2013年ニュース

11月30日土曜日

・中国が広く東シナ海に一方的に防空識別圏を設定したことについて、朴槿恵(パク・クネ)大統領は、韓国の防空識別圏を南方に拡大することを検討するよう指示したことがわかりました。

・交渉が大詰めを迎えているTPP=環太平洋パートナシップ協定について、韓国政府は29日、協定に参加する意向のあることを表明し、交渉国との協議を行なったうえで、最終的に参加するかどうかを判断することになりました。

・去年末の大統領選挙で国家情報院が不正に介入した事件をめぐって、キリスト教のカトリックとプロテスタントに加え、仏教や円仏教の韓国4大宗教のうち、一部の団体の間に、不法選挙を糾弾して大統領の辞任を求める動きが広まり、波紋が広がっています。

11月29日金曜日

・中国が広く東シナ海に一方的に防空識別圏を設定したことについて、韓国政府と大統領府青瓦台、与党セヌリ党は、韓国の防空識別圏を南方に拡大する方向で意見をまとめたもようです。

・韓国と日本の関係が冷え込んだ中で、韓日両国の国会議員でつくる「韓日・日韓議員連盟」に所属する韓国の国会議員代表団は29日、東京で開催される合同総会に出席するため、3日間の日程で日本を訪れました。

・重大な原子力事故が発生した際、韓国、日本、中国の3か国は、関連情報を緊密かつ迅速に提供し合うことで合意しました。

11月28日木曜日

・中国が広く東シナ海に一方的に防空識別圏を設定したことについて、韓国国防部は、28日、ソウルで開催された第3回韓中国防戦略対話で、改めて遺憾の意を表明するとともに、防空識別圏の調整を強く求めたのに対し、中国側はこれを拒否しました。

・韓国の経常収支が先月まで21か月連続で黒字を続け、ことしの経常収支黒字が史上初めて600億ドルを超える見通しとなりました。

・去年末の大統領選挙で出馬を表明し、直前に立候補を取り止めた無所属の安哲秀(アン・チョルス)国会議員が、28日、国会で記者会見し、新党結成に向けて乗り出すことを宣言しました。

11月27日水曜日

・中国が一方的に設定した防空識別圏に、韓国が管轄権を行使する岩礁の離於島が含まれていることについて、韓国外交部は、韓国の離於島に対する管轄権は影響を受けないとの立場を示しました。

・韓国銀行の今年の純利益は、外貨による運用収益が芳しくないことなどから、2兆2000億ウォン余り、およそ2100億円と推計され、去年より40%以上減る見通しです。

・日本の植民地時代における韓国人の強制徴用に関連した訴訟で、日本企業に賠償の支払いを命ずる判決が相次ぐ中、韓国では、1965年の韓日請求権協定により、強制徴用と関連した賠償請求権の問題が解決済みと指摘する専門家もいて、政府が今後の対応に苦慮しています。

11月26日火曜日

・韓国中部のカトリック教会で、時局ミサを開いた神父が3年前の延坪(ヨンピョン)島砲撃事件などに関連し、北韓を擁護する発言をしたとして、全州(チョンジュ)地方検察庁は、保守系市民団体の告発を受けて、国家保安法違反などの疑いで捜査に乗り出すことになりました。

・完成品では強みを持つものの、素材、部品などでは競争力の劣る、韓国のいびつな産業構造を見直すため、韓国政府は2020年までに素材、部品産業の育成にさらに力を入れて取り組み、競争力を向上させる構想を打ち出しました。

・ことしに入ってから韓国を訪れた外国人訪問客の数が、10月までに1000万人を超えたことがわかりました。

11月25日月曜日

・韓国の一人あたりの国民総所得は、今年2万4000ドルを超え、過去最大になる見通しです。

・スイスのジュネーブで20日から続いていたイランの核問題をめぐる協議で、国連安全保障理事会の常任理事国にドイツを加えた6か国とイランが24日、核問題の包括的解決に向けた措置で合意したことについて、韓国政府は25日、双方の合意を歓迎するとの論評を発表しました。

・中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏について、韓国国防部は24日、韓国が設定している防空識別圏と一部重なっているとして、遺憾の意を表明しました。

