2000年 

6月30日(金)

・南北赤十字会談で韓国と北韓は離散家族の故郷訪問団を南北双方から100人づつ8月15日から18日までの4日間、ソウルと平壌で同時に交換することで最終合意しました。

・国防部はこれまで北韓政府に対して使っていた北の傀儡という用語を北韓に、北韓の最高指導者金正日を金正日国防委員長と呼ぶことを正式に決めました。

・来年3月にオープンする予定の仁川国際空港の旅客ターミナルと管制塔が30日竣工しました。

・現代グループの鄭周永前名誉会長が3日間の平壌訪問を終え30日午前板門店を通ってソウルに戻ってきました。

・韓国とロシアの国交正常化10周年を記念してロシアを訪問している李廷彬外交通商長官は29日、イワノフ外相と会談し両国の協力関係を実質的なものに発展させていくことで合意しました。

・韓国と北韓は金正日国防委員長のソウル訪問をめぐって来月当局者会議を行う予定だとロシアのイタルタス通信がロシアを訪問している李廷彬外交通商長官の言葉として30日報じました。

・財政経済部は今年の下半期に国公債11兆8千億ウォン、外国為替平衡基金債券4兆5千億ウォンの合わせて16兆3千億ウォンの国債を発行する計画です。

・韓国銀行はこのほど新しく発行した一万ウォン札の左上に刻まれている7桁の番号のうち101から9900までの新札をインターネットによる競売で販売することになりました。

・ゲーム専用のケーブルチャンネルオンゲームネットが来月24日開局します。

6月29日(木)

・韓国と北韓の赤十字会談は離散家族の相互訪問と韓国に服役していた元北韓軍出身者の北韓への送還のうちどちらを先に行うかについて意見の歩み寄りがみられなかった模様です。

・大宇自動車の優先交渉対象者として米国のフォードが選ばれました。

・金大中大統領は29日、韓国駐留米国軍が韓半島での戦争を抑止すると共に、アジア太平洋の安定と軍事的なバランスのためにも必要で、韓国の国益のためにも米国軍は存続されるべきだという考えを示しました。

・国会は29日の本会議で李漢東総理代行の任命同意案についての採決を行い賛成多数で可決成立し、李漢東氏は正式に総理になりました。

・米国と北韓は来月10日から12日までマレーシアのクアラルンプールで北韓のミサイルについての協議を再開すると米国の国務省が28日発表しました。

・北韓のマスコミは今月28日から北韓入りしている現代グループの鄭周永前名誉会長の北韓入りや北韓のアジア太平洋平和委員会のキムヨンスン委員長との会談などを報道しています。

・韓国政府は29日、日本、米国とそれぞれ二国間協議を行い南北首脳会談の後の韓半島情勢について意見を交わしました。

・離散家族の再会手続き申請を受け付けている大韓赤十字社によりますと離散家族の再会申請書を出した人は今月1ヶ月間だけで2万1千人を超えていることがわかりました。

6月28日(水)

・今年8月の離散家族の相互訪問について話し合う韓国と北韓との赤十字会談は29日に会談を再開することになりました。

・憲政史上初めて行われた李漢東総理代行に対する国会の聴聞会が27日終了し、29日の本会議で任命同意案についての採決が行われる運びとなりました。

・北韓は南北赤十字会談取材のため代表団に同行している記者団のうち朝鮮日報の記者の北韓入りを拒否し、韓国側の代表団16人のうち15人だけが金剛山ホテルに到着しました。

・先月5月の経常収支が去年11月以来最も多い15億4千万ドルの黒字となりました。

・ソウル駐在のボスワス米国大使は28日ソウルプレスセンターで南北首脳会談以降の韓米関係について講演し、北韓の軍事的脅威が存在する限り韓国駐留米国軍の撤退はあり得ないというのが米国政府の立場である。しかし、北韓の脅威がなくなった場合韓国と米国との間で韓国駐留米国軍について論議することもあり得ると述べました。

・朴智元文化観光長官は27日開かれた国会の文化観光常任委員会で日本の大衆文化の受入について、27日発表した3回目の日本文化の受入についての影響などを綿密に分析した上で4回目の受入、あるいは全面受入の日程を組みたいと述べました。

・金大中大統領は27日、青瓦台で民団(在日本大韓民国民団)中央本部の関係者22人と会い、南北関係進展のための支持と声援を求めました。

・現代グループの鄭周永前名誉会長の一行25人が28日、板門店を通って8度目の北韓入りをしました。

・イタリアのテノール歌手ルチーアノ・パバロッティ氏が今月末ソウルのチャムシルメインスタジアムで韓半島平和のためのコンサートを開くため27日ソウル入りしました。

6月27日(火)

・朴智元文化観光長官は27日、日本の大衆文化の3回目の開放指針を発表しました。

・南北首脳会談の合意を受けて8月15日の南北の離散家族訪問団の交換について話し合う南北赤十字会談が27日午後、北韓の金剛山ホテルではじまりました。

・政府は南北間の経済協力を具体化するため、南北経済協力共同委員会を次官級から長官級に格上げすることになりました。

・李廷彬外交通商長官がロシア政府の招きで今月28日から2日間モスクワを訪問し、プーチン大統領の韓国訪問などについて話し合うことになりました。

・タイのスーリン外相は26日、ポーランドのワルシャワで李廷彬外交通商長官と会談した席で、来月バンコクで開かれるARF(アジア地域フォーラム)に北韓のペンナムスン外相を招待する手紙を北韓に送ったとして、ARFの23の加盟国が全て北韓がARFに加入することに賛成していると伝えました。

