2000年 

10月31日(火)

・モスクワ発連合ニュースによりますと、ロシアのイタルタス通信はモスクワの詳しい消息筋言葉として 南北がソウルと平壌に代表事務所を設置する問題を極秘に論議していると報じました。一方、ロシュコフ外務次官は30日、イタルタス通信とのインタビューで南北がソウルと平壌にそれぞれ代表事務所を設置することは、双方の接近に見合う正しい措置で、韓半島の安定と安全保障に寄与するだろうと評価しました。

・金大中大統領は 北韓とアメリカの関係が進展しても 南北の間でアメリカは中立的な立場を取ることはないだろうと述べました。金大中大統領は30日元統一部長官、元民主平和統一首席副議長らと昼食をともにした席で、北韓とアメリカの関係が進展すればアメリカが中立的な立場に回るのではないかという質問に対してこのように答えました。

・ワシントン発AFP連合ニュースによりますと、オルブライト国務長官は1日からマレーシアのクアラルンプルで開かれる米朝ミサイル協議の進展具合によってクリントン大統領の北韓訪問が決まるだろうと述べました。

・政府は構造調整を年内にまとめるため、汎政府的な特別支援チームを作ることになりました。政府は31日金大中大統領が出席した中で 経済の4大部門の改革について点検し、このように決めました。

・政府は韓国製品に対する外国のダンピング制裁など、強い輸入規制に対してWTO(世界貿易機関)に提訴するなど積極的に対応していくことになりました。

・モスクワ発AFP連合ニュースによりますと、ロシアは今年中に南北の鉄道とシベリア横断鉄道をつなぐ工事を始めることになりました。

・韓国とフラジルは ビザ免除協定と原子力協力協定を早いうちに結ぶことで合意しました。外交通商部によりますと、両国は27日の経済共同委員会で相互交易と投資を拡大していくことにし、産業技術分野で協力していくことで合意しました。

・韓国に滞在している外国人が史上初めて50万人を越えました。法務部によりますと、今月28日現在、韓国に滞在している外国人は176か国、50万2591人に上りました。

10月30日(月)

・金大中大統領はアメリカのクリントン大統領の北韓訪問が実現すればソウルで韓、日、米3国による首脳会談が開かれる可能性が高いと語りました。

・北西から張り出してきた冷たい大陸高気圧の影響などで気温が大幅に下がり、30日の朝ソウルに今年初めての氷が張りました。

・日本と北韓による第11回国交正常化交渉が30日北京の日本大使館で始まりました。

・来月行われる2回目の南北離散家族の交換訪問に向けた訪問団の候補者200人に対する生死や所在地の確認作業が31日までにすべて終わる見込みです。

・政府はチベットの指導者ダライラマの11月の韓国訪問を許可しない方針を最終的に決めました。

・オーストラリアのダウナ外相が北韓との外交を強化するため近く北韓を訪問する予定だと、オーストラリアの外務省スポークスマンが30日明らかにしました。

・東南アジア各国の景気回復でASEAN(東南アジア諸国連合)の加盟国に対する韓国からの輸出が急増し、史上最高を記録するものとみられています。

・サッカーのアジアカップ大会3位決定戦が29日、レバノンの首都ベイルートで行われ、韓国が中国を破り今大会3位となりました。

10月28日(土)

・大韓赤十字社は 2回目の離散家族の交換訪問を来月30日から12月2日まで行うという北韓赤十字会の提案に同意し、27日、北韓に受け入れる方針を伝えました。これによって、2回目の離散家族の交換訪問は来月30日から2泊3日の日程で行われることになり、最終的な訪問者の選定は来月18日に決まる見通しとなりました。

・趙成台国防長官は、韓国戦争の当時北韓に抑留された韓国軍捕虜は1万9000人で、このうち北韓に生存が確認された国軍捕虜は351人だ」と述べました。

・アメリカ軍戦闘機が軍事境界線を超えて北韓の領空を侵入したことについて、北韓軍と国連軍司令部は28日板門店で接触を行いました。この接触で北韓は、アメリカ軍戦闘機2機が北韓の領空を飛行したのは重大な休戦協定の違反だと抗議するとともに、アメリカ側の公式謝罪と再発防止を求めました。これについて国連軍司令部は、この事件は「あくまでも不注意」で起きたことを強調した上で、遺憾の意を示しました。

・韓国駐在のボスワス・アメリカ大使は27日、ソウルで開かれた国際安保学術大会で講演し、「韓国と北韓が韓半島の平和定着に向けたあらゆる努力の中心だ」と語りました。

・日本政府は来週30日から北京で行われる北韓との国交正常化交渉で、北韓だけを対象にした過去の植民地支配についての謝罪を行う方針であることが分かりました。

・今週、アメリカのオルブライト国務長官の北韓訪問で合意したアメリカと北韓とのミサイル専門家協議は、来週30日、マレーシアのクアラルンプールで開かれる見通しです。

・韓国人も利用できるカジノが28日オープンしました。炭鉱地で一時繁盛した江原道チョンソン郡に作られたこのカジノは、およそ5000平方メートルの敷地に99種類のスロットマシン480台と、30台のゲーム・テーブル、199の客室を備えています。地元では、カジノのオプンで年間80万人の観光客を誘致し、1000億ウォンの売り上げで、炭鉱の廃坑で低迷している地元経済の活性化につながるのではないかと期待しています。

10月27日(金)

・2回目の離散家族交換訪問が来月30日から3日間、行われることになりました。北韓赤十字会の張在彦委員長は、27日、大韓赤十字社の張忠植総裁宛に電話通知文を送り、当初、来月2日から3日間行うことにしていた2回目の離散家族の交換訪問を来月30日から3日間行うことを提案してきました。

