2000年 

8月31日(木)

・平壌で開かれている南北長官クラス会談は日程を一日延ばして韓国の代表団は9月1日に帰ってくることになりました。

・野党ハンナラ党の李会昌総裁は春の国会議員選挙の際に使った選挙資金を一部の議員が縮小報告したという報道に関連し、国勢調査と特別検事による調査を求めました。

・韓国と米国は31日、ソウルで北韓のミサイル開発など韓半島情勢について意見を交わしました。

・ニューヨークの国連本部を訪れている李万燮国会議長は韓国時間で31日、日本の衆議院の綿貫民輔議長ら6カ国の議長と個別の会談を行い、最近の韓半島情勢など双方の関心事について話し合いました。

・金泳三前大統領は31日、道徳的な資質に欠けているという世論の批判で30日辞任した宋梓教育長官の後任に新教育共同体の李敦熙委員長を任命しました。

・公正取引委員会は現代グループが自動車部門を系列会社から分離するという姿勢を31日承認し、これで現代グループはこれまで保ってきた財界1位の座を譲ることになりました。

・食品医薬品安全庁は行政自治部、農林部、海洋水産部、警察庁などと緊急対策会議を行い、身体に害を与える食品の製造、販売に対する取り締まりを強化することになりました。

・台風12号の北上で中央災害対策本部は国民に被害がないように注意を呼びかけると共に、被害の起こる恐れのある地域の住民には避難勧告を出しています。

8月30日(水)

・平壌で開かれている2回目の南北長官クラス会談で南北は離散家族の相互訪問を年内に更に2、3回ほど行うことで合意した模様です。

・日本駐在の崔相竜韓国大使は北韓の開放と経済開発のための日本の協力を求めました。

・先月、ロシアのプーチン大統領の招待で来月はじめにロシアを訪問する予定だった北韓の金正日国防委員長のロシア訪問が延期されたことについて、ロシア外務省の消息筋は来年のはじめに公式訪問する予定だと述べたとロシアのインターファックス通信が29日報道しました。

・北韓の白南淳外相のモスクワ訪問も北韓側の要請により延期されたと29日イタルタス通信が報道しました。

・韓国と北韓、そしてロシアの国会が参加する3カ国の国会会談が推進される見通しとなりました。

・与党民主党は29日の会議で南北協力事業を推進するため来年から国民一人当たり年間1万ウォンを出してもらい、南北協力基金の財源として使う方針を決めました。

・今月7日教育長官に就任したばかりの宋梓氏が道徳的な資質を問われて30日辞任しました。

・シドニーオリンピックを控えて29日行われた韓国とナイジェリアとの壮行試合で韓国オリンピックサッカー代表チームは96年アトランタオリンピックの金メダルを獲得したナイジェリア代表チームに5対1で勝ちました。

・米国のプロ野球ロサンゼルスドジャースで活躍しているパクチャンホ投手が14の三振を奪って今シーズン14勝目をあげました。

8月29日(火)

・2回目の南北長官級会談が29日から3日間の日程で平壌で始まりました。

・韓国の趙永吉参謀本部議長が中国の総参謀長の招きで28日中国を訪れました。

・米国のシャーマン国務省顧問は29日、南北関係をはじめ東北アジアの完全保障問題を論議するためモスクワ入りしました。

・10月にソウルで開かれる第3回アジアヨーロッパ首脳会談(ASEM)の準備状況を点検するため加盟国の先発隊がソウルを訪れました。

・現代証券と現代投資信託運用など現代グループの金融部門の系列会社は米国の金融機関であるAIGが中心となった金融コンソシアムから1兆1千億ウォンの外資を誘致しました。

・下半期の国債の発行が当初予定していた16兆ウォンの半分ほどに止まるものとみられます。

・政府は来月2日北韓に送還される非転向長期囚シングァンス氏の調査記録のうち日本人拉致事件と関連した記録のコピーを最近日本に伝えました。

・マレーシアのクアラルンプルで開かれた、アジア大都市ネットワーク共同提唱都市市長会議は21世紀にアジアが国際社会でより重要な役割を担うためには大都市が緊密な関係を築く必要があるという共同宣言を発表し、来年東京でアジア大都市ネットワーク21の第1回会議を開くことになりました。

・千人余りの世界各国の宗教指導者が参加するミレニアム宗教霊正世界平和首長会議が韓国時間の29日明け方4日間の日程で米国のニューヨークの国連本部で始まりました。

8月28日(月)

