2013年ニュース

12月31日火曜日

10大ニュース

 1 朴槿恵政権誕生、積極的首脳外交

 2 北韓張成沢(チャン・ソンテク)氏処刑権力再編に関心

 3 ケソン工業団地133日ぶり正常化

 4 中国の新防空識別権東アジアの緊張高まる

 5 貿易1兆ドル、輸出は過去最高

 6 南北首脳会談の会議録で与野党が攻防

 7 国家情報院大統領選挙に不正介入

 8 左派政党議員内乱陰謀などで起訴

 9 原発関連で不正発覚

10 韓国勢スポーツ界でも今年も活躍

12月30日月曜日

・円安基調が続く中で、円に対するウォン相場は、30日午前、100円が5年3か月ぶりに1000ウォン台を一時割り込みました。

・安倍首相による靖国神社への参拝に関連して、朴槿恵大統領は、新しい年を迎えるにあたって、歴史認識の問題で国と国の間の信頼が崩れることがないよう希望すると述べました。

・このところの厳しい寒波で、ソウルの中心を流れる川、漢江が29日朝、この冬初めて、また平年より15日早く結氷しました。

12月28日土曜日

・安倍首相の靖国神社参拝に対して、国際社会からも非難の声が高まっています。

・処刑された北韓の張成沢(チャン・ソンテク)氏の側近とされる、朴光哲(パク・クァンチョル)スウェーデン駐在大使が、27日、北京経由で北韓に召還されたもようです。

・鉄道公社の労働組合が長期のストライキを続けているなか、国土交通部は27日、ソウル市南西部の江南(カンナム)区水西(スソ)と京畿道平沢(ピョンテク)市を結ぶ新たな高速鉄道の「水西(スソ)高速鉄道会社」に対して、事業免許を認可しました。

12月27日金曜日

・日本の安倍首相が靖国神社を参拝したことを受けて、韓国政府は、対日本政策を見直す考えで、韓日の外交日程は全面的に見送られる見通しとなりました。

・来年の経済成長率の見通しについて、韓国政府は、27日、3.9%としたうえで、内需の活性化に力を注ぐとの考えを示しました。

・北韓の張成沢氏の処刑をきっかけに、北韓の動向が注目されるなか、北韓では27日、水産部門の活性化を目指して、漁業で模範を示した貢献者などを集めた会議が初めて開かれたもようです。

12月26日木曜日

・日本の安倍首相は、26日午前、靖国神社を参拝し、韓国政府は、「嘆かわしく、憤りを禁じえない」と表現して、安倍首相を強く非難しました。

・鉄道公社の労働組合が続けているストライキで、業務妨害の疑いで逮捕状が出ている首席副委員長ら組合員4人が24日夜からソウル市内の曹渓寺に逃げ込んでろう城を続け、寺の周辺では物々しい雰囲気に包まれています。

・韓国を訪れる外国人旅行者が27日、過去最多の1200万人を超える見込みです。

12月25日水曜日

・政府軍と反政府軍との武力衝突が続くアフリカの南スーダンで、復興支援などの国連のPKO=平和維持活動に参加する韓国軍の基地付近で、現地時間の24日夕方戦闘があり、基地からおよそ300メートル離れたネパール軍基地に砲弾2発が落ちましたが、韓国軍に被害はありませんでした。

・クリスマスの25日、ソウルは朝方冷え込んだものの、穏やかな日和となり、各地でクリスマスを祝うミサが開かれているほか、商店街はクリスマス休暇をショッピングで楽しむ人たちで賑わっています。

・仁川(インチョン)国際空港の年間利用客が4000万人を超え、開港から13年目にして国際空港協議会(ACI)が分類する「大型空港」に仲間入りしました。

12月24日火曜日

・国の内外に課題を抱えている、朴槿恵(パク・クネ)大統領は、新年明けに記者会見を開くことを明らかにし、政権発足2年目の国政運営の方向について自らの考えを述べるとともに、国民との対話を図る姿勢を示しました。
これは、朴槿恵大統領が23日の首席秘書官会議で明らかにしたものです。

・北韓の前国防委員会副委員長の張成沢(チャン・ソンテク)氏の粛清について、韓国の南在俊(ナム・ジェジュン)国家情報院長は、23日、北韓の権力争いによるものではなく、石炭に関わる利権事業をめぐる対立によるものとの見方を示しました。