・ところで投資保障協定、二重課税防止協定など 北韓との経済協力に向けた制度づくりのための2回目の南北経済協力実務者協議が、来月8日から4日間、平壌で開かれることになりました。

・アメリカ軍戦闘機2機が、26日午前11時22分頃、軍事境界線を越えて北韓側の領空を侵入したことから、北韓はこれに強く反発してアメリカ側の謝罪を求めています。

・クリントン大統領は、オルブライト国務長官の北韓訪問の結果を十分 評価した上で、1か月以内に 北韓を訪問するかどうかを決めるとホワイトハウスが26日明らかにしました。

・アメリカは、来週から再開される北韓とのミサイル協議で、北韓が衛星打ち上げ代行を条件にミサイル開発や輸出を抑止するとした提案をより具体的に説明してくれるよう希望していると、アメリカの政府高官が26日明らかにしました。

・先に行われた韓国とアメリカとのミサイル協議で、韓国は射程距離300キロのミサイルを 単独で10回試験発射することができるようになりました。ある外交筋が26日述べたところによりますと、韓国とアメリカは、今月行われたミサイル協議で韓国が射程距離300キロ、弾頭重量500キロまでのミサイルを、10回単独で試験発射することで合意したということです。

・韓・日財界会議に出席するため日本を訪れている全経連=全国経済人連合会の金カクチュン会長をはじめ財界の代表は、27日森喜朗首相をはじめ、宮沢大蔵相、自民党の野中幹事長らを表敬訪問し、両国の経済懸案について協議しました。

・韓国の主な貿易相手国30か国のうち、今年に入って9月末までに輸入が最も増えた国は、カタールで、輸出の伸び率が最も高い国は、イランであることが分かりました。

・26日、レバノンの首都、ベイルートで行われたアジアカップサッカーの準決勝で、韓国はサウジアラビアに2対1で破れ決勝進出に失敗しました。

・韓国の詩人、金南祚さんが、日本の文学同人誌「地球」の第25回地球賞共同受賞者に選ばれました。

10月26日(木)

・アメリカのオルブライト国務長官が北韓を訪問した際、北韓がミサイルの開発を抑止する代わりに他の国が北韓の衛星の打ち上げを受け持つという提案について、韓国政府は「北韓がミサイル開発を断念する代わりに補償することは検討していない」と述べました。

・来月初めに予定されている南北離散家族の交換訪問は延期が避けられない見通しのようです。朴在圭統一長官は26日ソウルで講演し、「来月初めに実施する予定だった南北離散家族の交換訪問は来月末以降に延期されることは避けられない見通しだ」と述べました。

・政府は再来年2002年から北韓で乗用車を組み立て生産するための平和自動車の工場建設計画を承認しました。平和自動車は5400万ドルを投資して、北韓西海岸の南浦市に自動車の組み立て工場を作って、再来年からイタリアの自動車メーカーフィアットのブランドの乗用車を年産1万3000台規模で生産し、北韓と中国で販売する計画です。

・日本は北韓に対する経済支援として90億ドルおよそ兆円規模の資金援助を検討していると東京新聞が26日報道しました。それによりますと、このうち60%は無償の資金供与、残りの40%は借款方式による経済協力とする案が有力だということです。

・北韓の開城市周辺に作る予定の工業団地は合わせて2310万平方メートルで、来年春に工事が始まる予定であることが国会の国政監査で分かりました。韓国土地公社は国会の国政監査で、休戦ラインから10キロほど離れた北韓の開城市周辺に来年春、繊維、履物類、電子などの工業団地をつくるためまず300万平方メートル規模の敷地造成工事を初め、合わせて2310万平方メートル規模の工業団地を作る計画を明らかにしました。

・北韓が地下基地に設置した長距離ミサイルのノドン号などの設備が長引く電力難でダメージを受けていることが分かりました。政府関係者によりますと、「北韓は地下基地に保管している防空兵器や誘導システムは湿気を取り除くとともに適切な温度を維持しなければならないが、長引く電力難で温度や湿度調節システムなどが稼働できなくなることが多く、そのため一部のシステムで作動が不可能になったり、損傷を受けたりしている」と述べました。

・韓国最大の自動車メーカー現代自動車は25日東京で日本市場進出の発表会を行い、韓国の自動車メーカーとしては初めて本格的に日本市場に参入する計画を示しました。

・南北の分断をモチーフにした映画「共同警備区域JSA」が封切りされてから48日目の今月26日、韓国映画史上最も短い期間でソウルの観客動員数200万人の記録をたてました。

10月25日(水)

・アメリカのオルブライト国務長官は平壌訪問を終えて25日、ソウル入りし、韓国の李廷彬外交通商長官、日本の河野外相と会談を行い、平壌訪問後の3カ国の北韓に対する協力方法などについて話し合いました。

・これに先立って、オルブライト国務長官は25日午前、専用機でソウル入りし、金大中大統領に金正日国防委員長との会談内容などについて説明しました。

・金大中大統領は日本の河野外相と会い、北韓との関係改善などについて意見を交わしました。

・中国の外務省は24日、アメリカのオルブライト国務長官の北韓訪問によるアメリカと北韓との関係改善を歓迎する意向を示しました。

・先週のソウルで開かれた第3回ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議で「韓半島和平に関するソウル宣言」が採択されたことについて、北韓外務省は24日、歓迎の意を示しました。

・北韓は離散家族の交換訪問の準備と南北経済協力実務者協議の開催が延び延びになっていることについて遺憾の意を示す韓国政府の書簡の受け取りを拒否したことがわかりました。