・韓国の李廷彬外交通商長官と北韓の白南淳外相が国連ミレニアムサミットが開かれるニューヨークで来月18日頃2回目の会合を行うものとみられています。

・南北共同宣言を実行に移す方法について話し合う2回目の南北長官クラス会談が3日間の日程で29日平壌で始まります。

・朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)の幹部が24日、在日本大韓民国民団中央本部を初めて訪れ、両組織の和解と交流に向けて中央本部間に協議期間を設けることなど4項目を提案したことが分かりました。

・野党ハンナラ党は29日から平壌で行われる2回目の南北長官クラス会談で、韓国戦争以後北韓に抑留されたままの元韓国軍兵士や拿捕された漁民の送還について目に見える成果がなければ国連人権委員会にこの問題を正式に提起する方針です。

・韓国でスパイ容疑で捕まり転向を拒否して服役していた北韓の非転向長期囚63人が来月2日北韓に送還されますが、これについて北韓は空路ではなく板門店を経由する陸路での送還でもかまわないという意向を、最近行われた板門店の連絡官接触で伝えてきたことが明らかになりました。

・金大中大統領は28日、大統領特使の資格で韓国を訪問しているマレーシアのシジベ外相の表敬訪問を受け、6月の南北首脳会談の意義とその後の南北関係の進展について説明し、韓半島平和のためマレーシア政府のさらなる支援を要請しました。

・韓国の情報通信産業は先月1ヶ月間に輸出44億7千万ドル、輸入30億ドルとなり、差引14億ドルの黒字を出しました。

・韓国駐留米国軍が今年2月、人体に致命的な影響を及ぼす毒性物質を漢江に放流していたことが明るみに出たことをきっかけに、米国軍により環境汚染の実態を調査し汚染を防止するためのコンソシアムがこのほど初めて作られました。

8月26日(土)

・金大中大統領はドイツのリーベルト紙との会見で南北が統一されても韓半島に米国軍が引き続き駐留することで金正日国防委員長と合意したと述べました。

・大韓赤十字社は2回目の南北赤十字会談を来月5日開くことを北韓側に提案しました。

・韓国戦争の当時戦争捕虜となって北韓に抑留されていた元韓国軍捕虜4人が第三国を経由して帰還したことが分かりました。

・IMF(国際通貨基金)のカムドッシュ前総裁は韓国経済は切迫型危機からは脱したものの少なくとも今後1年間は改革を持続しなければならないと述べました。

・森首相は来月からニューヨークで開かれる国連のミレニアムサミットの際に北韓最高人民会議の金永南常任委員長との首脳級会談を推進していると日本の読売新聞が26日報道しました。

・韓国のドメインの登録や管理などを担当している韓国インターネット情報センターは、来年1月から本格的なハングルドメイン登録サービスを行うと25日発表しました。

・政府の3回目の日本の大衆文化の受け入れ発表で客席2千席以上での日本の歌手の講演が認められたことを受けて、日本のロックグループ「チャゲ&飛鳥」が日本歌手としては初めて26、27日の2日間ソウルで公演を行います。

・今週24日から降り続いている大雨で全国で死亡者2人、行方不明者3人の人命被害が出ています。

8月25日(金)

・金大中政権が発足して今日8月25日でちょうど半分を過ぎました。与党民主党のソヨンフン代表は北韓のスパイなどを摘発するのに効力を発していた国家保安法を近々改正する意向を改めて表明しました。

・先月一ヶ月間の貿易黒字は7億9千600万ドルで今年1月から7月までの貿易黒字は49億ドル余りとなりました。

・韓国国民の3人にひとりは金大中大統領が人気半分の国政運営を期待以上に良くやったと評価しており、国民の支持率も50%台に上っていることが分かりました。

・韓国、日本、米国は6月の南北首脳会談以後急変している3カ国の対北韓政策を調整するための政策調整監督グループ会議を来月1日ソウルで開くことになりました。

・政府は今月29日から31日まで平壌で開かれる南北長官クラス会談でソウルと北韓の新義州とを結ぶ鉄道工事に伴う非武装地帯内の地雷の除去を議題として取り上げる方針です。

・金大中大統領は25日、青瓦台でソウルを訪れた日本社民党の土井たか子党首と会い、両国の関係促進について話し合いました。

・米国のプロ野球ロサンゼルスドジャースで活躍しているパクチャンホ投手が初のホームランを打つと共に13勝目を上げました。

8月24日(木)

・政府はソウルと北韓の新義州とを結ぶ鉄道建設を来年9月の完成を目途に来月14日から工事を始めることになりました。

・北韓赤十字会のチャンゼオン委員長は23日、大韓赤十字社の張忠植総裁宛に電話通知文を送り、韓国のスパイ容疑などで長期間服役した北韓出身者のいわゆる不転向長期囚63人を受け入れ、来月2日に金浦空港に北韓の旅客機を送ると伝えて来ました。