・韓国とタイの外相は南北首脳会談の成果が持続できるよう各種の国際会議で緊密に協力していくことで合意しました。

・大宇自動車の売却と関連して26日、米国のフォード社、GMとフィアットのコンソシアムそして現代とダイムラークライスラーのコンソシアムの3社は入札の引き受け提案書を提出しました。

・胃ガンや肝臓ガンの遺伝子を利用し、早期診断と治療に重点を置いた韓国型ギノム機能研究事業が来月1日から本格的に始まります。

・今年9月にオーストラリアで開かれるシドニーオリンピックの期間中プロ野球の試合が一時休止されることになりました。

6月26日(月)

・先週末の与野党党首会談で金大中大統領と李会昌総裁が来月中に臨時国会を開き、薬事法を改正することで合意したことを受けて大韓医師協会は26日未明医療ストを撤回したことから、全国1万7千6百の病院の診療が完全正常化されました。

・国会は李漢東総理代行の国会での承認をめぐって、李漢東氏が総理として相応しいかどうかを探る人事聴聞会を行いました。

・27日北韓南東部の金剛山ホテルで開かれる南北赤十字会談に参加するため韓国側代表団15人が26日午後東海港から現代商船の金剛号に乗って北韓に向けて出発しました。

・平壌で行われた南北首脳会談の成功を受けて韓国は長距離ミサイルの開発計画を一旦棚上げしたと米国のワシントンポストがソウル発で25日報じました。

・米国のクリントン大統領は25日、ワシントンで行われた韓国戦争勃発50周年記念式典で演説し、米国が韓国戦争に参戦したのは米国が冷戦体制での勝利を収めるためのものだった、そうしなければ、当時第3次世界大戦が起きていたかも知れないと語りました。

・米国のゴア副大統領は25日の記念式典で向こう3年以内に韓半島での緊張状態が完全に終わるだろうという考えを示しました。

・ロシアのプーチン大統領は25日、北韓の金正日国防委員長に手紙を送り、南北首脳による初めての会談が成功したことを祝うと述べました。

ドイツの自動車メーカーダイムラークライスラーが現代自動車の株10%を4千8百億ウォンで買収し、中型車と高級車の商用車部門を現代自動車から独立させて両者が50対50の出資による合弁会社を作ることになりました。

・去年一年間の韓国証券市場の株の回転率が世界最高を記録したと英国の経済週刊誌「エコノミスト」が最新号で報じました。

・大韓赤十字社のチョンウオンシク総裁の任期が今月30日で終わることから、金大中大統領は後任に与党民主党のソウ代表を内定しました。

6月24日(土)

・離散家族の相互訪問について話し合う南北の赤十字は24日、板門店で実務協議を行い韓国の代表団は金剛山に現代商船の客船で向かうことになりました。

・米国のオルブライト国務長官はソウルでの記者会見で韓国駐留米国軍の撤退や縮小などを話し合うのは時期尚早であると述べました。

・金大中大統領は24日、中国訪問を終えて帰国した盧泰愚元大統領と会い先の南北首脳会談の結果を説明しました。

・来月1日から実施される医薬分業に反対して全ての医療活動を中止するストライキを行っている医師協会について、市民団体は仲裁に乗り出す方針を示し、事態の打開につながる可能性が出てきました。

・韓国の大韓航空をはじめ米国のデルタ航空、フランスのエアフランス、メキシコのアエロメキシコの4つの航空会社は22日座席を共有する提携を結び、今年10月から実施することになりました。

・韓国の携帯電話メーカーテウスン電子とフィンランドのノキアはCDMA(高度分割多重接続方式)の携帯電話の端末機を共同で開発生産することになりました。

6月23日(金)

・離散家族の再会などについて話し合う南北赤十字会談が、27日から30日まで北韓南東部の金剛山ホテルで行われることになりました。

・米国のオルブライト国務長官が2日間の日程で韓国を訪れ金大中大統領と会談し、今後の北韓政策を進める上で韓国と米国の協調体制をより確かなものにするための方法について話し合いました。

・これに先立って、オルブライト国務長官は22日中国で韓半島での緊張が緩和される兆しはあるものの米国は韓国駐留米国軍を撤退させる計画はないとする考えを示しました。

・医薬分業に反対する医師たちが診療を拒否する騒ぎが4日目をむかえた23日、政府と与党は緊急対策会議を開き予定通り来月1日から医薬分業を実施する替わりに、施行後6ヶ月間医薬分業評価団を設置して医師たちが提起した問題点を積極的に補っていく方針をまとめました。

・趙成台国防長官は22日行われた国会の国防委員会で、現在北韓に抑留されている韓国軍の捕虜は1万9千人余りいるものと推定されるとし、このうち韓国に亡命してきた人の証言などで名前が確認された韓国軍捕虜は312人に上ると語りました。

・対北韓政策を協議するための韓国、日本、米国の3国による調整監督グループ会議が来週29、30の両日ハワイのホノルルで開かれます。

・韓国の国防部と米国の国防総省は23日、韓国戦争の際戦死した米国軍兵士の遺骨の発掘をめぐる協調合意書に署名しました。

・米国と北韓は北韓の高官の米国訪問を近く実現させるため、現在その準備作業に取りかかっていると米国の政府関係者が22日明らかにしました。

・先月5月一ヶ月間に韓国は輸出146億3千百万ドル、輸入132億8千3百万ドルで差し引き13億4千8百万ドルの黒字を出したことが分かりました。

6月22日(木)