・携帯電話とパソコンを融合させた次世代携帯電話、いわゆるIMT2000の事業者の受付が25日から始まりました。

・労使政委員会は23日、本会議を開き、法律で定められている今の週44時間の労働時間をできるだけ早い時期に40時間に短縮して、週休2日制を導入することで合意しました。

10月24日(火)

・金大中大統領は北韓とアメリカとの関係改善は北韓との共同協力のための重要な進展だと述べました。

・モスクワ発聯合ニュースです。南北韓は来年3月ソウルで2回目の南北首脳会談を開くことで暫定的に合意したとロシアのイタルタス通信が23日報じました。

・平壌を訪れているオルブライト国務長官は24日午後、金正日国防委員長と2回目の会談を行い、外交樹立など両国の関係改善について論議しました。

・北韓のマスコミは、北韓を訪れたアメリカのオルブライト国務長官の平壌訪問を大々的に扱いました。

・北京発AFP連合ニュースによりますと、EU(ヨーロッパ連合)の閣僚は来月北韓との外交関係について意見を調整する予定だとフランスのシラク大統領が明らかにしました。

・政府は来年の貿易黒字幅は、最低70億ドルから89億ドルで最高100億ドルに上るだろうという見通しを出しました。

・国連開発計画傘下の、豆満江開発計画の交通実務グループ会議が今月30日から3日間中国の長春で開かれます。

・勧告のサッカーのナショナルチームは23日、レバノンで行われた第12回アジアカップサッカー大会の準々決勝でこの大会の強力な優勝候補だったイランを2対1で破り、準決勝に進みました。

10月23日(月)

・アメリカのオルブライト国務長官が、アメリカの現職閣僚としては初めて北韓を訪問するため韓国時間で23日朝、専用機で平壌の順安空港に到着し、午後金正日国防委員長と会談を行いました。

・青瓦台のパクジュンヨンスポークスマンは23日、北韓とアメリカとの関係進展は、南北関係にもよい影響を及ぼすという考えを示しました。

・韓国、日本、アメリカの3国は、25日ソウルで外相会談を開き、オルブライト国務長官の北韓訪問の結果について意見を交わすことにしています。

・金大中大統領は23日、ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)の成功をバネにこれから国内の経済回復に積極的に乗り出す考えを示しました。

・北韓のキムイルチョル人民武力相は22日、平壌で北韓を訪問中の中国の遅浩田国防相と会談し、北韓と中国の親善関係をさらに発展させる問題について協議したと、朝鮮中央放送が23日報道しました。

・政府は、北韓が2回目の離散家族の交換事業の日程を先送りしていることについて、このほど南北長官クラス会談の首席代表である朴在圭統一長官名義の書簡を北韓に送り、南北長官クラス会談の合意事項を履行するよう北韓に求める方針です。

・パイロットの操縦時間の短縮などを要求し、22日午前6時からストライキに入っていた大韓航空のパイロットによる労働組合員が運行拒否を撤回し、23日午前からほとんどの航空便が正常運行を再開しました。

・長期債券市場の活性化を図るため、10年満期の国債が韓国で初めて発行されることになりました。

・アメリカのプロ野球ロサンゼルスドジャースで活躍中の朴賛浩投手の名前をとった朴賛浩旗全国小学校野球大会が23日、朴賛浩投手の出身地の忠清南道公州市にある「朴賛浩夢の木野球場」で開幕しました。

・日曜日の22日、韓国東部の江原道の雪嶽山など有名な山々には、秋の情緒豊かな紅葉を楽しむ家族連れなど10万人が詰めかけ一日中行楽客で賑わいました。このため全国の山々に向かい高速道路や国道は夜遅くまで交通渋滞が続きました。

10月21日(土)

・ソウルで開かれた第3回ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)は21日、社会・文化分野の会議で、会議結果を盛り込んだ金大中大統領の「議長声明」と、ASEMの今後10年間の発展方向を示した「アジアヨーロッパ協力体制2000」を採択し、閉幕しました。

・これに先立って21日に開かれたASEM首脳による社会文化分野の会議では「議長声明」と「アジアヨーロッパ協力体制2000」が採択されました。

・先の南北国防長官会談で、韓国は南北関係の進展のため北韓に抑留されている国軍捕虜と拉致された漁民などの送還が重要であることを強調したことが分かりました。

・東京発聯合ニュースです。アメリカと北韓はこれまでの協議で、それぞれの首都に相互連絡事務所を開設することで基本合意し、来週アメリカのオルブライト国務長官が北韓を訪問した際、正式に発表する可能性が高いと、共同通信が21日、北韓に詳しい消息筋の話として報道しました。

・北韓とアメリカとの間で直行路が開かれる見通しです。ワシントンの外交消息筋によりますと、「アメリカのオルブライト国務長官は来週23日、ワシントンと平壌との間の直行路で平壌入りする」と述べて、北韓とアメリカとの間で初めての直行路が開かれる見通しとなりました。

・韓国と北韓は初めて「野談三千里」という本を共同出版しました。

10月20日(金)

・アジア10か国とEU(ヨーロッパ連合)15か国、それに欧州委員会がアジアとヨーロッパの地域間の協力について話し合う第3回ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)が20日、ソウル江南区のKOEXコンベンションセンターで開幕し、26か国の首脳は、6月の南北首脳会談を支持し、北韓との関係改善をはかる決意を盛り込んだ「ソウル宣言」を満場一致で採択しました。

・ASEMソウル会議に出席するためソウルを訪れているイギリスのブレア首相は19日、金大中大統領と会談した席で、北韓との国交正常樹立に向けた外交レベルの協議を行う方針を明らかにしました。