・金大中大統領は24日の安全保障関係長官会議で韓国と北韓それに米国と中国が参加する、4カ国会談の場で韓半島での和平定着についての合意を見出したいという考えを示しました。

・韓国戦争で北韓に捕虜となった韓国軍兵士や拉致された漁民なども離散家族だとして北韓の前向きな態度を引き出すために、積極的に取り組むことになりました。

・陳稔財政経済長官は24日、ソウル市内のホテルで講演し北韓支援のために多国籍のコンソシアムを作り米国がイニシアチブを取った方が望ましいという考えを示しました。

・IMF(国際通貨基金)は23日、韓国政府が97年暮れから始まった経済危機の克服に成功したと高く評価する一方、今の景気の拡大を維持するには金融機関と財閥の構造調整を完成する必要があると指摘しました。

・経済危機に見舞われたあと企業間の引受と合併、M&Aのため海外から韓国にやってきた資金は295億ドルであることが分かりました。

・米国と北韓との初の合弁会社が誕生しました。

8月22日(火)

・北韓の金正日国防委員長のソウル訪問の時期が来月中に決まるものとみられます。

・政府は来週平壌で開かれる予定の南北長官級会談で、韓半島の緊張緩和について本格的に論議する模様です。

・金大中大統領は日本の読売新聞とのインタビューで日本と北韓の国交樹立のためには懸案の一括妥結が望ましく、自分も両国の国交樹立のため協力すると述べました。

・現代グループの鄭周永名誉会長は22日、保有している現代自動車の株6.1%1271万株を売却しました。

・2回目の韓日文化産業投資説明会が22日、東京のビックサイト展示場で始まりました。

・政府は経営評価委員会の評価を基に、今年年末までに銀行の構造調整を決めることになりました。

・FIFA(国際サッカー連盟)の調査団が2002年ワールドカップサッカーの本戦の組抽選行事を行う場所を決めるため23日から25日まで韓国を訪れます。

・韓国と日本、中国の青少年が参加するジュニア総合競技大会が23日、全羅北道の道庁所在地清州で始まりました。

・2002年ワールドカップを記念する世界姉妹都市間子供サッカー大会が22日、ソウル蚕室のオリンピックメインスタジアムで開幕しました。

8月21日(月)

・大韓赤十字社のチャンチュンシク総裁は南北離散家族についての情報交換などを行うことになる面会所の候補地として、南北軍事境界線付近の江原道チョロンを検討していることを明らかにしました。

・今度の南北離散家族の再会者のほとんどは集団での再会が不便だとしており、多くの人が自宅での再会を望んでいることが分かりました。

・離散家族の交換訪問が成功裏に終わったことから、政府はこれに続く2回目の再会をできるだけ早くに実現させるための対策を多角的に検討しています。

・南北分断後初めて南北による合同演奏会を行うため18日ソウル入りした北韓の朝鮮国立交響楽団が20日夕方KBSホールで単独演奏会を行いました。

・日朝国交正常化のための第10回本会談が22日から東京で再会されます。

・韓国と日本が国交を正常化した1965年の韓日基本条約をめぐって米国が条約の早期調印を求めて、韓国と日本にそれぞれ圧力を掛けていたことが、米国国立公文書館に所蔵されている会談録に記されていると、朝日新聞が21日報じました。

・日本を訪れている朴智元文化観光長官は21日、日本で静かに起きている韓国映画のブームを更に盛り上げるため、近々日本で韓国映画の上映見本市を開く計画を明らかにしました。

・92年バルセロナオリンピックのマラソンの金メダリスト、ファンヨンジュさん30歳が来月1日北韓を訪問することになりました。

8月19日(土)

・金大中大統領は米国のCNNと会見し、今後離散家族の再会だけでなく手紙のやりとり、電話通話、そして一緒に暮らすことができるよう努力していく考えを示しました。

・野党ハンナラ党の李会昌総裁は18日、北韓を訪問する意思がないことを明らかにしました。

・北韓は来月開かれる国連のミレニアム首脳会議に出席する北韓の金永南常任委員長と米国のクリントン大統領との会談を推進していることが分かりました。

・大韓赤十字社のチャンチュンシク総裁は18日、離散家族の再会は来月も行われるだろうと述べました。

・チェコのプラハで開かれた第5回国際障害者技能オリンピックで韓国は金メダル9個を獲得し総合優勝しました。

・去年54本のホームランを打って韓国のホームラン記録を塗り替えた三星ライオンズのイスンヨプ選手は18日の試合でホームラン2本を放ちホームランダービーでトップとなりました。

