代表を務めるソン・キム北韓担当特別代表は20日、上院外交委員会の公聴会に出席し、北韓との平和協定締結には関心がないと述べました。

・ポーランドの首都ワルシャワで開かれた第17回ショパン国際ピアノコンクールで、韓国のチョ・ソンジンさん(21)が優勝しました。このコンクールで韓国人が優勝したのは初めてです。

10月20日火曜日

・1年8か月ぶりとなる離散家族再会行事が始まりました。
韓国側の離散家族は20日午前8時半に韓国東部の束草(ソクチョ)を出発、午後1時半(北韓時間の午後1時)に北韓金剛山ホテルに到着しました。
韓国側の離散家族389人は午後3時30分に、金剛山面会場で北韓側から申請した96家族と60年ぶりに再会しました。

・朴槿恵(パク・クネ)大統領が、来年の総選挙への立候補を表明した国土交通部と海洋水産部の長官をはじめ、合わせて8人の長官や次官を交代するとともに、大統領府青瓦台の外交安保首席秘書官の人事も断行し、朱鉄基(チュ・チョルギ)外交安保首席秘書官を事実上更迭ました。

・政府が来年から、高齢者の年齢基準を現行の65歳から引き上げるための議論を本格的に進めることになりました。
政府は18日にまとめた「第3次少子・高齢社会基本計画試案(2016年〜2020年)」で、高齢者の年齢基準を見直す社会的合意を形成するための方策づくりを進めると明らかにしました。

10月19日月曜日

・アメリカのホワイトハウスで16日に開かれた韓米首脳会談は、北韓の核問題に関する共同声明を採択するなどして、今後の関係国の動きに関心が寄せられています。
両首脳は会談で、北韓の核放棄に向けて韓国、アメリカ、日本の協力強化が必要だという点で認識が一致し、挑発抑止や核放棄に向けた協力を盛り込んだ別途の共同声明を採択しました。

・韓国国会では19日、来年度予算案の審議が始まります。
19日には常任委員会による予備審議がスタートし、26日には予算決算特別委員会による公聴会が開かれ、28日からは本会議で黄教安国務総理などに対する質疑が行われる予定です。

・FIFAのU−17ワールドカップが17日、南米のチリで開幕、A組とB組の4試合が行われ、B組の韓国は優勝候補のブラジルに1−0で勝ちました。

10月17日土曜日

・アメリカを訪れていた朴槿恵(パク・クネ)大統領は現地時間の16日、ホワイトハウスでオバマ大統領と首脳会談を行い、北韓の核開発問題で連携を強化するとした共同声明を発表しました。

・ウォン高ドル安の傾向が続き、当局が市場の動向を注意深く見極めています。

・北韓の金剛山(クムガンサン)で行われる、南北離散家族の再会行事の日程が決まりました。それによりますと、第1次の再会行事は、今月20日から22日まで行われ、北韓側からの申請者96人が韓国の家族と再会し、第2次再会行事は、24日から26日まで韓国側の申請者90人が北韓の家族と再会することになっています。

10月16日金曜日

・アメリカを訪れている朴槿恵(パク・クネ)大統領は現地時間の15日、「韓日中首脳会談を機に韓日首脳会談も可能」との考えを示しました。

・アメリカを訪れている韓民求(ハン・ミング)国防部長官とアメリカのカーター国防長官は15日、国防総省で会談し、KFX=韓国型戦闘機開発事業をめぐる主要技術移転問題などについて議論しました。
カーター長官は、韓国が求めていた先端技術の移転は難しいとの立場を示したということです。

・日本の国体にあたる全国体育大会が、16日から22日までの7日間、江原道(カンウォンド)江陵(カンルン)で開かれます。

10月15日木曜日

・アメリカを訪問中の朴槿恵大統領は、韓国時間の15日未明、ワシントンの参戦記念公園を訪れ、韓国戦争参戦記念碑に献花し、韓国とアメリカの友情が自由民主主義を守護する偉大な結果を生んだと述べました。
また、韓国戦争は生きている歴史だとしたうえで、韓米同盟関係をより強固に発展させ、戦没者の犠牲に報いると述べました。

・韓国銀行は15日、金融通貨委員会を開き、政策金利を現行の年1.50%に据え置くことを決めました。
韓国銀行は6月に政策金利を1.75%から過去最低水準の1.50%に引き下げましたが、その後は4ヶ月連続で据え置くことを決定しています。

・教育部はこのほど中学校の歴史教科書と高校の韓国史教科書を国定化することにし、教育部傘下の韓国史編纂委員会に教科書の編集を任せるとしていますが、歴史教科書の国定化に反対している進歩系の学者らは編集に加わらないと宣言するなどして、問題になっています。

10月14日水曜日

・朴槿恵(パク・クネ)大統領のアメリカ訪問に同行した韓民求(ハン・ミング) 国防部長官は、アメリカのアシュトン・カーター国防長官と会談し、アメリカ政府が移転を拒否した、KFX=韓国型戦闘機の開発に必要な中心技術の移転について協議するもようです。

・移動通信会社KTは、1日1万ウォンの定額料金で、韓国と日本の間で無制限の音声通話を利用できる「VoLTEローミング無制限」サービスを始めました。

・韓国の主要大学の有名な講義をインターネットで、いつ、どこでも聴くことができる韓国型の大規模オープンオンライン講座、「韓国型ムーク(K-MOOC)」が14日、開講しました。

10月13日火曜日

・朴槿恵(パク・クネ)大統領が、オバマ大統領の招きで13日、アメリカに向かいました。
朴槿恵大統領は、韓国時間の14日未明、ワシントンに到着する予定で、17日未明、オバマ大統領と首脳会談を行います。