・アメリカ国務省のバウチャー報道官は19日、今のところクリントン大統領の北韓訪問ははっきり決まったことではなく、米朝間の懸案のうち一部重要な進展がみられなければならないと述べました。

・ところで、クリントン大統領の年内の北韓訪問計画が確定した場合、クリントン大統領は北韓だけでなく、韓国も同時に訪れる可能性があると、ワシントンの外交筋が19日明らかにしました。

・10月20日は韓国の文化の日です。これを記念する式典がソウルの大学路にある文芸会館で開かれ、金大中大統領は、映像によるメッセージを送り、韓国の文化の発展に寄与した芸術家たちに労苦を労いました。

・韓国経済は日本と比べるとややうまく変化に適応しているものの、シンガポールよりは劣っていることが分かりました。アメリカ第8位の金融持株会社である「プリトボストン・ファイナンシャル」が調べた「2000年の創造的破壊指数」によりますと、1位アメリカ、2位はイギリスとシンガポール、韓国は10位にランクされ、同じアジア圏のシンガポールには遅れているものの15位の日本よりはややうまく変化に適応していることが分かりました。

10月19日(木)

・金大中大統領は19日、ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)に出席するためソウルを訪れているフランスのシラク大統領と会談し、フランスが保有している韓国の古文書について、来年末までに永久賃貸の方針で韓国に返還することになりました。

・第3回ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)が議長国の韓国をはじめアジアヨーロッパの26か国の首脳が出席し、20、21の両日間、ソウルで行われます。

・ところで、ASEMの首脳会議で採択される予定の「韓半島和平に関するソウル宣言」など3つの文書の最終案がまとまりました。

・アメリカのオルブライト国務長官は来週23、24の両日、平壌を訪問して、金正日国防委員長と会談することになりました。

・オルブライト国務長官は北韓訪問の後、25日ソウル入りし、韓国と日本の外相に訪問結果を説明します。

・国会は19日から来月7日までの20日間、合わせて357の政府部署や傘下機関に対する国政監査を行います。

・ワシントンで行われていた韓国駐留米国軍についての韓米地位協定の改正は、アメリカの次期政権にゆだねられる見通しとなりました。

・大韓赤十字社は19日、北韓赤十字会に書簡を送り、離散家族の交換訪問など南北の合意を実行に移していないことに遺憾の意を表しました。

・体の不自由な人々のオリンピックである第11回パラリンピックが18日、オーストラリアのシドニーで開幕しました。

10月18日(水)

・金大中大統領は18日、ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)に出席するためソウルを訪れている中国の朱鎔基首相と会談を行い、南北関係や両国間の経済協力などについて話し合いました。

・韓中首脳会談の後、韓国と中国の間で犯罪人引き渡し条約の署名式が行われました。李廷彬外交通商長官と中国のトウカセン外相は18日、金大中大統領と中国の朱鎔基首相が出席した中で、「韓中犯罪人引き渡し条約」に署名しました。

・ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)加盟26か国は18日、大陸別の高官会議などを行い、今度の首脳会議で採択される主な案件と議題について意見を調整しました。

・第3回ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)に出席するためアジアとヨーロッパ各国の首脳がソウル入りして入る中、ASEM開幕前日の19日、アジア10か国の首脳が一堂に会して南北首脳会談後の急変する韓半島情勢やアジア地域の交流・協力の促進について話し合います。

・金大中大統領は第3回ASEM会議で、アジアとヨーロッパ諸国同士の協力の枠組みを固めることに力を入れたいと青瓦台のパクジュンヨン報道官を通じて述べました。

・アメリカのクリントン大統領とオルブライト国務長官の北韓訪問について北韓当局と協議するアメリカの先遣隊が17日板門店を通って北韓入りしました。

・李廷彬外交通商長官は18日、北韓訪問を終えてソウル入りしたドイツのフォルマー外務次官と会い、北韓訪問の結果について説明を聞きました。

・北韓の平壌で今週18日から開かれる予定だった韓国と北韓との2回目の経済協力実務者協議が北韓側の要請で延期されました。

・教育部は日本の理科大学に派遣する高校卒業の留学生100人を選びました。今回選ばれた100人は今年3月から6ヶ月間、韓国で予備教育を受け、日本の文部省が主催する試験に合格した人々で、来年新学期から東京大学や大阪大学など、日本の23の国立大学の工学部に入学する予定です。

10月17日(火)

・ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)を3日後に控え、17日中国の朱鎔基首相が韓国入りし、18日にはフィンランドなど4か国の首脳が、19日にはイギリスのトニーブレア首相ら、大部分の参加国の首脳がソウル入りする予定です。

・金大中大統領は聯合ニュースとの特別インタビューで、北韓がASEMへの加入を願えばソウル会議で採択される新規会員国の加入の手続にそってほかの会員国と協議して決めるとして、北韓が加入を希望すれば積極的検討する意向を明らかにしました。

・20日から始まるASEM首脳会議と関連してNGOの場外集会がASEM会議場から遠く離れたソウルオリンピック公園で開かれるものとみられます。

・政府と与党は預金の部分保障制度を来年1月から施行し、保障限度を5千万ウォンとすることで合意しました。また、例外として当座預金については2003年まで全額保障することになりました。

・ワシントン発聯合ニュースによりますと、韓国とアメリカとの間のミサイル交渉が5年ぶりに事実上妥結しました。双方の代表団は16日、アメリカの国務省でミサイル会談を続け、韓国の安全保障の上での需要に合わせてミサイルを開発することで原則的に合意しました。