8月18日(金)

・ソウルと平壌を相互に訪れていた南北離散家族は18日、家族と別れの挨拶を交わした後南北直行路で帰国しました。

・政府は韓国戦争の際捕虜となった元北韓人民軍兵士、いわゆる否転向長期囚のうち北韓への送還を希望している62人について来月2日に板門店を通じて送還し、人道的なレベルで母親など家族同伴の送還も認める方針を決めました。

・与野党は離散家族の再会が早期に定例化できるよう政府に要請することになりました。

・金大中大統領は17日、大学総長など学会人物との席で北韓に野党の人物を招待するよう薦めており、今北韓との間で推進中だと述べ野党ハンナラ党の李会昌総裁の北韓訪問を政府レベルで進めていることを明らかにしました。

・北韓の朝鮮国立交響楽団が離散家族の帰国ルートと同じ南北を結ぶ直行路でソウル入りしました。

・李廷彬外交通商長官は韓国を訪問しているベトナムのニエン外相と会談し、最近の南北関係について説明しました。

・韓国国立保健院は18日、全国に日本脳炎警報を出すと共に、防疫、消毒を強化するよう全国の保健所に指示しました。

8月17日(木)

・政府は2回目の離散家族の相互訪問に先立って北韓当局との協議で面会所の設置を取りつける方針を確認しました。

・金大中大統領は16日、来月からソウルと北韓の新義州とを結ぶ鉄道工事をはじめて来年秋には完成させたいと述べました。

・ソウルと平壌をそれぞれ訪問している南北の離散家族訪問団は17日、家族との最後の対面を行いました。

・北韓からの訪問団のユウミンヨン団長等北韓赤十字会の関係者10人は16日、大韓赤十字社を訪問し、離散家族の故郷訪問について話し合いました。

・米国系金融機関のニューブリッジキャピタルに売却された第一銀行に対して政府は来月中に最大3兆5千億円の公的資金を追加で投入する模様です。

・崔善政保健福祉長官は16日記者会見し、医療活動に復帰しない研修医については解任し、兵役義務のため入隊措置を取ると共に、病院のストライキで事実上医療機関が存在しない地域では医薬分業を実施せず、薬剤師が処方箋を書いて調剤できるようにする方針を示しました。

・韓国駐留米国空軍が京畿道ハソン郡メヒョン里にある射撃場で低い濃度のウラン弾を使ったとして住民等が反発していたことについて米国空軍は、メヒョン里射撃場での軍事演習を全面的に中止することを決めました。

・韓国のインターネット放送局が700を超えました。

8月16日(水)

・南北の離散家族は再開2日目の16日、家族水入らずの再会をすると共に、それぞれソウル市内や平壌周辺の観光地を見て回る一日を過ごしました。

・金大中大統領は離散家族の再会の定例化に向けた面会所の設置や北韓への送金の実現など今後の改善策をまとめていきたいと述べました。

・北韓の赤十字会のチャンゼオン委員長は韓国側の訪問団の団長として平壌入りしている大韓赤十字社のチャンチュンシク総裁と会合した席で、今後も離散家族の相互訪問が継続されることを希望すると述べました。

・米国の国務省は16日の論評で、これまでの南北関係を考慮して今回の離散家族の再会は非常に重大な業績であり歓迎する。これは金大中大統領の北韓に対する包容政策に負うところが大きい、今後韓半島での緊張緩和と南北の関係改善につながることを希望すると評価しました。

・世界のマスコミは離散家族の相互訪問を主なニュースとして取り上げました。

・李廷彬外交通商長官は来月はじめにニューヨークで開かれる国連のミレニアム首脳会議の際、金大中大統領と北韓の最高人民会議の金永南常任委員長との会談を実現するため、北韓と協議していることを明らかにしました。

・陳稔財政経済長官は16日、ソウルで国策と民間の経済研究委員長との懇談会を行い、韓国、日本、中国の自由貿易協定について前向きに検討していく意向を示しました。

・金大中大統領は来月22日から24日までの3日間日本を訪問すると読売新聞など日本のマスコミが16日報道しました。

・北韓の国立交響楽団が18日、南北の直行路でソウル入りし、KBS交響楽団と合同演奏会を行います。

・北韓にある高句麗の古墳壁画が世界文化遺産として指定されるよう韓国と日本が共同で10万ドルを支援することになったと、産経新聞が報道したことについて韓国の文化財庁は15日、韓国政府が単独で支援するものだと発表しました。

8月15日(火)