・韓国の現代・起亜グループがアメリカで販売した自動車の一部をめぐって、アメリカの消費者が燃費性能の水増し表示で経済的損失を被ったとして起こした集団訴訟で、現代・起亜グループは和解に応じ、原告側に3億9500万ドル、およそ410億円余りを支払うことになりました。

12月23日月曜日

・韓国の高速鉄道、KTXの一部分割化と子会社化に反対する鉄道労組のストライキに対して、警察当局は、22日、ストを主導する労組幹部を逮捕するため、潜伏先と見られる民主労総本部の建物に入り、抵抗した組合員ら130人余りを逮捕しました。

・まもなく1年を迎える朴槿恵政権を表す四文字熟語として、全国の大学教授は、時代の風潮に逆らって行うとの 「倒行逆施(とうこうぎゃくし)」を選びました。

・韓国の現代財閥の4つあるグループのうちの一つで、海運や証券などの系列会社でつくる「現代グループ」は22日、負債削減に向けて金融事業を売却すると発表しました。

12月21日土曜日

・北韓の張成沢氏の処刑をきっかけに、北韓の動向が注目されるなか、韓国政府は、NSC=国家安全保障会議の機能をさらに強化するため、常任委員会と常設事務処を新たに設けることになりました。

・中国とのパイプ役を担ってきた北韓の張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が処刑されたことについて、北韓は、中国に理解と支持を求めるとともに、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の中国訪問を早期に実現するよう協力を要請したもようです。

・去年の大統領選挙から1年になるのに合わせて、韓国国内だけでなく、アメリカ、イギリス、フランスなどの10の都市では、現地の留学生などが中心となり、大統領選挙への国家情報院の不正介入事件などを糾弾する集会が相次いで開かれます。

12月20日金曜日

・張成沢氏の処刑で、北韓の動向が注目されるなか、北韓は、19日、韓国に対して、「予告なく打撃する」と威嚇する電話通知文を送ってきました。

・去年の大統領選挙から1年となった19日、ソウルでは、鉄道・医療の民営化方針や大統領選挙への国家情報院の不正介入事件を批判する大規模な集会が開かれるなど、政府を批判する動きが相次ぎました。

・おととし3月の東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市の高校生14人が、今月25日から5日間の日程で韓国を訪れ、ソウル市内の高校生と交流を深めることになっています。

12月19日木曜日

・アメリカFRB=連邦準備制度理事会が量的金融緩和の規模縮小を決定したことについて、玄旿錫(ヒョン・オソク)企画財政部長官は、「金融の変動性が拡大する可能性があるが、韓国経済に与える影響は限定的」との見方を示しました。

・去年末の大統領選挙の際、国防部の「サイバー司令部」の軍人らが、野党候補を批判するコメントをインターネット上に書き込んだ疑いで、調査を進めてきた国防部調査本部は19日、調査の中間結果を発表し、関係者11人について、書類を軍検察に送りました。

・韓国の高速列車KTXの走行速度をさらに上げる新技術が開発され、早ければ2、3年後には、ソウルから釜山までの所用時間が1時間30分にまで短縮される見通しです。

12月18日水曜日

・張成沢氏の処刑によって、北韓の内部情勢が不安定になるおそれがあるとして、韓国とアメリカは、軍事的な挑発も含めて北韓の多様な可能性に対し、共同で対処していくことになりました。

・去年12月19日の大統領選挙から1年。
韓国では、大統領選挙への国家情報院の不正介入事件などをめぐって、与野党が激しく対立する一方、新党結成の動きなども出て、政局の混迷が続いています。

・最高裁判所にあたる大法院は18日、賞与を基準賃金に含めるべきとの判断を示す判決を言い渡しました。

12月17日火曜日

・金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の死去から2年となる17日、北韓は追悼式を行い、金国防委員長の業績をたたえるとともに、金正恩(キム・ジョンウン)第一書記への忠誠を呼びかけました。

・韓半島情勢の変化に能動的かつ効率的に対応するため、朴槿恵(パク・クネ)大統領は、16日、 国家安全保障会議内に、前政権で廃止された常設の事務組織を復活させるよう指示しました。