・教育部が歴史教科書の国定化を行政予告したことを受けて、最大野党の新政治民主連合が国定化を阻止するための抗議活動に入りました。

・南北労働者統一サッカー大会が、今月末、平壤(ピョンヤン)で開かれることになりました。

10月12日月曜日

・北韓は、10日に行われた労働党創建70周年を祝う軍事パレードを、「人民重視」の最高指導者としての金正恩第1書記というイメージを強調することに活用したと指摘されています。

・教育部は12日、中学校の歴史教科書と高校の韓国史教科書の国定化に向けた「中学校及び高校の教科用図書国定制・検定制区分案」を行政予告しました。

・黄教安(ファン・ギョアン)国務総理は、離散家族全員の生死確認、再会の定例化などを実現させるなど、根本的な問題解決が必要だと強調しました。

10月10日土曜日

・北韓の労働党創建70周年を記念する過去最大の軍事パレードが、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が出席して、平壌(ピョンヤン)の金日成広場で10日午後3時からおよそ2時間にわたって行われました。

・ユネスコ=国連教育科学文化機関の新たな世界記憶遺産に、KBSが1983年に放送した特別番組の記録物「KBS特別生放送 離散家族を探しています 記録物」と、朝鮮王朝時代の儒学者たちの著述を印刷した木版「儒教冊版」の登録が決まりました。

・雪岳山(ソラクサン)で、10日午前、初雪を観測しました。

10月9日金曜日

・10月9日は、韓国固有の文字、ハングルの公布を記念する「ハングルの日」です。
ハングルの日は、朝鮮王朝時代の1446年に世宗(セジョン)大王が韓国固有の文字ハングルを公布した日で、今年も各地で記念行事が行なわれました。

・朴槿恵(パク・クネ)大統領は、経済副総理兼企画財政部長官や社会副総理兼教育部長官など5つの部署の長官を交代させる内閣改造を来週にも実施するもようです。

・サッカーの2018年ワールドカップ・ロシア大会アジア2次予選は8日、各地で行われ、G組では韓国が敵地でクウェートを1対0で下し、4連勝で勝ち点を12に伸ばしました。

10月8日木曜日

・韓国と北韓は8日、離散家族再会に向けて、最終的な再会対象者の名簿を交換しました。

・朴槿恵(パク・クネ)大統領が、韓米首脳会談のため、来週、アメリカを訪問する際に、韓民求(ハン・ミング)国防部長官が同行することがわかりました。

・韓国を訪れている連立与党・公明党の山口那津男代表は8日、大統領府青瓦台で朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談し、安倍晋三首相の親書を手渡しました。

10月7日水曜日

・ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンが、ディーゼル車の排ガス規制を不正に逃れていた問題で、フォルクスワーゲングループのディーゼル車を購入した人たちによる集団訴訟の動きが韓国で広がっています。

・政府が作る国定教科書の復活について、政府与党は、早ければ来週にも具体的な案を発表する予定であることがわかりました。

・今シーズンのプロ野球の観客数は736万人あまりで、マーズ=中東呼吸器症候群の感染拡大などの悪材料にもかかわらず、シーズン最多記録を更新しました。

10月6日火曜日

・TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉が大筋合意に達したことについて、韓国政府は「国益が最大化される方向で参加を積極的に検討する」と述べました。

・韓国光州(クァンジュ)で生産されるバラ1000万本が日本に輸出されることになりました。

・大リーグシーズン後半に爆発的な打撃力を見せ、チームをアメリカンリーグ西地区優勝に導いたアメリカ大リーグ、テキサス・レンジャーズの秋信守(チュ・シンス)選手(33)が今月の選手に選ばれました。

10月5日月曜日

・韓国と北韓は5日、離散家族再会対象者の生死確認結果を交換しました。

・ことし4月から北韓に抑留されていた在米韓国人学生、チュ・ウォンムンさん(21)が5日午後、板門店を通じて韓国に送還されました。

・韓国プロ野球のポストシーズンが7日から始まります。

10月3日土曜日

・北韓への融和政策をとっていた過去の政権で、双方の実務者を介した南北首脳によるホットラインを稼働していたことが、韓国の元国家情報院長の証言で明らかになりました。

・韓国と日本の防衛担当相会談が、年内にも開催される見通しとなりました。

・秋本番を迎え、この週末、ソウルでは、毎年恒例の秋の風物詩、世界花火大会や国際平和マラソン大会などが開催されます。

10月2日金曜日

・朝日新聞は2日、韓国、日本、アメリカの3か国は、1日までに、東倉里のミサイル発射場に向かう貨物列車の動きを確認したと伝えました。北韓が発射を示唆している長距離弾道ミサイルに関連した動きとの見方が出ています。

・マーズ=中東呼吸器症候群の最後の陽性患者が遺伝子検査の結果、陰性と判定され、29日までに新たな感染者が発生しなければ、韓国のマーズは、正式に終息となります。

・韓国は、24時間連続で銀河を観測できる、世界最大の太陽系外惑星観測システムを完成しました。

10月1日木曜日

・ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンがアメリカの排ガス規制を逃れるために不正なソフトウエアを搭載していた問題で、韓国人の消費者2人が先月30日、フォルクスワーゲングループとアウディコリア、フォルクスワーゲンコリア、韓国のディーラーを相手取り、自動車購入代金の返還を求める訴訟をソウル中央地方裁判所に起こしました。

・2007年に行われた、当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の南北首脳会談に先立ち、双方の高官が、平壌とソウルを相互訪問し、首脳会談の開催に向けた協議を行なっていたことがわかりました。

・仁川(インチョン)大橋が韓国で初めて「世界最優秀プロジェクト賞」を受賞しました。