・韓国戦争などで生き別れとなった韓国と北韓の離散家族が15日、ソウルと平壌をそれぞれ訪問し肉親との対面を果たしました。

・金大中大統領は光復節記念式典での祝辞で、南北と中国、ロシアを経てヨーロッパにつながる鉄のシルクロードが誕生し、韓半島時代が開かれることになると述べました。

・北韓の高麗航空の旅客機でソウルと平壌との間の直行路でソウル入りした北韓側の訪問団は午後5時前ソウルのKOEX(国際会議場)で韓国の肉親と涙の再会を果たしました。

・韓国側の訪問団151人は高麗航空の旅客機で午後2時平壌国際空港に着き、午後5時過ぎに宿舎の高麗ホテルで半世紀も離ればなれになっていた北韓の家族と対面しました。

・韓国側の母親パクソンニョさん88歳とミンビョンオクさん96歳等4人は健康状態が悪く北韓から来た肉親との対面を果たすことができず、大韓赤十字社に宿舎のホテルでの対面を希望しました。

・日本の植民支配から独立した解放記念日、光復節を記念する第55回光復節記念式典が忠清南道チョナン市にある独立記念館に行われ、金大中大統領をはじめ政府関係者、市民等3千人余りが出席しました。

・光復節を祝う特別恩赦の対象者3万647人のうち実刑を言い渡されて服役中の3千586人が15日午前10時に一斉に出所しました。また、金泳三前大統領の次男金賢哲氏ら選挙違反や経済危機で不渡りなどを出した経済犯罪者等2万3千730人は15日から被選挙権など公民権が回復されることになりました。

・北韓の金正日国防委員長が米国がテロ国の名簿から北韓を削除した場合、直ちに米国と国交を結ぶ意思があると述べたことについて、米国は北韓がテロ国の名簿から外されるための必要な措置を執ることを期待していると述べました。

・北韓の景勝地金剛山が近々日本人に開放される見通しとなりました。

・19歳未満の青少年による第19回青少年野球選手権大会で韓国は強豪米国を下し優勝しました。

8月14日(月)

・南北離散家族の相互訪問が15日から18日までの4日間ソウルと平壌で行われ、南北でそれぞれ100人が家族と再会することになりました。

・北韓の金正日国防委員長は米国との早期国交正常化の意向を示しました。一方、日本との国交正常化問題は複雑だ、日本は36年間の植民地支配について我々に補償しなければならない。私は自尊心を曲げてまで日本と国交を結ぶつもりはないと語り、米国とは対照的な強硬姿勢を示しました。

・85年以来15年ぶりに行われる南北離散家族の再会が今後とも継続される可能性が高くなりました。

・96年11月以降停止していた板門店の南北連絡事務所が14日から再び業務をはじめました。

・南北離散家族の再会の様子を内外に伝えるプレスセンターが14日オープンし、業務をはじめました。

・財界一位の現代グループの資金難による経営不安を打開するため現代側がまとめた自救策をめぐって政府、債券銀行団、公正取引委員会との交渉が13日劇的に妥結し、債券銀行団は来月満期となる現代の債券を全額延長するなど、流動性解決のため積極的な支援を行うことになりました。

・政府は15日の光復節に行う特別恩赦の対象者3万647人の名簿を発表しました。

8月12日(土)

・北韓を訪問していた韓国のマスコミ経営者等は北韓の言論機関の代表との間で南北の間に言論接触窓口を作ることなど全部で5つの項目に合意しました。

・南北長官クラス会談で合意した板門店の南北連絡事務所の業務が週明けの14日から再開されますが、統一部の発表によりますと、南北を繋ぐ光ケーブル通信網工事がこのほど完了し、南北連絡事務所の直通電話にこの通信網が利用されることになりました。

・李漢東国務総理は12日、医薬分業に反対する医療界のストライキについて特別談話を発表し、医療関係者に対して速やかに診療の再開することを促しました。

・金大中大統領は医療界が再び全面ストライキに入ったことと関連して法と原則に基づいて対処するよう指示しました。

・全経連(全国経済人連合会)は韓国と台湾との民間レベルでの経済協力を活性化し、台湾と共同で北韓への経済協力を行うことを積極的に検討しています。

・15日の南北離散家族の交換訪問をきっかけに米国に住む韓国人同胞たちも米国政府の支援の元北韓の離散家族との再会を推進することになりました。

・日朝国交正常化交渉の本会談に出席するため21日日本を訪れる北韓の代表団が本会談に先立って河野外相や自民党の野中幹事長と会談を行う予定です。

・河野外相は11日、日本経済新聞との会見で、南北間の経済交流について京義線の復元など南北の経済交流事業に日本が協力するかどうかは日本と北韓の国交が正常化されたあとで考慮すべき問題だと述べました。