11月23日土曜日

・北韓による延坪(ヨンピョン)島への砲撃事件から3年になる23日、ソウル龍山にある戦争記念館で、砲撃によって死亡した兵士2人の追悼式典が行われました。

・去年末の大統領選挙で国家情報院が不正に介入した事件をめぐって、カトリックの神父によるキリスト教社会運動団体の聖職者らが、朴槿恵(パク・クネ)大統領の辞任を要求し、波紋を広げています。

・プロ野球の韓日OB戦が、30日午後、韓国の仁川文鶴球場で開かれます。

11月22日金曜日

・政府は21日、台風30号で壊滅的な被害を受けたフィリピンに、およそ500人の陸軍部隊を派遣することを決め、国会の同意手続きに入ります。

・北韓の核問題について話し合う6か国協議の議長国を務める中国が、2008年12月以来中断されたままとなっている協議の再開に向けた仲裁案を示したと、日本のメディアが22日、報じました。

・北韓の最高人民会議常任委員会は21日、北韓各地に合わせて14の経済特区を新設する内容の政令を発表しました。

11月21日木曜日

・去年末の大統領選挙で、国家情報院がインターネット上で与党候補に有利な世論操作をするなど選挙に介入したとされる事件で、ソウル中央地方検察庁は、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのツイッターによる書き込みをさらに100万件以上確認したことを明らかにし、控訴状の内容変更を裁判所に申請しました。

・アメリカのオバマ大統領が来年4月にアジアを歴訪し、韓国も訪問する見通しとなりました。

・韓国初の赤外線宇宙観測衛星「科学技術衛星3号」が、21日、ロシアの宇宙基地から打ち上げられ、打ち上げは成功しました。

11月20日水曜日

・韓国が中国のハルビンで、日本の初代首相で、初代韓国統監を務めた伊藤博文を暗殺した安重根(アン・ジュングン)氏を称える石碑の建立計画を進めていることについて、日本の菅官房長官が「安重根は犯罪者」と述べたことに対して韓国の外交部が批判し、両国の対立が深まっています。

・去年末の大統領選挙の際、国防長官直轄の「サイバー司令部」の軍人らが、野党候補を批判するコメントをインターネット上に書き込んだ疑惑について、国家情報院の指示によるもので、書き込み活動の結果が大統領府青瓦台と国防部長官に随時報告されていたとする主張が出され、波紋を広げています。

・20代の3人に1人は、「南北統一は必要ではない」と考えていることがわかりました。

11月19日火曜日

・東京にある韓国大使館の書庫から見つかった、日本による植民地時代に強制徴用されたり、関東大震災の際に虐殺されたりした韓国人の名簿を韓国政府が検証したうえで初めて公表し、賠償問題などをめぐって波紋が広がりそうです。

・2007年の南北首脳会談の議事録の草本=下書きが紛失していたことが分かり、議事録を意図的に削除したとして関係者2人が大統領記録物管理法違反の罪などで在宅起訴された事件をめぐり、韓国記録専門家協会や韓国記録学会など6団体が18日に記者会見し、草本の削除は法に反する行為とはみなしがたいとする意見を示しました。

・2010年3月に起きた韓国海軍の哨戒艦沈没事件をきっかけに、北韓への新規投資を制限した、いわゆる5.24制裁措置が取られて以来、開城(ケソン)工業団地と金剛山(クムガンサン)観光事業を除く、北韓との経済協力事業に投資した韓国企業の10社のうち7社は、休業や廃業に追い込まれていることがわかりました。

11月18日月曜日

・朴槿恵大統領は18日、国会で来年度予算案についての施政方針演説を行い、与野党が対立している各種の懸案について、「国会で与野党が十分論議して合意すれば、国会の合意を尊重する」と述べました。

・改革中道路線を掲げる政治団体の「民主と平和のための国民同行」が17日、設立され、活動を始めました。

・東京にある韓国大使館の書庫から、日本による植民地時代に強制徴用された人たちや関東大震災の際に虐殺された韓国人被害者の名簿が発見されたことがわかりました。

11月16日土曜日

・ソウル江南(カンナム)の38階建てマンションの途中の階に、民間の小型ヘリコプターが衝突して墜落し、乗員2人が死亡しましたが、マンションの住人は無事でした。

・朴槿恵(パク・クネ)大統領は、週明けの18日、国会で施政方針演説を行う予定ですが、この席で去年末の大統領選挙に国家情報院が介入した事件について、どのように発言するか注目が集まっています。