・モスクワ発聯合ニュースです。アメリカのオルブライト国務長官は北韓訪問期間中、北韓に対する輸出禁止措置の解除について議論するものとみられます。

・来年3月オープンする予定の新しい仁川国際空港で17日、民間旅客機の着陸テストが行われました。

・高健ソウル市長は17日記者会見し、今週20日からのASEMのため車両2部制運行などソウル市民の協力を訴えました。

・南北分断以来初めての南の医療人が北韓に入り患者を診療することになりました。

10月16日(月)

・金大中大統領は16日、青瓦台担当記者らとの懇談会で、ノーベル平和賞受賞の感想とともに今後の国政運営に対する意見を述べました。金大中大統領はこの席で、今度のノーベル平和賞の受賞は韓国の民主化と人権の伸長に対する世界の評価だと強調し、南北関係は今すぐ統一を追求するより韓半島の平和定着と交流拡大に重点を置くべきだと述べました。

・第3回ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)が今週20日からソウルで始まります。今度の会議は16日ソウル入りした中国の朱鎔基首相をはじめ、アジアヨーロッパの首脳24人とEU(ヨーロッパ連合)の執行委員長らが参加することになっています。

・金大中大統領は今週20日ソウルで開かれる第3回ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)を前後して14か国の首脳と個別会談を行う予定です。青瓦台のパクジュンヨン報道官は15日、「金大中大統領のノーベル平和賞の受賞を契機に単独首脳会談を要請してくる国が増えて、14回の首脳会談を行うことになったが、まだ会期間近に申請してくる国もあると予想される」と述べました。

・EU(ヨーロッパ連合)のフロディー執行委員長はASEM会議を前にして、ブリュッセルで韓国の記者団と会見し、アジアとヨーロッパがASEM首脳会議を通じて包括的な協力をしていくべきだと述べました。

・ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)の26の会員国は、北韓がASEMの協力事業に参加するとともに新規の加入国になれるように基本文書を改正することで合意しました。

・アメリカ軍の韓国駐留に関する韓米地位協定について韓国とアメリカとの交渉が今週17、18の両日間、ワシントンで開かれます。

・ドイツのフォルマー外務次官は14日、空の便で平壌入りしたと北韓の平壌放送が15日報道しました。

・韓国陸軍は「南北をつなぐ鉄道と道路建設の予定地周辺のうち韓国側の43万平方メートルの44%に当たる19万平方メートルでの地雷除去作業を終えた」と16日発表しました。

10月14日(土)

・金大中大統領は13日、今年のノーベル平和賞の受賞者に決まったことについて、「この上ない光栄に思います。ひとえに40年間民主主義と人権、南北間の平和と和解協力を一貫して支持してくれた国民の声援のおかげであり、この光栄を国民の皆さんに送ります」という感想を述べました。また「国民と一緒に声援してくれた世界の民主化と平和を愛するすべての市民に感謝します。そして、これまで一緒に苦労してきた家族と同志、親戚、この地の民主主義のために献身した多くの方々とも、この栄光を分け合いたい」と述べました。金大中大統領は「これからも韓半島の平和のため、アジアと世界の民主主義と平和のため引き続き献身していきたい」と述べました。

・一方、金大中大統領は13日、「今度のノーベル平和賞の受賞は、私に人権と民主主義、そして平和のためにもっと多くの努力をするように求める激励として受け止める」と述べました。金大中大統領はノーベル平和賞受賞者の慣例によって行われたノルウェーの国営テレビNRKと民営のテレビ2との電話インタビューでこのように述べるとともに、12月10日の授賞式に出席する意向を示しました。

・金大中大統領は14日午前、アメリカのクリントン大統領とオルブライト国務長官から祝賀の電話を受け、韓半島和平のため努力している米国政府に感謝の意を伝えました。

・金大中大統領のノーベル平和賞の受賞が決まったことで、世界各国は一斉に歓迎の論評を発表しました。

・一方、北韓は金大中大統領がノーベル平和賞の受賞者に決まったことについて、14日午前10時現在何も報道していません。

・年内に北韓を訪問するものとみられるクリントン大統領は、金正日国防委員長との首脳会談を行った後、ソウルを訪問して、韓米首脳会談を行う模様です。

・東京発聯合ニュースです。日本を訪問している中国の朱鎔基首相は13日、森首相と会談し、来月に韓国、日本、中国の3カ国首脳会談を行うことで合意しました。

・外交通商部は13日、イスラエルとパレスチナとの衝突に対して、アジア・中東局長をチーム長とする対策班を作り、中東事態に対応することになりました。

・レバノンで開かれているアジアカップサッカー大会で韓国は中国との試合で2対2で引き分けとなりました。

10月13日(金)

・金大中大統領が今年のノーベル平和賞の受賞者に選ばれました。

・金大中大統領のノーベル賞受賞が発表された後、各界からは韓民族の喜びであり、南北和解と平和定着、ひいては統一にも肯定的な影響を及ぼすという期待とともに、国内の政治の安定や経済不安の解消、人権の伸長、民生安定の解決にさらに力を入れ、世界史に残る指導者になることを希望する祝賀のメッセージが相次ぎました。

・アメリカと北韓が12日、韓国戦争以来続いていた敵対関係に終止符を打ち、新たな関係樹立のため全力を尽くすことを確認する共同コミュニケを発表したことについて、金大中大統領は米朝関係を全面的に改善させる合意を支持し、歓迎すると述べました。

・アメリカのオルブライト国務長官は今月末頃平壌を訪れ、金正日国防委員長と会談してクリントン大統領の北韓訪問をできるだけ早い時期に実現できるよう努力する意向を13日明らかにしました。

・国会は13日未明本会議を開き、来年度の追加更正予算案について審議した結果、政府が提出した原案から1275億ウォンを削減し、2兆2600億ウォンの追加更正予算案を可決しました。