・ロシアは今月14日からロシアのチャルビノコ経由で中国に行く韓国人に対して複数通過ビザを発給することになりました。

8月11日(金)

・ソウルを出発し板門店を経て北韓南西部の開城までバスを利用したツアーが年内にも始まるものとみられています。

・韓国と北韓は先月末の長官クラス会談で合意した、板門店の南北連絡事務所の業務を週明けの14日から再開することになりました。

・医薬分業をめぐる新しい薬事法に反対し、ソウル大学病院をはじめ全国の病院が11日から再び診療拒否に入り、開業医もこれに参加する動きを見せていることから6月に続く第2の医療大乱が懸念されています。

・来月からは日本人観光客も北韓の金剛山を観光できることになりました。

・スイスのジュネーブで行われてい第52回国連人権小委員会で韓国、北韓、中国、英国の政府代表と女性人権運動団体の代表等は10日、旧日本軍のための元従軍慰安婦問題について、日本政府が公式謝罪すると共に賠償など国際法上の義務を早急に実行するよう求めました。

・97年8月グアムで起きた大韓航空機墜落事故で、韓国人の遺族等が米国政府を相手に起こした損害賠償訴訟で米国の裁判所は米国の国内法ではなく韓国の法律を適用することにしたと11日発表しました。

・15日に行われる南北離散家族の再会を取材するためソウルプレスセンターにIDカードを申請した外国記者の数が10日現在15カ国88社の369人に上っています。

・KBSの海外インターネット放送「ハンターネット」の日本語によるホームページ「ハンターネットジャパン」が11日サービスをはじめました。

8月10日(木)

・今月15日ソウルを訪問する北韓の離散家族訪問団は少なくとも6回南の家族と再会できるものとみられます。

・今月8日北韓入りした現代アサンの鄭夢憲議長等一行7人が10日、板門店を通じてソウルに戻りました。

・北韓の金正日国防委員長は今年6月の南北首脳会談で、韓半島が統一した後も平和維持のため米国軍が残ることが望ましいと述べたと、朝日新聞が報じました。

・北韓の金正日国防委員長は先月19日、北韓を訪問したロシアのプーチン大統領と会った席で南北の鉄道路線の連結と韓半島の鉄道の整備に対する日本の協力を求めたと共同通信が外交消息筋の言葉として報じました。

・保健福祉部は10日、来月から処方料を大幅に引き上げ医科大学の定員を削減するなど、医療界の全面的なストライキと関連した保健医療発展対策を発表しました。

・医師協会が11日から全面的なストライキを実施することにしている中で、9日からは医科大学の教授等も外来診療を拒否しています。

・韓国と日本の60年代生まれの若い世代の国会議員等は9日から2日間ソウルで討論会を開き、韓日両国の政治改革と両国の望ましい関係同心について意見を交わします。

・結婚して北韓に住んでいる日本人妻16人が来月中に日本を訪問するだろうと読売新聞が報じました。

・韓国と日本の共同投資で京畿道富川市に旅客総合ターミナルが建設されます。

・韓国が第9回世界青少年野球選手権大会でA組2位でベスト8に入りました。

8月9日(水)

・政府は構造改革を年末までに終えると共に、現代グループについては債券団と市場が納得できる再建計画をまとめるよう求めていくことになりました。

・韓国と北韓は9日板門店の連絡官接触を行い、今月15日から行われる南北離散家族の相互訪問は飛行機を利用することで合意しました。また、離散家族の再会は団体での再開1回、個別再開2回、それに午餐会2回の合わせて5回行うことになりました。

・政府は8日、朴在圭統一長官の名義で北韓に通知文を送り、来週14日に実務者協議を行って板門店連絡事務所の再開について話し合うことを提案しました。

・政府は来月はじめにニューヨークで開かれる国連のミレニアム首脳会議で金大中大統領と北韓最高人民会議の金永南常任委員長との会談を実現するため、北韓と協議していることが分かりました。

・政府は来週15日に行う恩赦の名簿を14日に発表する方針です。

・現代自動車と起亜自動車は今年1月から6月末までの上半期に、合わせて13兆ウォンを超える売り上げ高を上げ会社創立以来最大の実績となりました。

・コンピュータや半導体など日本向け輸出が増え続けて今年上半期中に日本の輸入市場で韓国製品が占める割合は5.5%となり、89年以来最も高くなりました。

・韓国戦争の直後設立され世界各国の孤児の海外への養子を斡旋している、国際フォルト児童福祉会の設立者フォルト女史の告別式が9日京畿道のフォルトセンターで行われました。

・10万ウォンの紙幣を発行することについて国民の65%が賛成していることが分かりました。

8月8日(火)