・今年10月に早稲田大学韓国学研究所が開設されたのを記念するシンポジウムが16日、早稲田大学で開かれ、李丙琪(イ・ビョンギ)日本駐在韓国大使があいさつし、「村山談話と河野談話にもとづいて韓日の信頼関係を築くことが両国外交の出発点である」と強調しました。

12月16日月曜日

・最近の北韓情勢は今後の展開を予測するのは難しいとして、朴槿恵大統領は、16日、無謀な軍事挑発をしてくる可能性も排除できないとの見方を示しました。

・金正日国防委員長の2周忌を控えた16日、北韓と国境を接している中国遼寧省丹東では、北韓の貿易商などが追悼式に出席するため、朝早くから北韓に戻る姿が目立っています。

・歴史問題や領土問題などで関係が冷え込んだままの韓国と日本の両政府が、今年1月から途絶えていた次官級戦略対話を年内に開く方向で調整を進めています。

12月14日土曜日

・北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は、叔父で元国防委員会副委員長の張成沢(チャン・ソンテク)氏の処刑後初の公式活動として、 朝鮮人民軍設計研究所を視察し、軍に対する掌握力を示す狙いがあるものとみられます。

・重工業から情報通信など、幅広い事業を営む韓国の大手財閥系企業、暁星(ヒョソン)グループが、数千億ウォン、数百億円規模の脱税をした疑いのあることがわかり、ソウル中央地方検察庁は13日、 趙錫来(チョ・ソクレ)会長の逮捕状を請求して、強制捜査に乗り出す方針です。

・韓国を訪れる外国人旅行者が、今年は1200万人を超えて、過去最高になる見通しです。

12月13日金曜日

・北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔父で後見人とされる張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長は、失脚が確認された8日から4日目となる12日、死刑が執行されました。

・TPP=環太平パートナーシップ協定への参加に向けて、韓国政府が現在交渉を進めている12か国との事前協議について、アメリカは、韓国が協定の締結前に交渉に加わるのは難しいとの考えを示しました。

・電力需要が増える冬場の電力需給を安定させるため、韓国政府は、12月16日から来年2月28日まで、電力使用を制限することになりました。

12月12日木曜日(12月13日朝のニュース)

・北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔父で後見人とされる張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長は、失脚が確認された8日から4日目となる12日、死刑が執行されました。

・新義州(シンイジュ)と平壌(ピョンヤン)、開城(ケソン)を結ぶ高速鉄道と高速道路の建設について、韓国の野党の議員が11日、中国と北韓との間で合意がなされたことを明らかにし、関心を集めています。

・今年7月、アメリカ・サンフランシスコ国際空港で起きたアシアナ航空の着陸事故についての公聴会が現地時間の11日、アメリカで開かれ、自動速度維持装置が作動していたかどうかなどを中心に質疑が行なわれました。

12月11日水曜日

・北韓の金正恩第1書記の敬称について、今月に入ってから「偉大なる領導者」という敬称が頻繁に見られるようになっていることがわかり、関心が寄せられています。

・23基の原発を運用している韓国では、全体の電力発電量に占める原発の割合を29%にまで引き上げる方針で、現在、建設中も含めて11基増やす計画のほか、さらに原発を6基から8基増やすことになりました。

・北韓のミサイルや潜水艦による局地挑発などに備えて、韓国海軍はイージス艦をさらに3隻追加して、6隻体制にすることを決めました。

12月10日火曜日

・2年前に生まれた北韓の金正恩(キム・ジョンウン)体制を振り返って、韓国の統一部は、権力の再編に踏み切り、労働党規約の整備などで3代世襲を制度化するなど、体制の構築に総力を傾けた2年だったとの分析を示しました。

・中国が設定した防空識別圏に対応して、韓国政府が今月15日から、南に拡大させる新たな防空識別圏を設定することについて、中国政府が遺憾の意を示したのに対し、日本政府は問題視しない方針を明らかにし、日中の反応の違いが浮き彫りになっています。

・韓国の高速鉄道、KTXの一部路線を分割して民営化するとの方針に対し、反発する全国鉄道労働組合が9日からストに突入しているなか、韓国鉄道公社は、10日、分割した路線を引き継ぐ子会社の設立を承認しました。

12月9日月曜日

・北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔父で後見人とされる張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長の失脚説が伝えられていた中で、北韓は、9日、張成沢氏をすべての職務から解任したことを発表しました。