・離散家族の再会について話し合う南北赤十字会談が来週27日から30日まで北韓の金剛山ホテル開かれる見通しとなりました。

・北韓は去年9月に発表した、ミサイル発射の見合わせは有効であると発表しました。

・北韓の金正日国防委員長は先週の南北首脳会談で金大中大統領に早いうちに日本や米国と国交を結びたい意向を示し、年内に国交を結ぶことが出来るように韓国側の働きかけを要請したと朝日新聞が22日韓国政府の消息筋の話として報道しました。

・経済5団体は南北経済協力事業を推進するため共同の窓口を作ることで合意しました。

・韓国の経済が回復していることから韓国の国の危険度が大幅に改善していることが分かりました。

・ソウルの失業率が4.2%となり、経済危機以来最も低くなりました。

・資本主義の象徴といわれている米国のコカコーラが21日初めて北韓に搬入されました。

6月21日(水)

・政府は南北の経済協力を促進させるため北韓との投資保証協定や二重課税防止協定を締結すると共に、軍縮問題についても協議していく方針です。

・金大中大統領は野党自民連の金鍾泌名誉総裁と20日会談し、南北首脳会談の成果を説明すると共に協力を求めました。

・金正日国防委員長がソウルを訪問する前に北韓の高官が先にソウルを訪問するものとみられます。

・金大中大統領の特使として日本を訪問した青瓦台のファンウォンタ外交安全保障担当首席秘書官は20日森首相と会い、南北首脳会談の成功には韓、日、米の3カ国の協力体制が大きく寄与したと説明し、日本政府の持続的な協力を要請しました。

・政府が人道的なレベルで北韓に支援する肥料20万トンが今週20日で全量北韓に送られました。

・北韓は再来年まで年間食糧生産量を550万トンに増やす目標を決め、そのため2億5千万ドルを支援してくれるよう国連開発計画に公式に要請しました。

・政府が今年5月末までに金融機関の不良債権の回収などの構造調整のために使った公的資金や国の予算の累計額は100兆ウォンを上回っていることが分かりました。

・外国人や海外に在住している韓国人を対象に行う第4回韓国語能力試験が今年10月に行われます。

6月20日(火)

・政府は南北首脳会談後、後続措置を推進するため仮称「南北和解協力推進委員会」を構成することを検討しています。

・パクチェギュ統一長官は19日、金大中大統領と金正日国防委員長は今回の首脳会談で、韓国駐留米国軍が東北アジアの平和と安定に重要な役割を果たしていることに理解を深めたと述べました。

・金大中大統領は19日、ロシアのプーチン大統領と電話で話し、このたびの南北首脳会談と共同宣言の内容について説明しました。

・来月から実施される医薬分業に反対し、開業医や医療界が20日から集団ストライキに入りました。

・13回目の韓米財界会議は北韓への経済協力事業を共同で推進することを主な内容とする共同宣言を採択し20日閉幕しました。

・失業者の数が4ヶ月続けて減少し、失業率が2年5ヶ月ぶりにはじめて3%台に下がりました。

・去年の北韓の経済は10年ぶりにプラス成長に転じました。

・韓国と日本は最近大阪で開かれた両国の航空会談で、両国間の航空機の運航便数と相互の共有プログラムを拡大することで合意しました。

6月19日(月)

・8月15日の光復節と前後して100人規模の離散家族の相互訪問を実現させるための南北赤十字会談が23日午前板門店の韓国側地域の平和の家で開かれる可能性が出てきました。

・北韓に対する米国政府の経済制裁措置が一部緩和されることになりました。

・北韓に対する米国の経済制裁の緩和で、北韓に委託加工して生産した韓国製品の米国への輸出が大きく伸びるものと期待されています。

6月17日(土)

・金大中大統領は李会昌総裁と党首会談を行い発展的な南北関係に向けて支持と協力を求めました。

・米国のオルブライト国務長官が来週韓国を訪問し、南北首脳会談以後の北韓政策を全般的に調整するものとみられます。

・金大中大統領は17日、日本の森首相に電話をかけ、今度の南北首脳会談の成功に向けての日本の努力に感謝の意を表すると共に、日本の持続的な協力と支持を求めました。

・韓国政府の特使として米国を訪問した青瓦台の外交安保首席秘書官は16日クリントン大統領に平壌での南北首脳会談の結果を説明しました。

・中国の江沢民国家主席は南北首脳会談の成功を祝う書簡を金大中大統領と金正日国防委員長にそれぞれ送ったと中国国営の新華社通信が16日報道しました。

・金大中大統領は16日午後、日本の皇太后様が亡くなられたことについて天皇に皇太后様のご冥福をお祈り申し上げますという弔電を送りました。

・今月1日から14日まで韓国銀行、金融監督委員会など財政関係者との協議や資料を基に調査を行ってきたIMF(国際通貨基金)は韓国政府と定例協議を行い、今年の韓国の成長率の展望をこれまでの5、6%から8%以上とし、物価の上昇率は3%内外から2.5%未満に抑えることで合意しました。

・外国映画の韓国での上映を審議する映像物等級委員会は15日の会議で北韓で制作された「プルガサリ」の韓国上映について全員賛成で認め分断以来初めて北韓の映画が韓国で上映される見通しとなりました。7

6月16日(金)RKIのホームページより

・韓国の各新聞や通信、放送局の社長らが今年8月15日の光復節の前に金正日国防委員長の招きで北韓を訪問することになるものと見られています。

・趙成台国防長官は16日、南北間の和解と協力ムードを高めるため今後一切の北韓誹謗放送をしないよう全軍に指示しました。

・金大中大統領は16日、米国のクリントン大統領に電話をかけ、北韓訪問の成果を説明しました。

・クリントン大統領は15日、歴史的な南北首脳会談の結果に歓迎の意を表し、韓半島の平和と和解に向けた金大中大統領の今後の計画を米国として支援できることを希望する意向を示しました。