・ニューヨークで開かれている国連総会で、韓国が来年から任期が始まる国連の経済社会理事会の理事国に選ばれました。

・北西部から冷たい大陸性高気圧の影響で、気温が急激に下がり、ソウルや京畿道、江原道など韓国中部地域で、12日夜から13日の未明にかけて今年初の氷が張りました。

10月12日(木)

・アメリカと北韓は12日、北韓の趙明録特使の米国訪問を終えて米朝共同コミュニケを発表し、双方は韓半島の緊張を緩和し、停戦体制を平和体制に切り換えるための努力傾けるとともに、オルブライト国務長官が北韓を訪問することで合意したことを明らかにしました。共同コミュニケは両国は初の重大な措置として、敵対感から新たな関係樹立のため努力することを確認したとしており、韓国戦争以来半世紀にわたる敵対関係の終息を公式に宣言しました。

・大宇自動車の買収に向けたアメリカの自動車メーカーゼネラルモーターズの調査が12日から始まりました。

・韓国は北韓地域にある文化財保存のためユネスコを通じて北韓に10万ドルを支援することが11日最終的に決まりました。

・北韓を脱出して韓国に亡命してきた北韓の住民は今年に入ってこれまで200人を超えていることがわかりました。統一部がまとめたところによりますと、今年に入って韓国に亡命してきた北韓住民は合わせて205人で、これまで最高だった去年1年間の亡命者数148人よりも57人多くなっています。

・働く女性の出産休暇が30日延長された90日になる見通しとなりました。労働部と与党民主党は11日の会議で、働く女性の出産休暇を今の60日から90日に延長し、その期間の給与は政府予算と雇用保険で賄うことになりました。

・40代と50代の男性の死亡率が女性より3倍も高いことが分かりました。統計庁が12日まとめた去年の死亡原因の統計結果によりますと、去年1年間の死亡者数は24万7000人で、人口10万人当たり520人が死亡する割合となりました。

・第81回国体が12日から7日間の日程で釜山で始まりました。今回の国体には16の広域市と道、そして12の海外同胞選手団、合わせて2万1800人余りが参加し、史上最大規模となりました。

・来週18日からオーストラリアのシドニーで開かれる第11回パラリンピックに参加する韓国の代表選手団が12日ソウルで結団式を行いました。13種目に選手89人など合わせて119人が参加する韓国の代表選手団は、13日シドニーに向かい12日間の熱戦の火ぶたが切られます。

10月11日(水)

・北韓の金正日国防委員長の特使として米国を訪問している北韓国防委員会の趙明録第一副委員長は現地時間で10日、ホワイトハウスでクリントン大統領と会談し、米朝関係改善を希望する金正日国防委員長の親書を手渡しました。

・これを受けてアメリカと北韓は11日から国交を結ぶための本格的な会談に入りました。

・北韓の国防委員会の趙明録第一副委員長の米国訪問に合わせてアメリカのCNNが世論調査を行った結果、アメリカ人の多くが北韓とアメリカとの国交樹立に賛成していることが分かりました。

・金大中大統領は「米朝、日朝の国交正常化は時間の問題だ」として、「年末あるいは来年早々には北韓と米国・日本の関係が急進展すると思う」と述べました。

・ロシアを公式訪問している李漢東国務総理は10日、ロシアのカシヤノフ首相と会談し、ナホトカ工業団地の造成とイルクーツクガス田の開発などの経済協力を本格的に進めていくことで合意しました。

・面会所を通じた南北離散家族の再会が来年上半期中に実現する可能性が出てきました。朴在圭統一長官は11日、国会の統一外交通商委員会での報告で、「12月13日に予定されている3回目の赤十字会談で、面会所の設置について北韓側と最終合意を目指し、来年上半期中には面会所での離散家族の再会が実現できるように推進していく考えを示しました。

・日本に対する貿易赤字が大幅に増えて、日本からの輸入が最も多くなっていることが分かりました。韓国貿易協会によりますと、今年1月から8月末までの日本からの輸入は212億ドルで、去年の同じ期間に比べて47%増えて、韓国全体の輸入額の20%を占め、5年ぶりに輸入対象国第一位となりました。

10月10日(火)

・今月20日から2日間ソウルで開かれる第3回ASEM(アジアヨーロッパ首脳会議)では、韓半島平和に関するソウル宣言が採択されるものと見られます。

・イスラエルとパレスチナの流血衝突で中東への輸出と駐在員の身辺安全が憂慮されています。

・モスクワを訪れた李漢東国務総理は韓国の経済の経験とロシアの優れた技術を組み合わせればどんな問題も解決出来るだろうと述べました。

・北韓の金正日国防委員長の特使としてアメリカのワシントンに到着した、趙明録国防委員会第一副委員長は宿舎のメイフラワーホテルで発表した到着声明で、両国関係の画期的な変化をもたらすようアメリカの指導部と率直に話し合うと述べました。

・国会は9日、本会議を開き第215定期国会の会期と議事日程を決めるとともに、金融株主会社法など6つの法案を議決しました。

・政府は10日の閣議で金融構造調整を迅速に終わるため公的資金40兆ウォンを追加造成することを決めました。

・医薬分業に反対して再びストライキに入っていた医療界は10日、11日からストライキを撤回し、診療に復帰することを暫定的に決めました。

・強風を伴った2回の台風にも関わらず、今年のコメの生産量は合わせて3677万石の豊作となりました。

・韓国西海岸の仁川港と中国の丹東間を定期的に運行する、1万63トン級の新しい国際カーフェリーが10日午前就航しました。

・来年3月にオープンする予定の新国際空港が建設されている仁川の永宗島と江華島を結ぶ新しい観光航路の開設が進められています。

10月9日(月)