・韓国が防空識別圏を拡大したことについて、朴槿恵大統領は、国益を最大限確保する方向で慎重に検討した結果であるとの考えを示しました。

・去年末の大統領選挙で、無党派層を中心に支持を集めながらも、立候補を取りやめた無所属の安哲秀(アン・チョルス)議員は8日、先月下旬に発足させた組織、「新政治推進委員会」の共同委員長4人を選出し、新党結成に向けて動き出すことになりました。

12月7日土曜日

・来年6月のサッカー・ワールドカップ・ブラジル大会の1次リーグ組み合わせが決まり、韓国は、ベルギー、ロシア、アルジェリアの強豪3チームがいるグループHに入りました。

・中国が東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定したことに対応して、韓国の防空識別圏を済州島南方の岩礁、離於島(イオド)を含めるかたちで拡大する方針について、アメリカ政府は、同意または共感を示す可能性を強く示唆しました。

・北韓に抑留されていたアメリカ人のメリル・ニューマンさん(85)が7日、およそ1か月半ぶりに解放されました。

12月6日金曜日

・南アフリカのアパルトヘイト、人種隔離政策を撤廃に導き、ノーベル平和賞を受賞したネルソン・マンデラ元大統領(95)が死去したことに対し、韓国の与野党は6日、そろって哀悼の意を表明しました。

・朴槿恵(パク・クネ)大統領は6日、韓国を訪れたアメリカのバイデン副大統領と会談し、北東アジアの安全保障問題など、両国の懸案について意見を交わしました。

・ソウルでは、ここ数日間、微小粒子状物質「PM2.5」による濃いスモッグに覆われ、5日午後4時から「PM2.5注意報」が発表されていましたが、6日午前0時に解除されました。

12月5日木曜日

・韓国の冬に備えたキムチの漬け込み、「キムジャン文化」が、5日午後、アゼルバイジャンで開かれているユネスコ第8回無形文化遺産委員会で、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。

・北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔父で、後見人とされる張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長の失脚説が伝えられているなか、KBSの取材で、甥のマレーシア駐在大使一家や義理の兄の全英鎮(チョン・ヨンジン)キューバ駐在大使が北韓に召還されたもようです。

・アメリカのバイデン副大統領は、5日午後、2泊3日の日程で韓国を訪れ、 朴槿恵大統領らと会談し、中国が東シナ海に設定した防空識別圏の問題や北韓をめぐる問題などについて意見を交わすものとみられます。

12月4日水曜日

・北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔父で、後見人とされる張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が失脚したとの情報について、 韓国統一部の柳吉在(リュ・ギルジェ)長官は4日、張成沢副委員長の身辺には、特段の変化は見られないとの見方を示しました。

・韓国株式市場の総合株価指数は4日、取引開始の直後に2000ポイントを割り込みました。
この日のアジア市場は、アメリカの量的緩和縮小に対する懸念が再び拡大したことなどから、日本をはじめ主要な国の株価が軒並み下落しています。

・公務員と政治家がどの程度腐敗しているかを示す「腐敗認識指数」で、韓国の順位は46位で、3年連続して下落しました。

12月3日火曜日

・北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔父で、実力者の一人とされる張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長が解任された可能性が高いことがわかりました。

・中国が東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定したことに対応して、韓国の防空識別圏を済州島南方の岩礁、離於島を含めるかたちで拡大する方針について、韓国政府と与党セヌリ党は3日、さらに準備する必要があるとして、協議を先送りすることになりました。

・交渉が大詰めを迎えているTPP=環太平洋パートナシップ協定への参加に向けて、韓国政府は3日からTPPに参加する12か国との間で、予備的な2国間協議を始めました。

12月2日月曜日

・中国が東シナ海の広い範囲に設定した防空識別圏に対して、各国が懸念を示す中、アメリカのバイデン副大統領が2日から韓国、日本、中国を相次いで訪問し、各国首脳との間で防空識別圏について協議するものとみられます。

・中国が東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定したことに対応して、韓国政府は、3日にも韓国の防空識別圏を済州島南方の岩礁、離於島を含めるかたちで拡大する最終案を決めることになりました。

・飛行機内のスマートフォンやタブレット端末などの電子機器の使用について、韓国政府は、来年から離着陸時も含めたすべての飛行行程で認めることになりました。