・米国の国防総省は、南北が統一した後の韓国駐留米国軍の変化を予測することは時期尚早だが、米国軍をアジアの平和と安定維持のための勢力として今後とも韓国に駐屯させていく計画を、15日明らかにしました。

・米国政府は南北首脳会談の成果を受けて6.25韓国戦争以後北韓に対して取り続けてきた各種の経済制裁措置を近く解除する方針を1週間以内にも正式に発表するものとみられると、ニューヨークタイムズが報じました。

・大韓赤十字社は8月15日に実現するものとみられる離散家族の故郷訪問に備え、北韓を訪問する離散家族の選定作業に入りました。

・在日韓国人組織、「在日民団」は15日、在日朝鮮総連に対して日本に住む韓国人同胞社会の統一を図るため対話を行うことを提案しました。

・金大中大統領は16日、全斗煥元大統領、チェキュハ元大統領をはじめイマンソプ国会議長、崔鐘泳大法院長、李漢東総理代行、李容勲中央選挙管理委員長を青瓦台に招き昼食を共にしながら北韓訪問の成果を説明しました。

・北韓の金剛山観光のための客船が、運行500回を突破し観光客も25万人を超えました。

6月15日(木)

・今週13日から平壌を訪問し歴史的な南北首脳会談を終えた金大中大統領は平壌での3日間の公式日程を終えて15日夕方ソウルに戻りました。

・帰国のあと金大中大統領は国民に向かって演説し、皆さんのおかげで無事に成功させることができました。韓国と北韓はこれからも会うことが重要で未来に和解と協力、そして統一も待っていることが確信できましたと述べました。金大中大統領はまた、武力統一も吸収統一も望ましくない、南北共同宣言で共存共栄していこうと呼びかけると共に、この方針が北韓側の共感を得て、南北共同宣言が妥結できたと背景を説明しました。

・離散家族の再会について今月中に大韓赤十字社のチャンネルを通じて接触が行われ、8月15日には大規模の離散家族が相互訪問して家族と再会できるだろうと述べました。

・分断以来半世紀にわたって対立と緊張を続けて北韓半島情勢をめぐって和解に向けた歴史的な合意が南北両首脳の間で交わされました。

・金大中大統領と金正日国防委員長は今年8月離散家族の相互訪問を行うことや、経済協力を進めること、それに金正日国防委員長が適当な時期にソウルを訪問することなどで合意し、14日午後遅く共同宣言に署名しました。

・南北双方は南北の統一問題について民族同志で自主的に解決するとした上でその方法については南北双方の統一構想に共通性があると認め、今後その方法で統一を目指すとしています。

・離散家族再会について今年8月15日に離散家族の相互訪問を実施するとしています。

・首脳同士の交流については金正日国防委員長が適当な時期にソウルを訪問することで合意したとしています。

・北韓への経済支援について、経済協力を通じて南北の経済をバランス良く繁栄させるとし、韓国の支援を通じて南北双方の経済格差を次第に解消していくという方針を示しました。

・社会や文化など様々な分野で協力と交流を深め、互いの信頼を促進することによって北韓側も信頼醸成に向けて韓国との交流を進めることを宣言しています。

・これについて北韓の軍部は支持を表明しました。

・金大中大統領と金正日国防委員長との14日の会談で将来韓国と北韓が統一に向かう段階のうち外交と軍事に関する権限を中央政府ではなくこれまでのように南北それぞれの政府が持つことで合意したと青瓦台のパクジュンヨン報道官が15日発表しました。

・両首脳は14日の会談で韓国政府が提案した連合と北韓の連邦制について突っ込んだ話し合いをしました。そして、金大中大統領は北韓が主張しているように中央政府が外交と軍事に関する権限を持つことになれば国際機関への加盟などが現実的に出来なくなると説明し、将来韓国と北韓が統一に向かう段階の中で外交と軍事に関する権限は中央政府ではなく南北それぞれの地方政府が持つことで合意したということです。金大中大統領はまた互いに戦争に対する恐怖から開放しようと提案し、両首脳は韓国と北韓との間で戦争が起きてはならないことで意見が一致しました。

・政府は南北共同宣言の内容を具体化するため早いうちに南北当局者間の会談を開いて南北共同宣言の具体策を講じると共に離散家族訪問団の相互交換の準備に乗り出すことになりました。

・南北連絡事務所の組織と機能を整備し、互いに軍事的な非常事態を防ぐため軍事面での直通電話の開設を進めることになりました。政府は南北経済協力については投資保証など南北の経済協力のための制度的な受け皿を早くつくることを北韓に提案する方針です。

・ソウルと北韓北西部のシンギシュウとを結ぶ鉄道ををつなぐことと、休戦ライン近くのイムジン川の洪水対策を進めることになりました。

・文化芸術スポーツ分野では今年9月のシドニーオリンピックで南北チームの同時入場や、2001年の世界卓球選手権大会で単一チームを作ること、それに2002年釜山で開かれるアジア大会に北韓が参加することとワールドカップの一部分散開催についても協議することになりました。