・南北は8日、板門店で連絡官接触を持ち8月15日のソウルと平壌を訪問する交換訪問団100人の名簿を交換しました。

・現代グループの構造調整委員会は自動車の系列分離案を含む自救計画を今月19日までに提出することになりました。

・米国に住む韓国人同胞は南北離散家族の再開計画に参加できる道を開いてくれるよう求めました。

・現代アサン理事会の鄭夢憲議長等一行7人が8日午前、牛500頭を連れて板門店を通じて北韓入りしました。

・IMF(国際通貨基金)のクィラー総裁は8日、韓国の金融構造改革が続くことを確信すると述べました。

・米国と北韓との間のテロ会談が9日から2日間平壌で開かれます。

・ロシアを訪問している朴順泳検察総長は8日、ロシアのウスチノス検察総長と韓国ロシア検察協力協定を締結することで合意しました。

・ロシアは韓半島エネルギー開発機構への参加意欲を強く示すと共に、ロシア製の原子炉を提供することを関係国に提案する方針だと共同通信が7日、ロシア原子力部次官の言葉として報じました。

8月7日(月)

・金大中大統領は7日行った内閣改造で、経済部署の長官を全員入れ替えましたが、統一、外交、安全保障の長官は全員留任となりました。

・金正日国防委員長の招きで北韓を訪問中の韓国の新聞マスコミ各社の社長団は北韓の言論関係者等と会って言論やジャーナリスト同士の交流を進めることで原則的に合意しました。

・新しい財政経済長官に任命された陳稔氏は7日記者会見し、非常に困難な時期に重要なポストを任された。今後経済各部署は確かなチームワークで経済全般にわたって自主と責任のムードが拡散されるよう努力し、早ければ年内に遅くとも来年の上半期までには目に見える成果を上げられるよう全力を尽くしたいと述べました。

・与党民主党は今回の内閣改造を金大中政権がこれまで進めてきた改革作業など、各種政策を今後とも一貫性を持って推進できる顔触れだと評価しました。

・野党ハンナラ党は今度の組閣の中心となる経済部署長官の人選が国民の期待に添えないとして遺憾の意を表明しました。

・韓国と北韓の外相は来月開かれる国連総会で、先の南北首脳会談を支持する声明を導き出すため共同で努力することに合意しました。

・政府は2002年5月31日にソウルで行われるワールドカップサッカー大会の開幕式に北韓の金正日国防委員長を招待することを検討しています。

・旧日本軍のための従軍慰安婦問題について韓国と北韓の市民団体が共同で対応に乗り出すことにしていると、朝日新聞が6日報じました。

・先月1ヶ月間金浦空港を通じて海外に訪れた韓国人はおよそ47万人に達し、1ヶ月の基準では過去最大となりました。

8月5日(土)

・北韓は外国が毎年2、3基の人工衛星を代わりに打ち上げてくれれば、ミサイル計画は諦めるという内容の秘密書簡をロシアに伝えたとワシントンポストが3日報道しました。

・今月15日に北韓を訪問する韓国の離散家族100人が最終的に決まりました。

・韓国の放送局や新聞社などマスコミの社長46人が北韓の金正日国防委員長の招待で5日北京経由で北韓入りしました。

・韓国の中小企業による経済協力団が来月1日北韓を訪問する予定です。

・韓国の外債全体のうち1年満期以下の短期外債が占める割合は今年に入って6ヶ月連続増え続け一昨年3月以来最高値となりました。

・韓国と日本の投資協定を結ぶための3回目の会議が東京で開かれ、金大中大統領が日本を訪問する来月下旬までに実質的な合意を目指すことになりました。

・今年3月、牛や豚の蹄に水疱が出来るウイルス性伝染病の口蹄疫が韓国で発生したあおりを受けて、全面中断されていた済州島産の豚肉の輸出が再開される見通しとなりました。

8月4日(金)

・金大中大統領と金正日国防委員長が来月15日に行われるシドニーオリンピックの開幕式に正式に招待されました。

・環境保護団体緑の連合は、韓国と米国が3日発表した韓米地位協定の改正案が形式的だとして全面改正を求めました。

・日本を訪問中の金鍾泌名誉総裁は3日、森喜朗首相と会談し、韓日議員連盟は両国併せて500人近い会員を保有しており、世界でも例のない規模だとして今後とも、韓日友好親善のため両国の議員連盟がさらに緊密な協力関係を維持していくことを希望しました。

