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★さいたまバス停統計 2002.9.23更新

県内の市のバス停数の統計をまとめてみました。 →バス停統計表(別ウインドウで表示)

バス停数は、路線バス停(小江戸巡回バスも含む)、循環バス停
の合計で、2002年7月30日現在です。(駅のバス停、高速バス専用を除きます)

各市を比較してみると、意外なこともわかって興味深いものです。

(1)バス停数
 県内で最もバス停が多いのは、なんといっても100万都市であるさいたま市で、
 全部で701あります。
 それに続いて、川越市、川口市、上尾市、所沢市がバス停数が多くなっています。

 来年の4月には、さいたま市が政令指定都市となり、区役所までの循環バスが 
 走る予定になっているので、さらにバス停の数が増えることでしょう。
 また、川口市は人口が少ない川越市に負けていますが、今年11月に循環バスが
 運行されるので、川越市を抜くものとみられます。

 一方、面積が狭い上福岡市や志木市などでは、バス停数が少なくなっています。
(2)人口1万人あたりのバス停数
 次に、各市のバス停数を人口で割った数字を見てみます。
 この数字は、都市の発達にどれだけバスネットワークが追いついているかを示す指標です。

 県内で最も人口あたりのバス停数が多いのは、意外?にも幸手市です。
 幸手市の数字が高くなっている理由としては、循環バス(本数は1日4本のみ)のネットワークが
 複雑に張り巡らされており、その一方で人口がそれほど多くないためと考えられます。
 このほか、多種多様な循環バスのルートがある桶川市や加須市などでも
 人口あたりのバス停数が多くなっています。

 一方で、県内で最も人口あたりのバス停数が少ないのが、人口20万人の春日部市です。
 春日部市は、循環バスの運行がされておらず、一ノ割駅など駅前広場の整備が進まず、
 バスが運行できない地域もあることが原因と考えられます。
(3)面積あたりのバス停数
 さらに、各市のバス停数を面積で割った、いわば「バス停密度」の指標を見てみます。
 「バス停密度」は、バス停へのアクセス性を示す指標です。

 県内で最も「バス停密度」が高いのは、全国で最も人口密度が高いことで知られる蕨市です。
 1km四方に、約15箇所のバス停がある計算になります。
 全国的に見ても面積も非常に狭い蕨市では、市内をくまなく路線バスネットワークがあるほか、
 今年の3月からコミュニティバス「ぷらっとわらび」が運行されており、バス停数も多いためです。

 同様に、面積が狭く循環バスが発達している鳩ヶ谷市や和光市もバス停密度が高くなっています。
 一方で、市域に広大な山地を有する秩父市や飯能市では、バス停密度が低くなっています。
 また、バス停ネットワークが未熟な春日部市が低くなっているのも特徴的です。
※今後、運行本数など、さまざまな指標の統計を掲載する予定です。お楽しみに。。。