・政府は15日ソウル駐在の米国、日本、中国、ロシアの大使を政府プレスセンターに招いて南北首脳会談の結果を説明しました。

・米国は金大中大統領と金正日国防委員長との首脳会談について会うこと事態が歴史的な事件であり、共同宣言まで発表したことは文字通り画期的だと高く評価しています。クリントン大統領は記者会見で南北首脳会談について嬉しく思うとした上で、南北の両首脳が署名した共同宣言について希望的だと歓迎しました。

・日本の森首相や河野外相は南北共同宣言について高く評価しました。森首相は千葉県での遊説で南北共同宣言について歴史的な快挙で北東アジアの新世紀の到来が近づいてきたと歓迎する意思を示した上で、来月の九州沖縄サミットに参加する各国の首脳に韓半島の緊張緩和に向けての協力を求める方針を示しました。

・中国外務省は15日の公式声明で北韓での南北首脳会談が重要な成果を収めたことは歴史的な意義が大きい、今後も和解と協力の精神に基づいて自主平和、統一の道を切り開いていくことを希望すると述べました。

・ロシアのロシュコフ外務次官は北韓での南北間の一連の合意で域内の安定と安全保障に寄与するとした上で、プーチン大統領の北韓訪問は韓半島問題の解決に寄与すると思うと述べました。

・与党民主党の鄭東泳スポークスマンは14日の声明で7000万民族を戦争の恐怖から解放させ、平和と共存・共栄の時代に導く歴史的な記念日になる、これから韓半島の平和体制づくりのため南北の首脳が平壌とソウルを相互訪問し、新しい歴史を切り開いていくと思うと述べました。

・野党ハンナラ党の権哲賢スポークスマンは15日の声明で平和と統一に向けた南北両首脳の努力を高く評価し、このような努力が具体化するよう期待すると述べたものの、共同宣言のうち自主的統一が韓国駐留米国軍の撤退要求につながる可能性があるので警戒すべきだと主張しました。

・自民連は15日南北共同宣言について半世紀にわたる分断の歴史に終止符を打つ決定的なものだと歓迎したものの、感傷的な統一論に陥ってはならないと警戒する姿勢を崩しませんでした。

6月15日(木)朝9時のニュース

・北韓の首都平壌を訪れている金大中大統領は昨日夜金正日国防委員長と2回目の単独首脳会談を行い南北の統一を自主的に行うことなど5項目からなる南北共同宣言に署名し、統一に向けての重要な第一歩を踏み出すことになりました。

・2回目の南北首脳会談は昨日午後3時から2時間20分にわたって行われた後一旦休憩し、午後6時過ぎに再開されてさらに50分間という首脳会談としては異例的に合わせて3時間10分にわたって行われました。

・この日の会談で金大中大統領は韓国と北韓は74共同声明や南北基本合意などすでに多くの合意を見出したがこれからはこれを実践し、行動に移すことが重要だとして韓半島の緊張緩和に向けて政府レベルの対話を継続していく必要性を強調しました。

・北韓は統一に向けた和解と協力に積極的に望むべきでそのため米国や日本との関係改善が重要だと述べ、米国や日本など国際社会との関係改善の重要性を説明しました。

・金大中大統領と金正日国防委員長が南北共同宣言に署名したことについて米国のクリントン大統領は現地時間で14日歓迎すると述べました。

・北韓の朝鮮中央放送は今日午前6時に金大中大統領と金正日国防委員長が南北共同宣言に署名したニュースを詳しく報道しました。また、平壌放送も午前7時のニュースで詳しく報道しました。

・南北首脳会談に先立って金大中大統領は昨日午前金永南最高人民会議常任委員長と国会にあたる万寿台議事堂で閣僚も出席する会談を行いました。この席で金永南最高人民会議常任委員長は我々はが分断されたのは外国勢力のためだとして米国など外国を除いた統一論を主張しました。これに対して金大中大統領は韓国、日本、米国3国の協力は北韓にも韓国にも有利で共に勝利を収める政策を推進するためのものだ。我々に重要なのは和解と交流、協力を深めることであり、それが統一につながる。韓半島の緊張緩和と離散家族の再会について腹を割って話し合い信頼を高めていかなければならないと述べました。

・金大中大統領は冷戦構造を終息し、世界は知識情報化社会、インターネット時代であり、これに乗り遅れてはならない。韓国と北韓は74共同声明に署名して28年が過ぎており非核化原則に合意してすでに8年が過ぎたが進展は見られなかった。南北関係は言葉が足りないのではなく、実行と行動が必要だと述べ、政府当局間の対話の必要性を強調しました。

・金大中大統領は周辺諸国と平和ムードを作ることも重要で北韓も米国や日本と関係改善を図っていくことが望ましい、交流協力をすれば世界最高の人脈をつくることが出来ると述べました。

・大統領夫人の李姫鎬女史は昨日平壌市内にある幼稚園刺繍研究所、産婦人科病院などを訪問するなどの日程をこなしました。

・農林部は今月末までに人道的レベルで北韓に送る計画だった肥料20万トンについて今月26日までに全量送ることになりました。

・三星電子と米国のマイクロソフトは戦略的な経営関係を結び、次世代携帯電話の端末機を共同開発することになりました。

・中型乗用車メーカー三星自動車を買収したフランスのルノーのシェチェル会長は向こう4年間3億ドルを投資して2004年からは純利益を出したい考えを示しました。

・米国プロ野球ロサンゼルスドジャースで活躍しているパクチャンホ投手が今シーズン初の完投勝利をあげました。(8勝目)

6月13日(火)

・史上初めて南北首脳会談が開かれました。

・北韓の金正日国防委員長と歴史的な南北首脳会談を行うため13日夫人のイフィホ女史と共に平壌入りした金大中大統領は宿舎の百花園迎賓館で金正日国防委員長と歴史的な南北首脳会談を行いました。