・金大中大統領と野党ハンナラ党の李会昌総裁との与野党党首会談が9日開かれ、中断したままになっている政策協議会を再び開くなど政治が国の発展に寄与するよう与野党が共同で努力することで一致しました。

・金正日国防委員長の特使として米国を訪問することになった北韓指導部序列3位の趙明録こく国防第一副委員長が現地時間の8日午後サンフランシスコに到着し、5日間の日程に入りました。

・趙明録第一副委員長の米国訪問の結果次第では金正日国防委員長がクリントン大統領の在任中、米国を訪問する可能性がありうると日本で発行している朝鮮総連の機関誌「朝鮮新報」が8日報道しました。

・北韓は1970年に起きた旧赤軍派による日本航空機よど号の乗っ取り事件の容疑者を国外に追放する用意があることをアメリカに伝えた模様だと、日本の読売新聞が日本政府筋の情報として9日報じました。

・李漢東国務総理は韓国の国務総理としては初めて4日間ロシアを訪問するため9日大韓航空機で金浦空港を出発しました。

・北韓の招待を受け、10日の朝鮮労働党創建55周年記念行事に参加する韓国側の訪問団が9日金浦空港から北韓の航空機で平壌に向かいました。

・大宇自動車の主な債券銀行団である産業銀行は9日からゼネラルモータースとフィアットによるコンソシアムとの間で経営破綻した大宇自動車の売却をめぐる協議を始めることになりました。

・韓国、日本、米国、シンガポールの4カ国の海軍による潜水艦救助訓練が8日、南シナ海で始まりました。

・今日10月9日はハングルが作られたことを記念するハングルの日です。ソウル世宗文化会館ではハングルが554年前の1446年に発表されたことを記念する式典が開かれ、李漢東国務総理、ハングル学会のホーン理事長ら4000人余りが出席しました。

10月7日(土)

・北韓はすべてのテロ行為を反対するという米朝共同声明が発表されました。

・去年、タイ駐在北韓大使館の関係者に拉致されて脱出したバンコク駐在北韓大使館の元北韓参事官とその家族の3人が5日韓国に入国したことがわかりました。

・アメリカのクリントン大統領は6日、金大中大統領が北韓との接触を進めたとして来週に北韓国防委員会の趙明録第一副委員長との会合で可能性を打診する意向を示し、趙明録第一副委員長の米国訪問期間中に米朝間の劇的な進展がみられる可能性があることを示唆しました。

・政府は7日ユーゴの平和的な政権交代を歓迎する論評を出しました。

・大宇自動車は来年上半期まで工場の稼働に必要な資金8210億ウォンの資金を受けるには債権団の納得のいく再建計画が必要だとしてこのため再建計画を来週にも債権団に提出する予定です。

・秋の祭りが盛りだくさんの慶尚北道に日本人観光客のためのチャーター便が運行されます。

10月6日(金)

・アメリカのフォードへの売却が失敗した大宇自動車問題をめぐる主債権銀行団の会議が開かれ、一括売却が困難な場合は系列会社ごとに売却することで意見がまとまりました。

・薬事法の改正などを要求し、医療界が再び診療拒否に入り医療大乱が予想されています。

・アメリカは金正日国防委員長の特使として来週9日からワシントンを訪問する北韓国防委員会の趙明録第一副委員長との話し合いで、米朝関係の改善に進展がみられることを希望していると、国務省のシャーマン顧問が明らかにしました。

・与野党は今月19日から来月7日までの20日間、国政監査を行うなど通常国会の日程に暫定合意しました。

・韓国の短期外債が11ヶ月ぶりに減少局面に転じました。

・今月1日まで平壌で開かれた2回目の南北長官クラス会談の合意を受けて、北韓に供給することになった食糧支援のうち第一陣として中国産トウモロコシ2万2500トンが5日、北韓の南浦港に到着しました。

・今年で5回目をむかえる釜山国際映画祭が6日、釜山市海雲台区のヨット競技場で開幕し、9日間の日程で開かれます。

・満18歳以上となっている成人用映画やビデオの観覧許可が来年からは満19歳以上に制限される見込みとなりました。

10月5日(木)

・陳稔財政経済長官は5日記者会見し、政府は韓宝鉄鋼の外国企業への売却が失敗したことについて、関係者の責任を問うとともに、契約を破棄したネイバスを相手取って損害賠償を求める訴訟を起こす方針です。

・政府は不良企業の基準を示すガイドラインを発表し、金融機関は不良企業を判定する作業に取りかかり、金融機関と財閥に対する構造調整が本格化しました。

・北韓に対する政策をめぐる韓国、米国、日本の調整監督グループの会議が今月7日ワシントンで開かれ、北韓国防委員会の趙明録第一副委員長の米国訪問を前に3カ国の意見を交換します。

・李廷彬外交通商長官は韓国を訪問しているイタリアのディニー外相と会談し、北韓とイタリアとの関係改善、韓国とイタリアとの経済通商などについて意見を交わしました。

・韓国証券取引所と東京証券取引所が戦略提携や将来の統合について検討を始めたと、朝日新聞が5日報道しました。

・これについて韓国の財政経済部、証券取引所、日本の大蔵省、金融庁、東京証券取引所の関係者が5日、ソウルで会合を開き、日本の韓国への投資を活性化させるための民間機関を今月中に設けて具体的な案をまとめることになりました。