・大阪の電子部品メーカーが、釜山の隣の慶尚南道金海(キムヘ)市に、協力工場も含めた工場団地を建設することになり、15日、起工式を行いました。

11月15日金曜日

・2007年の南北首脳会談の議事録の草本が紛失していた事件で、捜査を進めてきたソウル中央地方検察庁は15日、捜査の結果を発表するとともに、議事録を意図的に削除したとして、関係者2人を大統領記録物管理法違反の罪などで在宅起訴しました。

・安倍晋三首相は14日、日本を訪れた韓国国会議員と首相官邸で面談し、年内に朴槿恵(パク・クネ)大統領との首脳会談を行いたいとの意向を示したもようです。

・開城工業団地の正常化について話し合う南北共同委員会は14日、出入と滞在に関する分科会の4回目の会議を開き、北韓に滞在する韓国国民が事件・事故に巻き込まれた際、韓国の当局者や弁護士が立ち会いまたは面会できる、「法律助力権」について協議したものの、物別れに終わりました。

11月14日木曜日

・歴史認識問題などをめぐって韓日関係、日中関係が悪化していることについて、朴槿恵(パク・クネ)大統領は14日、北東アジアの平和協力に向けて、韓日中が共同で歴史教科書を発刊することを提案しました。

・北韓の核問題について話し合う6か国協議が再開できるかどうかで関心が高まっていますが、北韓は、今後、外交的な交渉が進展しない場合、今年の冬にも、新たな核実験を行う可能性があるとの見方が示されました。

・中央銀行にあたる韓国銀行は、14日に開いた金融通貨委員会で、2.5%の政策金利を据え置くことを決めました。

11月13日水曜日

・朴槿恵大統領は13日、韓国を訪れているロシアのプーチン大統領と会談し、経済協力の拡大や韓半島情勢などについて意見を交わしました。
会談では、ロシアと北韓が進めている経済協力事業の「羅津・ハサン開発プロジェクト」に韓国企業が参加することや、物流、造船、北極航路の開発など、経済分野での多様な協力を拡大していくことで合意しました。

・2007年8月の南北首脳会談の対話録が公表された問題で、ソウル中央地方検察庁は13日、大統領選挙に関連して初めて公表していた与党セヌリ党の議員を召喚して事情聴取し、その経緯などについて調べています。

・芸能人やスポーツ選手などが兵役を逃れるなどの事例が目立つことから、韓国政府は、高額所得者や国会議員などの子息およそ11万人について、徴兵検査から兵役が終了するまで、段階ごとに集中して管理することになりました。

11月12日火曜日

・内乱を陰謀したとする罪で起訴された韓国の左派政党、統合進歩党の李石基(イ・ソッキ)議員ら7人に対する初公判が12日、水原(スウォン)地方裁判所で始まりました。

・ロシアのプーチン大統領が13日未明、韓国を訪れ、朴槿恵 (パク・クネ)大統領との首脳会談を行います。

・「子どもは父親の姓を名乗る」とする韓国の民法規定について、国民の62%が「不合理」であると考えていることがわかりました。

11月11日月曜日

・大陸からの寒気が流れ込んだ影響で、11日朝の韓国は、中部や東部山間地方を中心に厳しく冷え込み、ソウルで氷点下1度3分まで下がって、この冬初めて氷点下の寒い朝となりました。

・この3年間に韓国軍に納入された各種の軍需品について、部品の試験成績証明書125件が偽造または変造されていたことがわかりました。

・韓国の多くの企業が、現在のウォン高基調の相場では利益をあげることは難しいと考えていることがわかりました。

11月9日土曜日

・朴槿恵大統領は、2日から8日間にわたるフランス、イギリス、ベルギーのヨーロッパ3か国への訪問を終え、9日午前、ソウルに戻りました。

・去年末の大統領選挙の際、国家情報院が選挙に不正に介入した事件で、捜査手続きに問題があったとして更迭された特別捜査チーム長の検事について、大検察庁の監察委員会は8日、停職3か月の懲戒処分を勧告しました。

・アメリカの格付け会社「ムーディーズ」は8日、韓国国債の格付けをこれまでどおり「Aa3」とし、見通しも「安定的」に据え置きました。

11月8日金曜日

・ヨーロッパを訪問している朴槿恵大統領は7日、ベルギーのディルポ首相と会談し、経済、教育・文化分野などでの協力のあり方や韓半島情勢などについて意見を交わし、互恵的な協力関係を発展させていくことで合意しました。