・金大中大統領は13日午前特別機でソウル空港を出発し、南北史上初めて直行路を通じて1時間余りで平壌のスンアン空港に到着しました。

・金大中大統領は到着随行員が発表した声明で大韓民国の大統領として国民の意思に従って民族の平和と協力、統一を実現すべく平壌に来ました。金正日国防委員長と共に南と北の同胞が平和で暮らせるよう力を尽くしますと述べました。分断半世紀の問題を一度に解決はできないが今日解決できなかったものは2回目、3回目の出会いで必ず解決するように努力すると語りました。

・金大中大統領は13日午前出発に先立ってソウル空港での国民への挨拶で南北首脳会談は会うこと自体に大きな意義があるお互いに話したいことを胸を開いて話し合い相互理解を深めてくると述べました。

・与党民主党のチョンドンヨンスポークスマンは13日金大中大統領の北韓訪問と関連して声明を出し、南北首脳会談が相手に対する敵対を無くし消耗的な競争を清算することで、55年間の不信と対立の歴史を終える転換点になることを切実に願うと述べました。

・野党ハンナラ党のクォンチョルヒョンスポークスマンは金大中大統領の歴史的な北韓訪問に対する声明を出し、国民と共に南北首脳会談の成果を願うと共に55年の分断の歴史を終える契機になることを望むと述べました。

・自民連のキムハクウォンスポークスマンは金大中大統領の北韓訪問に対する論評で歴史的な南北首脳会談が冷戦の遺産として唯一に残っている韓半島が平和の象徴になるように分断半世紀の対立と葛藤をのりこえる橋を建設することになることを祈願すると語りました。

・金大中大統領が平壌のスンアン空港に到着し金正日国防委員長と会う場面をテレビ中継で見守っていた市民は拍手と歓声を上げました。

・北韓が故郷の市民は分断半世紀ぶりの歴史的な場面に目頭を押さえていました。

・日本のNHKをはじめ米国のCNN、ロイター、AP通信など世界の主なマスコミは13日金大中大統領の平壌訪問を生中継するなど一斉に南北首脳会談をトップニュースで伝えました。

・国会は今度の南北首脳会談を契機に85年に中断された南北の国会会談を再開することを北韓側に打診することになりました。

・このたびの南北首脳会談は南北双方が次の会談を開くことに合意すれば成功を見ることができるだろうと韓国駐在ボスワス米国大使が述べました。

・カーター元大統領は12日歴史的な南北首脳会談が実りあるものになることを希望すると述べました。

・ブルガリアは南北首脳会談は韓半島の緊張緩和と地域平和と安定確立に向かう大切な一歩だと歓迎しました。

6月12日(月)

・歴史的な南北首脳会談が当初の予定より1日遅く13日から平壌で行われることになりました。

・ローマ法皇のパウロ2世は金大中大統領と金正日国防委員長との歴史的な首脳会談の開催を祝うと共に会談の成功を祈るメッセージを発表しました。

・北韓の南北首脳会談を急きょ1日延期するよう求めてきたことについて、野党ハンナラ党は11日声明を出し、過去に例のないことで準備の足りなさを浮き彫りにしたものだとして北韓の無責任な態度を批判しました。

・日本の青木官房長官は12日南北首脳会談が1日延期されたことについて会談の開催自体は心配ないという見解を示しました。

・北韓は南北首脳会談が1日延期されたことを12日のイタルタス通信とのインタビューで初めて確認しました。

・青瓦台のパクチニョンスポークスマンは11日今度の南北首脳会談では南北離散家族問題を南北経済協力と連携させて交渉する計画はないと語りました。

・南北首脳会談は当初の予定より1日延期されましたが、ソウルのロッテホテルに設けられた南北首脳会談のためのソウルプレスセンターは予定通り11日午前11時にオープンしました。

・金正日国防委員長は先月末に極秘で中国を訪問した際、中国の一国二体制について深い関心を示したと日本のNHKテレビが11日報じました。

・南北首脳会談を前にソウルを訪問していた平壌サーカス団が11日午後金浦空港からチャーター機で北京経由で平壌に戻って行きました。

6月10日(土)

・政府は来週の南北首脳会談を控えて各部署ごとに最終的な点検を行いました。

・国会は9日の本会議で南北首脳会談について支持する決議案を採択しました。

・金大中大統領は10日青瓦台で李漢東総理代行と会い、南北首脳会談で平壌にいる間の国政などに空白がないよう要請しました。

・米国は南北首脳会談について支持すると共に韓半島の緊張緩和の出発点になることを希望すると発表しました。

・韓国駐留米国軍は南北首脳会談が行われている間は実弾を使った射撃、爆撃演習を中断することになりました。

・米国と北韓はマレーシアのクアラルンプールで協議を行い今月25日から5回にわたって韓国戦争の際北韓で行方不明になった米国軍兵士の遺骨を共同で発掘することで合意しました。

・カトリックの教祖によって作られた団体「カトリック正義実現主催団」は南北首脳会談の開催に会わせて肥料1千トンと用水設備50セットを北韓の朝鮮カトリック教会に送ることになりました。

・今月4日震度7.3の強い地震で大きな被害を受けたインドネシアについて政府は3万ドルの義援金を贈る方針です。

・韓日文化交流会議の2回目の全体会議が9日東京で開かれ、両国の文化交流のあり方について意見を交わしました。

6月9日(金)