・北韓は最近、起工式を行いソウルと北韓の新義州とを結ぶ鉄道工事をはじめたことが確認されました。

・金大中大統領は4日青瓦台で在日韓国人の経済関係者による祖国訪問団82人の表敬訪問を受けました。

・従業員100人以上の全国の企業5116社のうち、78%に当たる3980社余りで今年の賃上げ交渉を妥結し、平均7.8%の引き上げ率になったと労働部が5日発表しました。

10月4日(水)

・政府は来月末間で銀行に最大6兆ウォンの公的資金を投入して、2段階の金融機関の構造調整を終えるとともに、すべての銀行のBIS(自己資本比率)を年末までに10%まで引き上げ、さらに来年末までには不良債権の比率を5%以下に下げることになりました。

・北韓は今月10日の朝鮮労働党創立55周年の記念式典に、韓国の政府、政党、そして社会団体を招待する書簡を3日、板門店の連絡官の接触を通じて送ってきました。

・これについて政府は4日、北韓が招待した韓国の政党や社会団体の北韓訪問を認めない方針を決めた模様です。

・97年1月に不渡りを出して、去年の夏アメリカのネイバスコンソシアムに売却が決まった韓宝鉄鋼について、アメリカのネイバスコンソシアムは3日、契約を破棄すると韓国の債権団に知らせてきました。

・日本の森首相は、韓国と日本の間の航空路線を増やす方法として、深夜と早朝に、ソウルの金浦空港と東京の羽田空港との間を往来するチャーター便を運行する意向を固め、運輸省に具体的な検討を指示したと日本経済新聞が3日報道しました。

・政府が借款の形で北韓に支援するタイ産のコメ30万トンと中国産のトウモロコシ20万トンについて、北韓が現物で償還することも可能になるものと見られています。

・先月27日からニューヨークで開かれていた米朝協議が2日終了しました。米国側の首席代表のカートマン韓半島特使と、北韓側の金桂寛外務次官は協議の後、「協議の雰囲気は非常に良好だった。多くの分野で進展があった」と発表し、具体的な合意内容については今週中に本国で発表すると述べました。

・来年下半期から始まる予定の衛星放送の事業者選定の基準がまとまりました。基準の主な内容は、・事業者の経営計画、・放送の公的責任の実現可能性と社会的、文化的な必要性、・財政能力などとなっています。

10月3日(火)

・今日3日は古代の王壇君が古代朝鮮王朝を建国したことを記念する国民の祝日の4332回目の開天節です。ソウル載せジョン文化会館では、4000人余りが出席して記念式典が行われ、あいさつにあたった李漢東国務総理は、「97年暮れに全国民が一体となって通貨危機を克服した初心に帰り、韓国経済が世界市場で競争力を確保できるよう国民が力を合わせなければならない」と述べました。また、北韓問題について李漢東国務総理は「南北分断後半世紀ぶりに南北の首脳が会って共同宣言を発表したのは、平和と飛躍の韓半島時代を切り開くための歴史的な出発点である」として、「民族統一は我々の究極的な目標であるがいま我々が追求しているのは、南北が相互信頼の元で交流協力し共存共栄する道を開いていくことだ」と述べました。

・夢の駆逐艦といわれている先端防空艦艇の7000トン級イージス艦の導入事業が来年から始まり、2002年からは空中警戒管制機、2005年には空中給油機の導入が始まることになりました。

・韓国戦争の休戦協定を前後して韓国が北韓に送り込んだ工作員のうち一部の名簿が初めて公開されました。

・日本政府は、日朝国交正常化交渉の代表を、今の大使クラスから外相または外相クラスに格上げし、政治的妥協をはかる方針を固めたと東京新聞が3日、政府筋の言葉として報じました。

・韓国の研究陣だけで開発した胃潰瘍と十二指腸潰瘍の治療のための新薬物質が海外に輸出されることになりました。

・郵便物を預けた翌日の午前9時までに配達し、その結果を発送人にファックスなどで知らせる国際超特急郵便が、来年初めから韓国と香港との間で実施されることになりました。

・シドニーオリンピックに出場した韓国選手団164人が3日早朝、金浦空港に到着し、解団式を行いました。金メダル8、銀メダル9、銅メダル11で総合順位第12位の成績をあげた韓国選手団は、金浦空港の第一庁舎に下り立ち、出迎えに来た家族や親戚、各競技団体の関係者などから熱烈な歓迎を受けました。

10月2日(月)

・北韓赤十字会が送ってきた韓国に住む離散家族の生死の確認を求める依頼者100人の名簿が公開されました。

・北韓は労働党創建55周年の今月10日に、韓国の政党や団体の代表らを平壌に招待することを決めました。

・金正日国防委員長の妹の金敬姫、労働党軽工業部長が早ければ今週中にもソウルを訪問するものと見られています。

・現代グループの会長から退き、南北交流事業を進める現代アサンの理事会議長を勤めている鄭夢憲氏が、10日間の北韓訪問を終え1日東海港に戻ってきました。

・ニューヨークで行われているアメリカと北韓の高官協議で、双方は2日から北韓をテロ支援国の名簿から外すことや、北韓のミサイル開発について話し合うほか、金正日国防委員長の特使として近くアメリカを訪れることになった北韓指導部の序列3位で国防委員会ナンバー2の、趙明録第一副委員長の訪問日程についても協議することにしています。

・韓国の外貨保有高は9月末現在、925億3000万ドルと1ヶ月前より11億ドル増えています。

・日本国民のおよそ60%が日本に住む永住外国人の地方参政権付与法案に賛成していることが、世論調査の結果わかりました。

・京畿道カチョン市にあるソウル大公園が98年から北韓の平壌中央動物園との間で、野生動物の交流事業を推進し、白頭山の虎1頭など会わせて13頭の北韓の動物を非公開で飼育していることが明らかになりました。

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