・大統領夫人の李女史は4日朝日新聞と会見し、日本はどの国よりも南北の和解と統一に重大な役割を果たせる国と述べました。

・ベトナムのニエン外相が5日からの北韓訪問の後、今月中旬に韓国を訪れることになっています。

・三星物産がアフリカ第2の原油生産国アンゴラの大型建設プロジェクトに参加することになりました。

・世界6大陸のサッカー最強チームが参加する2001年の大陸間カップサッカー大会が韓国と日本の共催で開かれることが3日スイスで行われたFIFA(国際サッカー連盟)の理事会で決まりました。

・当初、今月14日と15日の2日間行うことにしていたKBSの交響楽団と北韓の朝鮮国立交響楽団による合同演奏会が北韓側の事情で延期されました。

・教育部は当初小学生を早期留学の対象に含めることにした、早期留学の全面自由化方針を改め、中学卒業以上の学歴の持ち主に対してのみ自費留学を認める方針です。

8月3日(木)

・韓米地位協定の改正交渉で米国軍容疑者の身柄の引き渡しの時期を起訴された時点に繰り上げることになりました。

・韓国と中国は3日、韓中漁業協定に正式に署名しました。

・統一部は今月末に予定されている2回目の南北長官クラス会談の前にも北韓と協議してソウルと北韓の新義州とを結ぶ鉄道の復旧工事を今年秋にもはじめる方針です。

・韓国の企業の労使による賃金交渉が順調に進められ、これまでに交渉が妥結した企業の賃金上昇率は平均で7.9%で経済危機以前の水準までほぼ回復したことがわかりました。

・世界最大の鉄鋼メーカー韓国のポハン製鉄と日本最大の新日本製鐵が業務提携して鉄鋼技術を共同開発することや資材を共同で購入するなど、様々な分野で協力していくことになりました。

・北東アジア情勢が急変していることから韓国と日本に駐留している米国軍の目的と機能を全面的に再検討すべきだと米国のシンクタンクのヘルティジ財団が発表しました。

・韓国の通信会社SKテレコムは日本のNTTドコモと共同で同じ携帯電話で韓国と日本で通話できるローミングサービスを今月10日から行うと3日発表しました。

・ソウル市はソウルに住んでいる外国人のための英語による指南書「ソウルサバイバル」を3日出しました。

8月2日(水)

・金大中大統領は今年9月国連総会で、日本の森首相、ロシアのプーチン大統領とそれぞれ首脳会談を行うことになりました。

・韓米地位協定の改正交渉が2日からソウルの外交通商部で始まりました。

・金大中大統領は1日、韓米地位協定の改正などで起きている最近の反米の動きについて、韓国と米国との協力関係は今後も維持されるべきで反米の動きは国益にならないと述べました。

・米国国務省のリーカー報道官は会見で、反米の動きは良くないとする金大中大統領の発言に賛成しており韓国の反米の動きは少数に限られていると思うと述べました。

・北韓は今月15日の離散家族の相互訪問の際、飛行機を利用してソウル入りする意向を示したことがわかりました。

・朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会は先月31日までソウルで開かれていた南北の長官クラス会談で、在日朝鮮人の韓国訪問が認められたことを受けて早ければ今月15日にも最初の訪問団を韓国に派遣したいという考えを明らかにしました。

・今月1日から全面的な医薬分業が始まりました。しかし、今の医薬分業に反対する一部の医師はすべての医療活動を中止している一方、薬局に充分な薬が用意されていないケースもでており、国民は不便を強いられる不安定なスタートを切りました。

8月1日(火)

・今月8月一ヶ月間は南北の交流がこれまで以上に活発に行われるものとみられます。

・北韓は韓国国籍を持つ在日韓国人に初めて入国ビザを発給することになりました。

・WTOは31日、米国とオーストラリアが韓国を相手取った提訴を受け入れ、輸入牛肉と韓国産牛肉の販売を区分している韓国政府の措置は違法だと判決しました。

・先月末までの外貨保有高は前の月の6月に比べて1億7千万ドル増えた903億5千万ドルとなりました。

・米国はSOFA(韓国駐留米国軍の地位協定)が公正な体系を備えるように努力するとSOFAの改正交渉の代表のスミス国防部アジア太平洋担当副次官補が31日述べました。

・医師は診療と処方、薬剤師は調剤を受け持つ韓国の医薬分業が1日から全面的に実施されました。

・南北長官クラスの会談でソウルと北韓のシヌジを結京議線を結ぶことに合意したことを受けて韓国政府は京議線を利用して北韓に韓国に余っている石炭を提供することを検討していると日本の読売新聞が報じました。

・韓国と中国は3日、韓中漁業協定に正式に署名するものとみられます。

・韓国と中国の通商摩擦を引き起こした中国産ニンニクの輸入規制緩和についての合意文に署名し、紛争が完全妥結しました。

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