・野党ハンナラ党の李会昌総裁は南北首脳会談について野党としての立場を表明する記者会見を行いハンナラ党も党派を超えて協力するつもりだと述べました。

・ロシアのプーチン大統領は近く北韓を訪れ平壌で金正日国防委員長と会う計画について政府は論評を出し、南北首脳会談に前向きに寄与するだけでなく韓半島の緊張緩和に役立つものと期待させると述べました。

・金大中大統領は南北が分断されて55年も経っており、そろそろ南北の間にも変化が必要だという切実な理由から南北の首脳が会うことになった。今度の南北首脳会談ではこうした点で進展が見られるだろうと語りました。

・南北首脳会談がいよいよ3日後に迫っていますが、北韓は平壌を訪れる韓国の随行員と取材団の会わせて180人に対する身辺安全保障覚書を板門店の連絡官を通じて9日韓国に送ってきました。

・米国は北韓に対して現在執っている経済制裁のうち一部をなるべく早い時期に解除する計画だと米国ホワイトハウスのクローリースポークスマンが8日発表しました。

・米国が今年2月韓国製の炭素鋼管に対する緊急輸入制限措置を執ったことについて韓国はWTOの協定に違反するとしてWTOに正式に提訴する構えを見せています。

・金大中大統領と野党ハンナラ党の李会昌総裁は早ければ南北首脳会談が終わった直後の来週15日にも与野党党首会談を行うものとみられています。

・ポハン製鉄の民営化案が9日まとまりました。

・全経連(全国経済人連合会)ら経済5団体は9日会議を開き南北間の経済協力事業を円満に進めるため経済5団体が共同でプロジェクトを進めることを検討中です。

・米国プロ野球ロサンゼルスドジャースのパクチャンホ投手が9日ロサンゼルスで行われたヒューストンアストロズとの試合に先発登板し7イニングを投げて三振6つを奪い5対2で勝利投手となりました。(7勝目)

6月8日(木)

・小渕前首相の葬儀に出席するため日本を訪れた金大中大統領は8日森首相、クリントン大統領と相次いで会談し、韓、日、米3カ国の協力体制を再確認しました。

・来週平壌で開かれる予定の南北首脳会談は少なくとも3回以上行われる見通しとなりました。

・先月末中国を非公式で訪問した北韓の金正日国防委員長は江沢民国家主席との会談で南北首脳会談を受け入れた理由について金大中大統領から南北関係の改善についての意見を直接聞きたかったと説明したと毎日新聞が8日中国の高官の話として報道しました。

・金正日国防委員長は江沢民国家主席との会談で南北首脳会談が成功すればソウルを訪問したいという見解を示したと北韓情勢に詳しい中国の消息筋が7日述べました。

・南北首脳会談が終わった後米国は北韓に対する経済制裁措置を解除し、北韓はミサイル発射の見合わせについて一歩進んだ立場を表明することで合意した模様です。

・韓国政府は中国産ニンニクの輸入関税を最高315%まで引き上げると決定したことに対して中国政府は7日韓国製携帯電話とポリウレタン製品の輸入を暫定的に中断させると発表しました。

・日本のノンバンクにあたる中央総合金融は地方銀行のチェジュ銀行と合併することで基本合意し、了解覚書に署名したと8日発表しました。

・国連のアナン事務総長は7日韓国の中央日報に寄稿文を送り来週の南北首脳会談について支持を表明しました。

・IOCのサマランチ会長は今年9月に開かれるシドニーオリンピックに韓国と北韓が一緒に入場することなどを提案する書簡を北韓の金正日国防委員長に送ったと7日発表しました。

6月7日(水)

・来週に予定されている南北首脳会談で金大中大統領と金正日国防委員長だけの単独会談は2回行われる見通しとなりました。

・一昨年と去年の2回にわたって行われた日本の大衆文化の受入についての報告書がまとまり、政府は今月中に追加の受入を発表する方針です。

・来週の南北首脳会談のための3回目の先遣隊20人が7日板門店を通って北韓入りしました。

・金大中大統領は6日韓国を知識情報強国として跳躍させると共に金融、財閥、公共、労働の4部門での経済改革を果たすためこれからは私が先頭に立って経済政策を検討していくと述べました。

・金大中大統領は8日夫人のイギホ女史と共に小渕前首相の葬儀に出席するため日本を訪問します。

・盧泰愚前大統領は7日中国の人民外交学会の招待を受けて中国を訪問しました。

・FIAは6日チューリッヒで理事会を行い2002年のワールドカップを6月1日から1日繰り上げて5月31日に開幕することになったと共同通信が報道しました。

・第3回光州ビエンナーレが7日閉幕しました。

6月6日(火)

・金大中大統領は顕忠日の記念式典で挨拶し、来週平壌で開かれる南北首脳会談が韓民族の平和と共同繁栄のための歴史的な出発点となるよう最善を尽くすと語りました。

・金大中大統領とクリントン大統領が8日東京で会談を行うことになりました。

・南北首脳会談の準備のため平壌入りしている韓国側の先遣隊が衛星中継装備を利用し、平壌から映像と音声をソウルに送る試験に成功しました。

・南北首脳会談の韓国側代表団として北韓入りすることが決まった大韓サッカー協会の鄭夢準会長は5日今度の北韓訪問の際今年10月レバノンで開かれるアジアカップサッカー大会に南北が一つのチームで参加する問題について北韓側と協議すると述べました。