・株価が2000ポイント台で推移してきた韓国の総合株価指数が、先月10日以来、ほぼ1か月ぶりに2000ポイント台を下回りました。

・アメリカの経済誌、フォーブスがこのほど発表した「世界で最も価値のあるブランドランキング2013年度版」で、韓国の三星電子はランクを3つあげて9位になりました。

11月7日木曜日

・イギリスを国賓として訪れている朴槿恵(パク・クネ)大統領は、6日、キャメロン首相と会談し、2020年までに両国間の貿易と投資規模を倍増させることで合意し、金融やエネルギー分野などで協力していくことも盛り込んだ覚書を交わしました。

・第2次世界大戦中に強制連行され、日本企業で働かされたとして賠償を求めた裁判で、韓国の裁判所が日本企業に慰謝料などの支払いを命じる判決が相次いでいることについて、韓国政府は、最高裁判所にあたる大法院の判断を見極める姿勢を示しています。

・日本の大学入試センター試験にあたる韓国の大学修学能力試験が7日、全国1200か所あまりの試験会場でいっせいに始まりました。

11月6日水曜日

・イギリスを国賓として訪問している朴槿恵大統領は、現地時間の5日夜、エリザベス女王の主催する晩餐会に出席しました。

・2007年の南北首脳会談の対話録が廃棄された疑惑で、ソウル中央地方検察庁は、6日、当時盧武鉉政権の秘書室長だった、野党民主党の文在寅議員について、参考人として出頭を求めて事情聴取しています。

・韓国最大の財閥、三星グループの李健熙会長が、ブルームバーグの世界長者番付で、97位と再び100位以内に復帰しました。

11月5日火曜日

・ヨーロッパを歴訪している朴槿恵(パク・クネ)大統領は5日、フランス訪問を終えて、イギリス・ロンドンに到着しました。イギリス議会を訪問し、エリザベス女王主催の公式歓迎式と国賓晩さん会に出席し、6日にはキャメロン首相と会談し、昼食会を行なうことになっています。

・北韓の核問題をめぐる6か国協議の議長を務める中国の武大偉韓半島問題特別代表が4日、北韓を訪問し、北韓と6か国協議再開に向けた打開策を調整しているものとみられます。

・アメリカのNSA=国家安全保障局が、アメリカの国益を実現するための監視活動の対象国として、韓国を含めていることが明らかになり、波紋を広げています。

11月4日月曜日

・ヨーロッパを訪れている朴槿恵大統領は4日夜、フランスのオランド大統領との首脳会談に臨みます。

・韓国政府は3日、関係を改善するには、まずは北韓が延期した離散家族の再会事業を実施しなければならないとの立場を明らかにしました。

・44営業日にわたって外国人による韓国株の買い越しが続いていた中で、最も取引が盛んだったのは、イギリスの外国人投資家だったことがわかりました。

11月2日土曜日

・ソウルなど首都圏では、中国から西風に乗って運ばれてきたものとみられる大気中の粗大粒子状物質=PM10の濃度が、2日早朝から高くなっており、健康への影響が懸念されています。

・朴槿恵(パク・クネ)大統領は、フランス、イギリス、ベルギーの西ヨーロッパ3か国歴訪のため、
2日、午後、特別機でソウル空港を出発しました。

・韓国映画のアカデミー賞にあたる、ことしの「大鐘賞」に映画「グァンサン(観相)」が選ばれ、6部門を総なめしました。

11月1日金曜日

・第2次世界大戦中、名古屋市の三菱重工業の工場などで労働を強いられたとして、元勤労挺身隊の女性ら5人が、会社側に慰謝料の支払いを求めていた裁判で、韓国の光州(クァンジュ)地方裁判所は1日、三菱重工業に総額6億8000万ウォン、およそ6250万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

・朴槿恵(パク・クネ)大統領は、2日から始まるヨーロッパ歴訪を前に、ヨーロッパ諸国との協力基盤を構築するトップセールス外交を積極的に行うとの考えを示しました。

・10月の韓国の輸出額は500億ドルを超え、月間輸出額の過去最高を記録しました。