・今年9月ニューヨークで開かれる国連ミレニアムサミットに韓国と北韓の首脳が共に参加することになりました。

・ILO(国際労働機関)は過去10年間市民の自由が回復した国として韓国を代表的な例に挙げており、韓国の労働状況が過去に比べて進展したと評価しました。

・外国からEメールなどで感染される新しいコンピューターウィルスが今年に入って急増しています。

・韓国の国宝と宝物など韓国の文化財78件84点を披露する特別展「父・魂・火」朝鮮王朝メイン展がオーストラリアのブリスベンクィーンズランド美術館で今月16日から始まります。

6月5日(月)

・金大中大統領と金正日国防委員長との南北首脳会談は来週12日と13日に少なくとも2回以上開かれるものとみられています。

・第16代国会の前半2年を担当する国会議長に民主党の李万ソフ議員が選ばれました。

・米国女子プロゴルフ界で活躍している韓国人のパクチウン選手21歳が5日米国女子プロゴルフツアー、キャシーアイルランドグリーンスドットコムクラッシックで初優勝しました。

・南北会談事務局のホンウンジュ運営部長をはじめとする2次先遣隊15が4日板門店を通って北韓入りしましたが、2次先遣隊は会談に必要な各種装備を会談予定地に設置した後7日板門店を通ってソウルに戻ってくることになっています。

・来週の南北首脳会談に参加する韓国側代表団130人の名簿が発表されました。

・国会は第16代国会法定開院日の5日第212臨時国会を召集し、16代前半期の国会議長団を構成した後金大中大統領が開院演説をしました。

・外貨危機に陥っていた東アジアの国々の中で韓国とマレーシアが比較的スムーズに危機を克服したものと評価されています。

・米国プロ野球ロサンゼルスドジャースのパクチャンホ投手がチームの攻撃に助けられ今シーズン6勝目をあげました。

6月3日(土)

・金大中大統領はIMF(国際通貨基金)のケイラー総裁と3日会談し、北韓がIMF(国際通貨基金)に加盟を希望する際協力して欲しいと要請しました。

・北韓の金正日国防委員長は今年8月15日に韓国を訪問するものとみられています。

・金正日国防委員長が中国を訪問し、江沢民国家主席など中国の指導部と会談したことについて日本と米国は歓迎するとしています。

・金泳三前大統領との盧泰愚元大統領が南北首脳会談を前にしてほぼ同時に中国を訪問します。

・およそ30年前西の海西海で北韓の警備艇に拉致されて北韓で抑留されていた漁民が北韓を脱出し、第3国で2年間逃げ回っているうちに韓国のマスコミ関係者や人権保護団体の協力で保護され近々帰国する予定であることが分かりました。

・先月29日初の韓国公演のためソウル入りしている北韓の平壌サーカス団の公演が4日から始まります。

・金大中大統領は情報文化の月記念式でのメッセージで今年中に学校でのインターネット使用を無料にする方針を発表し、全国の小学校、中学校、高校が今年2学期からインターネットを無料で使用する見通しとなりました。

6月2日(金)

・金大中大統領は南北首脳会談のため12日平壌入りする際ソウルから飛行機で入り14日は板門店を通って陸路でソウルに戻ってくるということです。

・金大中大統領の平壌訪問に同行する韓国側の随行員130人と取材記者50人の名簿が決まりました。

・北韓の金正日国防委員長は先月29日から3日間北京を非公式に訪れ江沢民国家主席と2回に渡って会談したと中国外交部が1日明らかにしました。

・北韓と中国の緊密な対話が韓半島の平和と安定に寄与するだろうという見解を示しました。

・韓国の自動車の米国市場での販売が好調を見せています。

・労使政委員会の労働時間短縮特別委員会は2日労働組合側が主張している法定労働時間を今の週44時間から40時間に短縮し、週休2日制を導入するなど労働時間の制度を改善するため特別委員会による合意案を9月下旬までにまとめる方針です。

・与党民主党と野党ハンナラ党は第212臨時国会を今月5日から1ヶ月の会期で開くことにし、3日両党の所属議員252人による臨時国会召集の要求書を国会に提出しました。

6月1日(木)

・IMF(国際通貨基金)と韓国との定例協議が1日から始まりました。

・鄭周永名誉会長と息子の2人が経営から退くと発表したことについて政府は前向きに評価するとしています。

・今月12日に行われる予定の南北首脳会談の事前準備のため北韓入りしている韓国の先遣隊について、北韓の平壌放送が1日報道しました。

・政府は南北首脳会談に同行する韓国の代表団130人のリストを2日に発表する予定です。

・先月5月の貿易収支が13億7千万ドルの黒字となりました。

・現代グループのチョンモンハン会長は1日辞職届を記者団に公開し、金剛山観光など北韓との経済協力事業を担当する系列会社現代アサンを除いた全ての系列会社の取締役を辞任すると発表しました。

・金融監督委員会のイヨング委員長は1日、現代グループの問題で重要なのは専門経営か体制を敷くことであり、その意味でチョンモング会長が専門経営者として資格があると認められたとすれば経営に参加するのは問題にならないと述べました。

・ボスワスソウル駐在米国大使は31日韓国駐留米国軍に関する韓米地位協定の改正に向けた米国側の案を李廷彬外交通商長官に伝えました。

・韓国と日本の歴史に関する研究促進を目指して設けられた「韓日歴史研究促進共同委員会」は31日、韓日両国の歴史研究のあり方についての課題を両国政府に勧告しました。

・経営専門誌の月刊「現代経営」が1日まとめたところによりますと韓国の代表的な企業100社のうち土曜日を休む週休2日制を実施している企業は73社であることが分かりました。

・2000年代に入って初の環境に関する万博「ハノーバーEXPO2000」がドイツのハノーバーで始まりました。

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